ビーナスラインツー～ぶどう峠の苦難となんもく村自然公園でキャンプ～

に行ってきました。
ビーナスライン行きたかったので、念願かなった８月末の事。
標高高いから、暖かい今がツーリングのアタックチャンス。

すっかり早朝（というより夜中？）出発の走行が気に入ってしまった～。
いつも昼間はギッシギシに渋滞している新目白通りも、さすがにこの時間はガラガラ。
まだほんの少し夏の蒸し暑さを残しつつも、走り出せば荷造りでかいた汗も一瞬で吹っ飛ぶってモンです。

信号もほとんど赤から青にバンバン替わってくれて、まるで我が道路のようにスイスイ走っていると、旅支度を終えて出発するバイカーが思った以上にちらほら抜いていきます。
みんなどこへ行くのかな。

お互い良い旅をー♪

この日も練馬ICを３：３０に通過。

今回のルートは本庄児玉ICで降りて、神流湖沿いの４６２号をトコトコ。
十石峠を越えて長野県入り。
十石峠はなかなかの酷道だという噂なので、初体験だわい。わくわく。



神流湖沿いで迎える朝日。
うわー、今日はいい天気になりそう。

おもわずバイクを止めちゃうよ。

事故なく無事に楽しめますように～。

この神流湖周辺は、あまり日が当たらなくて、実は早朝とっても寒くて凍えながら走ってました。しかも心霊スポットとしても有名だっつーことが、比例して寒さを呼ぶね！！
８月末だし、ジャケットの下はTシャツしか着てなくてさぶぃ～。
なので、この朝日がどれだけ嬉しかったことか！緑がまぶしー！太陽サイコー！

ひとしきりいいテンションで走ったらのどが渇いてきたので、ハヴアブレイク。

うおー！寒いのに・・・８月だからってホットドリンクが１本もないっ！
数本だけでも入れておいてほしいー！こうゆう地形のところは、夜明けは寒いんだよ！
なんて、しぶしぶ「ファンタゼリー」シェイクするジュースを購入。

わわわっｗ
ありがとうカードなるものがｗｗｗ

ご丁寧に手書きで本人直筆コメント！
かわいい！！ですね！！
(´▽｀)ダイドーの石井さんという方か・・・ふむふむ。


隣の自販機にもあったｗｗｗｗｗ
石井さんｗｗｗｗ顔文字かわいいｗｗｗｗ石井さんラブ

こんな缶コーヒーもあった。

すっかり石井さんの暖かいコメントで満足したのでした。

秋のコメントはどんなこと書いてあるんだろう。
石井さん・・・お仕事頑張って下さい。


再び走り出す。
この景色はなかなか圧巻です。山の上半分をスパっとカットされたようなビジュアル。

てくてく走って行き、十石峠の入り口まで来ました。

黄色いスポーツカーが黄色い看板の手前で立ち往生。

そこにあった看板には「十石峠通行止め」の文字が。
Σ(~∀~||;)ガーン！

どうやら倒木やらなんやらで通行できない様子。

・・・でもバイクだったら、もしかしたら通れる範囲かもしれない！

（↑危険な発想）※よいこはマネしないように。

看板の横をすり抜けてしばらく先へ進んでみることにした。
そしたら後ろからカップルタンデムのビックスクーターがついてきてしまった・・＾＾；
「走り抜けられる保証はありませんからねぇ～」なんてテレパシーを送りつつ、いけるところまで。

そしたら、直後に「パーパパパッラパパーラー！！！！」
とサイレン！！？？
「やだ！なによ！？こわい！無断で進入したから？」
とおびえてたら、目の前のおうちの庭に小学生の男の子とお母さんが、
ラジオ体操しはじめて
よく音聞いたら、ラジオ体操の音でした。
本気でびっくりしたんですよ。

夏だもんね。
子供が少ないから、近所に集まるとかじゃなくて、各家庭でラジオ体操するのか。
早朝に村全体に響き渡る音量でラジオ体操流すって斬新だな～。

ひと安心して進むと、ついに本物の「通行止め」に。
バッチリ柵がおりていて、走り抜けることが出来ず。

「やっぱりだめでしたかぁ！」
と、後ろをついてきていたビックスクーターの男性。
「残念ですけど他の峠を通るしかないですね～」と私。
タンデムの女性も苦笑い。

狭い道でUターンしてスタート地点へ。
「南牧から大上峠か？いや～それは遠いなー他に長野へ出れる道は・・・」
ツーリングマップルとにらめっこして、悩んで決めたリルートは”ぶどう峠”

