父は
弟と 接するときは
嬉しいみたいで
いつもと ちょっと 態度が変わります。
例えば
先日 弟から 家に
電話が ありましたが
そういうときは
電話の 横の 丸椅子に
姿勢良く 座って
右手で受話器を 持ち
左手は 軽く握り締めて
ももの 上に きちんと乗せて
「ハイ。ハイ。
わかりました。」
などと 言っています。
ぶ「・・・誰と 話してんの
あれじゃぁ、まるで
仕事の人と 話してる
みたいじゃん（笑）」
母「ふふふ 嬉しいんだよ」
一昨日は まだ 金曜なのに
土曜と 勘違いして
ゴミを 出そうと していました。
（燃えるゴミの日は 水曜と 土曜です）
父「あれ 土曜日と
間違えちゃった
」
母「今日は 金曜日です」
父は 自分の部屋へ 戻って
いきました。
ぶ「・・早く サトシの家に 行きたくて
勘違いしちゃったのかねぇ・・
」
母「どうだか（笑）」
そして 昨日
弟の 家に行く 当日も
なんだか ソワソワ しているみたいで
細かい 雨のようなみぞれが
降っているのに
父「ボクは 傘は 要らない」
と 言って
傘も 持たず
弟への お土産の 紙袋だけを
しっかり 持って
一目散に 家から
歩き出して しまいました。
ぶ「ちょっと 傘も 持たずに
お父さん 行っちゃったよ（笑）」
母「え
何やってるの
おかしいでしょ アハハハ（笑）」
結局 私の 傘を
父と ２人で さして 駅まで
行きました。
父は 早く 行きたくて行きたくて
楽しみで
傘なんて どうでもよかったんでしょうか。
ぶ「お父さん かわいい」
なんて 思わず 言っちゃいまして
しっとり 濡れてしまった
父の 髪の毛が 殆どない頭を
タオルで 拭いてあげて
しまいました。
母が
「アハハハハ」 と 笑っていました。
弟の 家で 食事が 出たとき
父と 母の お茶碗と 箸置きは
くまの プーさん でした。
父が プーさんの お茶碗で
食べているのが すごく 面白くて
私は 写真を 撮りたかったですw
そして 家を 買う件で
弟に 相談を 受けているときの
父も ちょっと 誇らしげで
嬉しそうでした。
ローンを 支払う銀行 に ついて とか
パーセンテージとか
私が よくわからないことを
２人は 喋っていました。
腕を 組んで ちょっと のけぞって
「まー しばらくは ゆっくり
調べてみる ことだな
」 と
言っていました。
父が 今の 家を中古で買った頃は
バブルで 一番 金利（？）が
高かった頃です。
金利（？）が
7.8％ とか ナントカ で
結局
実際の 価格の 倍くらい
払わなければ ならなかったそうです。
父は これまで
家や 自分の奨学金や
私たちの ことで
ものすごく お金を 払ってきた 人です。
それを 思うと
本当に すごい人だ と 思います。
本当に 父って すごい。
