免疫力をアップするには、生活習慣(衛生的環境、呼吸、食事など)を整えるのが個人でできる対策ですね。

それに加え、私はアロマテラピーを学んでいてマイティーが具合が悪い時にも利用したのに、それを自分には怠っていました!

アロマは五感を通じて身体全体に吸収されて体に作用するという効果が実証されています。皮膚を通して身体の芯まで届き、心にまで作用します。

 

肺に効くアロマなどと書かれている文章は沢山あります。

でも実際は、肺に良い環境をつくるのか、肺の機能を活発にさせるのかがあやふやなものが多いです。

抗菌作用があるといっても、空気清浄するのか?咳などの症状を和らげるのか?肺を綺麗にするのか?肺を強壮するのか?明白になっていないものが多いです。

 

そこで、INTERNATIONAL FEDERATION OF AROMATHERAPISTS

(IFAは1985年に創設されたアロマセラピーにおける最初の運営組織)のサイトがとても参考になります。

空気を清浄する、免疫機能を高める、感染病原菌に直接作用する、その他としてホルモンやストレス緩和などから体の免疫力を向上するもの、咳や痰を緩和するもの、がきちんと分類されています。

以下貼り付けます。


効果的な精油

 
 
浮遊微生物に対して空気清浄の役割をもつ精油 ~ディフューザー、スプレーボトル、エアロゾルで精油を使用する場合

ウイルスに空気感染することを防ぐために、周囲の空気をできる限り綺麗な状態に保つことと、感染力のある細菌の働きを抑制することが重要です。綺麗な空気を保つ方法は、精油を空気中にさっと振りかけて、健康に害のない状況をつくることです。精油を空気中に広げることで、免疫機能を刺激する効果もあります。空気清浄の効果がある精油は、下記の通りです。

精油名(植物学名)

効果

ベルガモット(Citrus bergamia Risso et Poit.)

感染防止効果、抗ウイルス効果、体臭防止効果

シナモンリーフ(Cinnamomum zeylanicum Nees)

強い抗菌効果、空気中の殺菌効果

ユーカリ全種類(Eucalyptus globulus labill.、Eucalyptus radiata、Eucalyptus smithii)

抗菌作用による感染防止効果、抗ウイルス効果、免疫刺激効果

スパイクラベンダー(Lavendula latifolia)

感染防止効果、免疫刺激効果、粘液融解効果

メイチャン(Litsea cubeba)

抗菌効果、空気清浄効果

ペパーミント(Mintha piperita)

抗菌効果、抗ウイルス効果、空気清浄効果

免疫刺激剤、抗菌剤、抗ウイルス剤

免疫機能を高め、感染病原菌に直接作用する精油は下記の通りです。

精油名(植物学名)

効果

ベルガモット(Citrus bergamia Risso et Poit.)

抗ウイルス効果、抗菌効果

カジャプト(Melaleuca leucadendron)

抗ウイルス効果、抗菌効果、去痰薬、免疫刺激効果

ユーカリ全種類(Eucalyptus globulus labill.、Eucalyptus radiata、Eucalyptus smithii)

抗ウイルス効果、感染防止効果、抗菌効果、解熱効果、免疫刺激効果、去痰薬としての効果

ラバンジン(Lavendula latifolia)

抗ウイルス効果、抗菌効果、去痰薬としての効果、感染防止効果

レモングラス(Cymbopogon citratus DC Stapf.)

抗ウイルス効果、抗菌効果、感染防止効果

マヌカ(Leptospermum scoparium)

抗ウイルス効果、抗菌効果、免疫刺激効果、鎮咳薬や去痰薬としての効果

メリッサ(Melissa officinalis)

免疫刺激効果、鎮咳薬や去痰薬としての効果

ネロリ(CT Cineole、Melaleuca quinquinervia、Melaleuca  viridiflora、Melaleuca quinquenervia(Cav.)S.T. Blake Linalool/Nerolidol Chemotype)

抗ウイルス効果、抗菌効果、去痰薬としての効果、免疫刺激効果

ラヴィンサラ(Cinnamomum camphora)

抗ウイルス効果、抗菌効果、感染防止効果、免疫刺激効果

ローズマリー(ローズマリー・シネオール)

抗菌効果、去痰薬としての効果

ティーツリー(Melaleuca alternifolia Cheel)

抗ウイルス効果、抗菌効果、感染防止効果、免疫刺激効果

タイム(Thymus vulgaris)

抗菌効果、感染防止効果、免疫刺激効果

 適応促進薬、酸化防止剤としての精油
適応促進薬として

適応促進薬に分類される精油の中には、身体の機能を正常化し、ホルモンバランスの崩れやストレスから解放する効果があります。精油を使用する際の心身の状況によって、元気を取り戻したり、刺激を受けたり、回復力がアップしたり、癒されたり、痛みを和らげたりする効果を発揮します。さらに、ストレスホルモンを正常のレベルに抑えたり、スタミナを増強したり、免疫応答機能を高めたり、血圧や心拍数や呼吸速度を正常にしたり、炎症を抑制したりする効果もあります。病気の予防や回復にも効果的です。適応促進薬として効果的な精油の例として、ベルガモット、フランキンセンス、ローズゼラニウム、ラベンダー、レモン、メリッサ、ローズネロリ、ターメリックルート、イランイランが挙げられます。

酸化防止剤として

身体のバランスを保ち、酸化ストレスを防ぎ、免疫機能を改善する効果があります。身体の健康維持をサポートします。有効な精油の代表例は、シトラス、ブラックペッパー、ジンジャー、ホ―ウッド、オレガノです。

痙咳を緩和する精油

蒸気を吸う、または、チェストラブとして胸部に塗るのが最適な方法です。

鎮咳薬や呼吸器系の鎮痙薬として精油を使用したい場合は、ベンゾイン、サイプレス、ローマン・カモミール、フェンネル、フラゴニア、イニュラ、ラベンダー、グリーン・マートル、マヌカ、マージョラムなどが適しています。このうち、ベンゾイン、ローマン・カモミール、フラゴニア、ラベンダー、マヌカをお子さんや病弱な方に向けて使用する場合は、精油を0.5~1%に薄めてブレンドして、ディフューザーで使用してください。足裏にマッサージするのも効果的です。

 

アロマは効果があるからと言って好きな香りでないと精神的にリラックスできません。私は30種類くらい手持ちがあるので新たに購入せず、ベルガモットとローズマリーが大好きなので、空気清浄&免疫機能を高め感染病原菌に直接作用するものとしてその二つと、ティーツリーとペパーミントを使っています。去痰としてはベンゾインとローズマリー。ここにはありませんがフランキンセンスも免疫強壮・去痰・血行促進・ストレス緩和などの作用があるので使っています。

ベンゾインに関してはまた次に書きます。