私は岩茶の水仙、奇蘭などは花またはその風味が入っているのかと思っていました。これも大間違いでした!

岩茶水仙は植物の水仙の花が入っているわけではなく、100%チャノキの葉(烏龍茶)だということ


蘭の花のような気品のある甘い香りが水仙の花を連想させることから名付けられただけ。

岩茶の生産量の中で肉桂という品種と並び、ポピュラーで人気のある岩茶のブランドだそうです。


では、なぜ同じチャノキから作られるのに、烏龍茶の中でこんなに味の違いが出るのか?

それは前にも書きましたが、主に「発酵度合い」と「焙煎(火入れ)」の2つの加減によって生まれます

職人がこの2つの工程をどうコントロールするかで、緑茶に近いものから紅茶に近いものまで劇的に変化します 。

・低発酵(約15〜30%):緑茶に近く、みずみずしいフレッシュな花の香りがします。

・高発酵(約70%):紅茶に近く、熟した果物やハチミツのような濃厚な甘い香りになります.

・浅い焙煎:茶葉本来のフルーティーさや花の香りが前面に出ます。

・深い焙煎:香ばしさ、ビターなコク、深いスモーキーさが出ます。

 

岩茶水仙の発酵度合いはかなり高めの「中発酵〜重発酵(約40%〜60%)」。

そして深い焙煎の代表格です。

この「高めの発酵度」に加えて、「じっくりと強い焙煎(火入れ)」を何度も繰り返すことで、水仙ならではの特徴が完成します。 まろやかで深い甘み、紅茶に一歩近づくコク
つまり水仙は、ウーロン茶の中でも「緑茶から最も遠く、紅茶に近いリッチな深みを持つポジション」にいるお茶なのです。
そして、発酵度が高くてしっかり焙煎された水仙は、何回お湯を注いでも(7〜8煎目まで)味が崩れずにおいしく飲めるというコスパの良さもあります👍
 
私は約 5g のティーバッグの10包入りを買いました。
店員さんは「約 1 L を作るのに熱湯で入れて 3 分から 5 分入れれば」いいと言いました。
茶葉から淹れない場合、美味しい味が引き出せる方法なのかなあ?と調べました。
結果、5gのティーバッグで1L、熱湯で3分〜5分という淹れ方は、日常的にゴクゴク飲むための作り置きとしては正解と分かりました。ただ、岩茶水仙の持つ「気管支を労る効果」や「血の巡りを良くする効果」、そして本来の「高貴な花の香り」を最大限に引き出すためには、淹れ方に1つだけ大切なコツがいります。
それは「熱々のうちに飲むこと」です。
劇的に美味しくなるステップは、
  1. 熱湯でしっかり抽出する  水仙は発酵度が高いので、熱湯で淹れても渋くなりにくい
  2. ティーバッグは必ず引き上げる 入れたままにすると雑味(えぐみ)が出てしまう
  3. 保温ボトル(水筒)に移す 1Lの温かさを保つために、魔法瓶や保温できるポットに移すのがおすすめ
  4. 「湯気」と一緒に味わう
店員さんが「冷まして冷蔵庫で4〜5日持たせられる」と教えてくれたのは、衛生面を考えたアドバイスとして正しいです が、お茶本来の健康効果を重視するなら、
1. 冷蔵庫に入れるなら「飲むときは温め直す」
2. 味を落とさないように冷蔵する:ウーロン茶は匂いを吸着しやすい性質があるので、必ず密閉ボトルに入れてしっかりフタをする。冷蔵庫内の他の食品の臭いが移るのを防げます。
3.ベストは「2日くらいで飲み切る」
お茶は空気に触れると少しずつ酸化し、4〜5日経つと「カテキン」などの体に良い成分や、水仙ならではの「蘭のような良い香り」が徐々に抜けていってしまいます 。
 
嬉しいのは、一度冷めたウーロン茶を温め直しても、「気管支を楽にする」「血の巡りを良くする(体を温める)」といった健康効果はちゃんと残っていることです。気管支の緊張をほぐす成分(カフェインやテオフィリン)や、血行を良くするポリフェノールは一度冷めても壊れないのです。
ただし、水仙(岩茶)の香りの成分は揮発しやすいので、冷める過程やレンジで再加熱する際に少し飛んでしまいます。飲む分だけを温めなおすこと、熱々にするけれど沸騰させない事がだいじ。
「香りを嗅ぐこと」も気管支やリラックスに良い影響を与えるため、温め直すときは「しっかり湯気が立つまでアツアツにする」べきで、湯気を鼻から吸い込みながら飲むことで、減ってしまった香りの効果を補うことができます。
でも沸騰寸前まで加熱するとお茶の成分が変質して苦みや渋み(雑味)が強く出てしまうので、70℃〜80℃の温度設定でレンジするように。
 
色々書きましたが、良いお茶を買っても淹れ方ひとつで台無しになってしまいますから、こだわりも大事!
このコツをおさえて、美味しく健康に効くように飲んでみましょう♪