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ジョン・レノンのベスト盤


workingclass


ジョン・レノンについて引き続き。

ジョンの死後、ベスト盤やら編集盤が色々出ている。
一番新しいベスト盤はその名も「決定盤 ジョン・レノン~ワーキング・クラス・ヒーロー」だ。


このアルバムは2005年に出たもので、ジョンの生誕60周年、没後20年の記念盤ということらしいが、ファンの間では評価が分かれている。
昨日もちょっと書いたようにAMAZONレビューで色んな意見が述べられていて、なかなか面白い。

ここへ来てタイトルに「ワーキングクラスヒーロー」を持ってきたことについては評価したい。
しかし
CD2枚組で全38曲も入っている。
これはちょっと無理があると思う。

ジョン・レノンって、生前7枚しかソロアルバムを出してないんだよね。(『ジョンの魂』の前の3枚の前衛作品は数に入れなくてもいいだろう?)
その7枚のうち、『ロックン・ロール』はカバー集だし、最後の『ダブル・ファンタジー』はジョンの曲は半分しか入ってない。
死後にでた『ミルク・アンド・ハニー』は全曲未発表だから数に入れるとしても、そこから38曲ってのは多すぎるよね。

肝心の音楽は実に素晴らしい。全部いい。
だってジョン・レノンなんだから当然だ。

でもベスト盤ってことを考えると、ジョンの短いソロキャリアの中から38曲ってのは無理がある。
最初からCD2枚組で出すことを目的にしている感じだ。

ベスト盤としては昨日写真で紹介した『レノン・リジェンド』がよくまとまっているから、あれでいいと思うね。

『レノン・リジェンド』は20曲入りなんだけど、その20曲は全てこの『決定盤』にも収められている。
『決定盤』にしか入ってない曲ももちろんいいんだけどね。
代表曲っていうのとはちょっと違うんじゃないかな。
アルバムの中で聴けばいいような感じだ。
『女は世界の奴隷か!』みたいな曲もあるけれど。

ジョンの生前に出たベスト盤に『シェイブド・フィッシュ』っていうのがある。
俺はこのアルバムをLPで持っていて、よく聞いたものだ。
このアルバムは単なる寄せ集めではなく、一枚のアルバムとして考えていいくらいのパワーがある。

ジョンには『コールドターキー』『インスタントカーマ』『パワー・トゥ・ザ・ピープル』っていう必殺シングル三連発があって、『シェイブド・フィッシュ』にはこれらが収められているんだから、そりゃすごいっすよ。
ジャケットだってアーティスティックでかっこいいし。

『決定盤』の聖人面したジャケットとは大違いだ。(しかもこれって『メンローブ・アヴェニュー』っていう編集盤でも使った写真だし(;O;)


shavedfish









『決定盤』にはジャケの内側に、はっきりしたメッセージが記されている。

曰く「この音源を勝手に複製して人にあげたり、ネットにアップしたりするのは違法である。そのような行為はいわば音楽を盗んでいるのと同じであって、それはアーティストを含む音楽製作に関わる人々を傷つける行為だ」

うろ覚えで書いているので、間違いもあるかもしれないが、大体このようなニュアンスだ。

それならば言わせてもらおう。

同じネタを元に、殆ど同じような作品を何回にも小分けして発売したり、単なる練習を録音したテープを「ホーム・バージョン」などと称して商品化したりするのはファン心理につけこんだアコギな商売であり、そうした行為によってファンを裏切っていることになるとは思わないのか?