なんとかわいい名前なんでしょ。

なーんてランラン気分で行ったら余裕で死亡でした。

ものっすごい傾斜と急カーブの連続で２速３速を行ったり来たり。
運転忙しいな！！！
標高が高く、どこまでも続くカーブ。
ちょっと前にチャリダーさんが走ってる情報を見たけど、ここ走るチャリダー根性あるな！
こんな山道しんどいよ（泣）。

そして工事中だというガリッガリのダートが登場！
「ギャー！」
しかもダート走行中にあおってくる軽トラックのおじちゃん。
あおるのやめれー！
そりゃ軽トラックはお得意の道でしょうが、こちとらいつ倒れてもおかしくないんじゃ。
そろ～りと左へ寄って、道をゆずってひと安心。
「おちついて～ふーふーっ」
呼吸大事に。
こんなところで立ちごけしたら、道が悪すぎてバイク起こすときにギックリ腰再発するわ。
ダートを抜けた後も、しばらく狭い坂道と急なカーブは続く。

必死にてっぺんまで行き、ようやく長野の山々を見渡す事が出来ました。
「ふー（;´▽｀A``　ぶどう峠おそるべし。」



無事に山越えを果たし、穏やかな長野県へ突入。
きもちえぇ。


初めての道に四苦八苦しながらようやく「ビーナスライン」という道へ。

ああ、ここがうわさの道。
ステキ。
まるでアルプス。草原の草花が風にふかれてサワサワしてるー＾＾

空がキレイ。
空気の層によってくもの形にはっきりと個性が出ていて、素晴らしい・・。

空に感動してしまって、自分のバイク撮るの忘れてた。

空写真ばっかりあるな。でもすごくキレイ。

一応のゴール地点、美ヶ原美術館。
駐車場には黄色いスポーツカーだらけ！
十石峠で立ち往生していたあの車も、もしかしたらこのイベントに来ているのかも。

まーバイクの多さにびっくり。
みなさん各地から。

ちょうどお昼どきだったので、混雑するのも無理ないね。
２階のレストランでごはんにしようとしたけど、ため息のでるような行列。
あきらめて、１階でお食事に。

あービール飲みたい。
いい景色だもの。


でも我慢。


キャンプ地に向かいます。

途中、すばらしいカットのほどこされた植木をバックにパチリ。

今日のキャンプ地はなんもく村自然公園キャンプ場

山の中にぽつんとひっそり村で運営しているキャンプ場。
林間学校とかにも使われているみたいで、意外にキレイ。そして広い。

ここのキャンプ場の情報、あんまりないから載せておく。

管理棟がある道路の反対側に湧き水があって冷たくておいしい。
注意事項。
お風呂の時間に注意。

大人１人＋バイク１台で2,100円。
ちょっとお値段張るけど、展望風呂もあるし、そこは目をつぶる。


展望がすばらしく良い。

地元のスーパーで買い込んだお酒とおつまみとラジオ。
たまたまテントサイトがお隣だった旅人２人と一緒に酒を交わす。
ここにくるのは２回目だとか。翌日ビーナスラインに行くといっていたので、
情報交換。


人工衛星が通り抜ける夜空の下で飲むお酒はおいしい。
よなよなエールビールがほんのり甘みがあってこの夜にはピッタリでした。
うまいー！！
よなよなえっほ。

翌朝、５時に目が覚めてそのままあさごはんのしたく。

バババーーーン！！これ持って来ちゃったぜー！
お・ぎ・の・やｗ
これで朝ごはん炊くぜぇ～

想像以上にふっくらおいしいごはんが炊けました。
よくできました。



立つ鳥跡を濁さず。
キレイキレイにして、お隣さんにお別れし岐路に着きます。





刺激的な２日間でした。

自分のテントサイトの横にあきらかに新しい熊のフンらしきものがあって、
おびえてなかなか寝付けなかったというオチは恥ずかしくて言えない。

Qちゃんにはシャキシャキレタスをおみやげに。

無事帰宅しました。


明日から吾妻スカイラインへ。
夏の記事書いて、明日から真冬の装備。

夏のネタ、まだあるんだよねぇ。


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