以前は紀伊国屋や丸善など洋書を置いている高級な本屋さんにしかなかったような写真集でも、このごろは売れていればみつけられる事が多くなりました。

それに買わなくてもゆっくり座って図書館のように利用できる本屋さんも増えました。

それから図書館。機能的になって予約すれば同じ区の図書館から取り寄せることも出来るので近くが写真集のような大きな本を置いていない図書館でも是非借りたいと思うものが借りれるようになりました。とても嬉しいサービスですよね。


今回初めて写真集を借りました。

写真集はその場で眺めて「いいなー」と思って終わり借りてもそんなに見返すわけでもないので、購入は勿論の事図書館で借りることも思いませんでした。

でも先月に癒されたい気分になり水族館に行く前にAmazonで調べて評判の良い素敵な本を図書館で予約しました。


5冊借りたうちの2冊は三好和義さんの写真集です。

三好さんのプロフィール
1958年徳島県徳島市生まれ。小学校の時、大阪万博の会場をめぐり写真を撮り、写真の魅力に開眼。14歳の時、地元の「徳島新聞」に吉野川で撮影した作品が掲載。初めて報酬を貰いプロの写真家になることを意識する。
17歳で二科展に入選。銀座ニコンサロンで個展開催。どちらも当時、最年少記録で話題になる。

大学時代には雑誌「ブルータス」などで活躍。

85年にはデビュー写真集「RAKUEN」を出版、写真集としては異例のベストセラーになる。


今回借りた2冊は

『ニライカナイ 神の住む楽園・沖縄』 2002

『楽園全集』 2005


タヒチ、モルディブ、セイシェル、、ニューカレドニア、ハワイ、沖縄、などの南国の楽園だけでなく、

世界遺産や日本の和の風景の写真集もたくさん出していらっしゃいます。


『ニライカナイ 神の住む楽園・沖縄』 にかかれていましたが、中学2年(13歳)の夏休みに復帰されたばかりの沖縄に1人旅をして宮古島、石垣島、与那国島まで廻ったそうです。昆虫採集が目的だったけれどこの旅で美しい海やかっこいいカメラマンに会ったことが後々の人生を決定する出来事となったようです。

高1で又宮古島へ行きある漁師さんに会って何度も漁に連れて行ってもらうことで海に生きるすばらしさに感動して夢中でシャッターを切ったそうです。この時の写真が仁科展に入選してニコンサロンで個展を開くきっかけにもなり着々と写真家への道を歩み始めたのだそうです。


素敵ですね。憧れていたことに素直に没頭していく強さがあったのでしょう。

私も海が大好きで海の生き物の大好きで、今になってこそそれが好きだと大きく言えるのですが、若い頃はそれに没頭するのは軽すぎる考えのような気がして否定してしまいました。もっと他のすべきことを見つけなければならないと思って一番好きなこと避けてしまっていました。

25過ぎてダイビングをして夢中になりましたが結婚子育てで又遠のき、今人生折り返し地点を過ぎてやっと好きなことにもっともっと身を置いて楽しんでよいのだという気持ちになっています。


この写真集を見てニコニコ微笑んでしまう自分を感じ、水族館に行ったときと同じくアドレナリンが出ているのが分かります。音譜


沖縄には「神様の住むこの世とは違う別の世界がある」という言い伝えがあり、それが「ニライカナイ」だそうです。

三好さんが書かれています。「サンゴの盛りに潜っていると竜宮城に迷い込んでしまいそうだ。よく考えてみると内地にいる僕らにとって、今もたくさんの神様が人々の心に生きている神秘の国・沖縄こそが『ニライカナイ』なのではないか」


南の島では沖縄本島、宮古島、石垣島、座間味、屋久島、ポナペ、パラオ、サイパン、フィジー、モルディブ、ハワイ、セブ等に行ったことがありますが、海の素晴らしさもありますが、自然と共存する土地では神様(その地によって様々ですが)を敬って畏れている文化や暮らしに魅力を感じます。

私は都会よりもそういう土地の方が合っているかなと思います。


ちょっと違うことですが、ベルギー駐在時の友人(インド人でご主人はオランダ人)がお嬢さんにLani(ラニ)と名づけました。これはハワイの言葉で「天国・楽園」の意味と聞きました。

ニライカナイと似ていませんか?語源が同じなのかしら?