12月のジョン・レノン


ジョン


12月になるとジョンレノンを想うことが多い。

8日が命日だからっていうこともあるけれど、それだけではない。

ジョンにはHappy Xmasという名曲があり、12月になると耳にする機会が増えるのでそれでしみじみした気持ちになるのだ。

とはいえ、昨今のクリスマス商戦にはいい加減食傷しているよね。
デパートで働いている人なんか、毎日毎日聞かされるのでHappy Xmasなんかも嫌いになったりするという話さえ聴いたりして。(;O;)

それでもやはりジョンは12月が似合うと思う。きっとジョンの曲というのは内省的なものが多いからじゃないかな。
ビートルズ時代のHelpにせよ、Motherとかさ。

この冬はジョン・レノン関連は結構にぎやかなんだよね。
その割りにメディアを賑わしてはいないみたいだけど。

映画が2本。『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』と『チャプター27』
『チャプター27』っていうのはジョンを射殺した奴の映画なので、ジョン関連と言っていいのか議論のあるところだろうけど。

一方の
『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』の方は70年代の平和運動なんかについての映画みたいで、オノヨーコが舞台挨拶に来日したりもするらしい。

こちらの方もまた、ジョン=平和の使徒みたいに祭り上げてる感じでいささか食傷気味って感じもなきにしもあらずだ。

それでも久しぶりにジョンを聴いてみようかなって気持ちになった。
そこでベスト盤をレンタルしてきた。

ジョンのソロは殆ど全部持っている。CDとLPと合わせれば、だけどさ。

最近はボックスセットだの未発表バージョンなど、俺らみたいな世代を相手に商魂たくましくどんどんリリースされているよね。
ジョンのベスト盤だって何枚も出ている。
ベスト盤についてはファンの反応もまちまちみたいだ。AMAZONレビューを読むとそのあたりがよくわかって面白い。

まあさすがにそこまで付き合えないので、レンタルでよかろうと思ったわけだ。

ベスト盤という形で改めて聞いてみると、ちょっと新鮮だ。
当たり前のことだが、その魅力は少しも色あせていない。

メディアを通じてもたらされるごちゃごちゃとした情報を抜きに、作品に向かい合うと、やはり心にしみいるものがあるね。

やっぱり1980年、40歳というのはあまりにも早い死だったね。
あそこであんなことがなければきっと今も活動していただろうから、いろんなことがずい分違ってただろうにな。

悲しいこと


sponichi

韓国“偽装工作”&執念死球も及ばず

http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/npb/kfuln20071203001008.html
 

 ≪ 紳士協定あったのに…≫IBAFが主管する今大会は試合開始30分前、五輪なら1時間前にプレス用に先発メンバーが発表される。これは仮のもので、ルール では試合開始前の整列時にメンバー交換されるものが最終的なオーダーとなる。ただ、今大会は11月30日の監督会議で“紳士協定”として発表後の変更はし ないように確認したばかり。全日本アマチュア野球連盟・柴田穣氏は「アジア同士の試合ではよくある。韓国はよくやりますね」と話した。


ていうことなんだけど、どうして韓国はこういうことをするんだろうか。
悲しくなる。

こういうことがあると嫌韓流の連中が大喜びだろう。

俺は嫌韓流の連中の言っていることに対して共感できないし、常々不快感を持っている。

でも事実として韓国がこういうやり方を続けているというのもあるわけで。
韓国側がこういう嫌韓流を正当化してしまうような行為を続けていることには悲しくなるよ。

仮に今回韓国が勝っていたとしたらどうだったろうか。
日本側として素直に賞賛できただろうか。
結局遺恨を残すんじゃないか。

嫌韓流って、もともとサッカーの日韓ワールドカップをきっかけに広まったっていうよね。
サッカーにおいても依然としてマナーの悪いファンが多いっていうしさ。

本来友好のために行っているこうしたイベントの結果、却って仲が悪くなってるんじゃしょうがないじゃないか。


今回の野球では、テレビの解説は本当に日本一辺倒でさ。
相手チームのことなんて全く興味ないって感じなんだよね。
亀田弟の世界戦を思い出してしまったけど。

そういう日本のテレビにもうんざりだけど。

とにかく、韓国側がこういうやり方をしてたってことにはまったくがっかりだ。