昨日の日本科学未来館での展示内容で印象に残ったことの一つ。
「ぼくとみんなとそしてきみー未来をつくりだすちから」というコーナーがありました。
科学というまでではないのだけど、人間の脳のしくみや社会との関わり合いを小さい子でも学ぶことができる展示でした。
 
まずは「ひとり」の時。外の世界の情報を取り込んで「自分」を生み出す脳のしくみには感情、記憶、判断といったことがキーワードになります。
「ふたりで」は、模倣、同調、共感。
「みんなと」は、強力、言語と記憶、社会的ジレンマ。
そして、「未来のあなたは誰とどんな関係を築きたいですか、そのとき社会はどうなっているでしょうか。」と締めくくられていました。
 
この中で、大きなテーマにはなっていませんでしたが、私がおっ、と思ったのは、
「人間は2人だけよりも第三者が入った方が その 2人の関係がより深まる」という内容でした。
展示ではなく、体験で回すルーレットのようなおもちゃの中の文章だったと思います。
なるほどな、と思いました。
うちは今夫婦二人。二人だと落ちついてお互いを思いやる時間が沢山あるはず。でももしかしたら関係性は二人でなかった時から平行線に近いかもしれません。息子のこと、マイティーのこと、親族のこと、誰かしら介入していた方が力を寄せ合って助け合っていたような気もします。
勿論夫婦だけではありません。友人でも職場でも、2人よりもそのほかの存在があったほうがより深まるような気がします。もちろんこじれることもありそうですが…
 
ここからは、調べたことです。
 
第三者の介入は、社会心理学において「トライアングル効果」や「第三者効果」などと呼ばれ、2人の関係を強固にする大きな要因として知られています。
関係が深まる主な理由は3つ。
  • 客観的な視点の獲得:2人だけではマンネリ化したり感情的になりやすい関係も、第三者が入ることで互いの長所や新たな魅力を客観的に再発見できる
  • 共通の目標や話題の誕生:第三者をもてなしたり一緒に協力して対処するプロセスが、2人の間の「共同体感覚」を育てる
  • 親密さの再確認:第三者と接したあとで「やっぱりこの人(パートナーや親友)といる方が落ち着く、気が合う」と無意識に絆を実感する
第三者の存在によって秘密の共有や連帯感が生まれ、2人きりの世界がより濃くなるってことですね。
でも、介入の仕方によっては依存や嫉妬を生むリスクもあるので、適度な距離感が重要かもしれませんね。