映画「メッセージ」を観てきました。
SF映画好きというわけではないのですが、面白い友人がとてもおもしろかったと言ってて気になったので^^
主人公がSF映画にはめずらしく女性の言語学者なんですよね。
エイリアンと闘う系ではありません。
突如現れた球体型宇宙船。言語学者のルイーズは謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、人類に「何」を伝えようとしているのかを探っていくのだが。。。
というあらすじだけ読んで観に行きました。
とーーーってもよかったです!!!
「争い」ではなく「対話」をすることで非ゼロ和(non zero sum)になる。
この「非ゼロ和」という耳慣れないワードはこの映画におけるキーワードのひとつです。
ゼロサムを耳にすることはありましたが、この非ゼロ和は初めて聞きました。。
ゼロサムとは、一方の利益が他方の損失になること。合計するとゼロになること。つまり、ある人が勝つと他の誰かが必ず負ける。
で、非ゼロ和は??
困ったときはWikipediaで(笑)
非ゼロ和(non zero sum)とは、複数の人が相互に影響しあう状況の中で、ある1人の利益が、必ずしも他の誰かの損失にならないこと、またはその状況を言う。
つまり、すべての人が得られる方法がある。
非ゼロ和になるには対話が必要。
コミュニケーションが必要。
相手を知ろうとすること。
違いを知るということ。
そして、価値観はそれぞれで正しいとか悪いではない。
その上で、非ゼロ和になる方法を対話すること。
win-winと近いけれど、非ゼロ和は双方ではなくもっと複数の場合。
もう少しすてきな日本語訳があればいいのになーと思いました。
そして、この映画を観て私の琴線に触れたのは
時間の概念です。
過去、現在、未来の時間の流れについて。。
これについては次、改めて書きますね!
〓〓〓〓ここからネタバレ〓〓〓〓
主人公のルイーズが中国のシャン将軍に電話で伝えたこと。
奥さんが最期に言った言葉と同じだった、というものですね。
字幕には表示されませんでしたが、
「戦争には勝者などなく、ただ未亡人が残るのみ」
と言っているそうです。
言葉は"武器"になる。
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Seiko