朝、お弁当を作ろうと
冷蔵庫をのぞきます。
すると、
賞味期限を1ケ月過ぎた、チーズ入りはんぺんが出てきました。
未開封でお弁当サイズの4コ入りです。
「お母さん、これ、賞味期限1ケ月も過ぎてるよ～」
「えぇーっっ
、あーんもったいなーい
。ちょっと貸してみて」
母は、封を開けて、中のニオイをクンクン・・・
「大丈夫だよ！！食べられる！！」
「えー・・・大丈夫かなぁ・・・」
「大丈夫！大丈夫！全部焼いておいて。
私もお昼に食べるから」
これ、我が家ではよくある会話です
私のお母さん。
買い物が大好きで、ついついちょっと買いすぎてしまいます。
冷蔵庫はいつも賞味期限が切れたもの、
ひからびてしまった野菜などが入っています
食べられるか、食べられないかは
母がニオイを嗅いで、その判断で決まります(笑）（笑）
ところで、今回はさらなる面白い展開がこの後にありました。
２日ほど前に、私は自分用に菓子パンを買いました。
そのパンが入った小さな紙袋を冷蔵庫に入れておいたのですが
母がこう言ったのです
「そういえばさ、ちょっとあんた、冷蔵庫にずーっと入っているやつ
あれ何よ？」
「え？冷蔵庫にずーっと入っているやつって・・・？？
・・・もしかして、紙袋のこと・・？」
「そう！！あれ、何？？」
母はいかにもそれが邪魔で、どけてくれといわんばかりです
「えー？？？一昨日冷蔵庫に入れたやつだよ？
二日だけじゃん（笑）（笑）『ずーっと』ではないでしょう？
１ケ月以上賞味期限が切れているものの方がよっぽど
『ずーっと』じゃないの？おかしくない（笑）」
「だって！！あれは見えなかったんだもん！！
あんたのは目についちゃうんだもん！！！」
・・・だそうで。（笑）
「人っていうのはね、そういうもんなんだよ！」
と言ってました（笑）
まぁ、そういうこともあるかもね。
私は、お母さんが買って来た
冷蔵庫の中の賞味期限が切れたものが
たくさん目に入るけれど
お母さんには、それが見えていない。
お母さんは、自分が買ってきて冷蔵庫に入れた覚えのないものが
よく見える。
人って、みんなそれぞれ、見えているものが違う。
