The Huffington Post
2015年01月22日 11時25分
過激派組織「イスラム国」に詳しいイスラム学者の中田考さんが1月22日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。イスラム国が湯川遥菜さんと後藤健二さんの2人の身代金として2億ドル(約240億円)を要求している問題で、中田さんは「イスラム国の支配地域に人道支援に限定する形で要求額と同額の資金援助をしてはどうか」と提案した。
また、現時点では中田さんに対して日本政府からの直接の要請はないが、「イスラム国とのパイプはある」と話した。
中田さんが会見で話した主な内容は以下の通り。
《「安倍首相がカイロで発表した中東各国への2億ドル供出の件ですが、中東の安定に寄与するためというのは理解できます。しかし、イスラム国と戦うため、と言いながら『人道支援だけをやっている』と言っても理解されない行為だと思います。2人が捕らわれているのは外務省も把握していたはずで、その状態で『イスラム国と戦う』と発言したのは不適切でした。
イスラム国と戦う同盟国に人道支援に限って資金援助するという論理は、イスラム国に対しても適用すべきだと思っております。これまでアフガニスタンやイラクで人道援助・経済援助の名の元に行われた政策は、スンナ派に対しては非常に扱いが悪かったと思います。
イスラム国の要求している金額ですが、人道支援、難民支援に限るという前提で、赤新月社(国際赤十字)を通じてトルコの仲介役となってもらって資金提供を行うのがいいかと思います。身代金を払うということではなく、トルコの仲介で赤新月社を通して、イスラム国の支配下にある地域の人々に人道援助を行うということです」》
中田さんは、元同志社大教授。イスラム思想の分野では国内屈指の研究者で、昨年3月以降、調査などで5回、「イスラム国」の支配地域に入り、現地の様子を発表している。
朝日新聞デジタルによると、中田さんはイスラム国に北海道大の男子学生が戦闘員として加わろうとしたとされる事件に関係しており、10月7日に「イスラム国の知り合いの司令官と連絡を取り、学生のシリア渡航計画を伝えた」と話していた。
(ハフィントンポスト 2015.1.22)
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なぜテロ事件は頻発するのか?フリージャーナリストの西谷文和さんはTwitterで次のように語っています。
《安倍首相もオバマも「テロには屈しない」というが、肝心なのは「なぜテロ事件が頻発するか?」である。原因が分からなければ治療もできない。原因は「あんたら自身にある!」のだ。イスラム国を空爆し、市民を巻き添えにすれば、新たな怒りを生む。日本はそこに金を出す。「十字軍に加わった」のだ。》
《「テロとの戦い」を演出している人々=軍産複合体にとっては、アフガン・イラク戦争で大儲けをしてきた。オバマも安倍首相も「飾り」なので、テレビで「テロには屈しない」と叫ばせて、イスラム国には残忍な行為を続けさせて、「空爆を続行すること」が大事なのだろう。武器が売れて儲かるから。》
《安倍政権だからこそこの事件は起こった、と思う。米国の空爆を支持して、集団的自衛権行使容認の政府。イスラム国の幹部はそんなニュースを知っている。日本はNATOと違って軍を派遣していないし、誰も殺していない。「先進国の中で、うちだけが平和主義ですよ」というスタンスを崩すべきではない》
《当面できることは、72時間の猶予時間を引き延ばすこと。交渉の時間を作ることだ。イスラム聖職者や自由シリア軍の責任者、スンニ派の部族長など、誰でもいい。「日本は誰も殺していないので、お前たちも殺してはいけない。米仏とは違う」というメッセージを伝えることだ。残された時間はわずか》
残された時間はわずかだというのに、安倍首相のしていることと言ったら…
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【これは酷い】安倍首相、イスラム国騒動の最中に企業団体の新年会に出席!残り時間が僅か24時間なのに呑気な挨拶!
2015/01/22 Thu. 19:00:33
真実を探すブログ
イスラム国に誘拐された日本人が殺害されるまでの期限が残り24時間以下となりましたが、安倍首相はこのような時期に企業の新年会で挨拶をしていました。報道記事によると、1月22日午後に安倍首相は新経済連盟(三木谷浩史代表理事)が開いた新年会に出席して挨拶をしたとのことです。
挨拶で安倍首相は法人税減税などについて語り、「今後もさらなる(減税幅の)上乗せを目指していく」との考えを示しました。
この報道を見た時の感想は「はぁ!?」ですよ!こんな重大な時期に企業の新年会で呑気な挨拶をしているなんて、私には信じられません。安倍首相もこの前の会見で「時間との戦いだ」とか言っていたのに、こんな場所で時間を浪費するとか普通はしないです。
イスラーム学者の中田考氏らが「イスラム国と交渉できる」と表明しましたが、このような方達を動員して何が何でも助けようという姿勢が日本政府からは感じられません。
最初に捕まった湯川氏は自民党議員とも関係のある民間軍事会社として現地に入っていましたが、本当はイスラム国に口封じをして欲しいのではないでしょうか?どうにも、自民党が本気で湯川氏らを助けようとしているようには見えないです。
(真実を探すブログより)
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AT教団兵さんはTwitterでこう述べています。
《中田先生がISISと連絡をとれていること、湯川さんと現地で接触できるかもしれないことは当時外務省にもちゃんと伝えてあったし、協力の要請もしていたけど、外務省から断ってきたという事実があるわけで。去年の時点でとっくに日本政府は湯川さんを放置して見殺しにすることを選択していたわけです。》
国民の生命を必死になって守ろうとしない国家は、国家の名に値しません。
Android携帯からの投稿
2015年01月22日 11時25分
過激派組織「イスラム国」に詳しいイスラム学者の中田考さんが1月22日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。イスラム国が湯川遥菜さんと後藤健二さんの2人の身代金として2億ドル(約240億円)を要求している問題で、中田さんは「イスラム国の支配地域に人道支援に限定する形で要求額と同額の資金援助をしてはどうか」と提案した。
また、現時点では中田さんに対して日本政府からの直接の要請はないが、「イスラム国とのパイプはある」と話した。
中田さんが会見で話した主な内容は以下の通り。
《「安倍首相がカイロで発表した中東各国への2億ドル供出の件ですが、中東の安定に寄与するためというのは理解できます。しかし、イスラム国と戦うため、と言いながら『人道支援だけをやっている』と言っても理解されない行為だと思います。2人が捕らわれているのは外務省も把握していたはずで、その状態で『イスラム国と戦う』と発言したのは不適切でした。
イスラム国と戦う同盟国に人道支援に限って資金援助するという論理は、イスラム国に対しても適用すべきだと思っております。これまでアフガニスタンやイラクで人道援助・経済援助の名の元に行われた政策は、スンナ派に対しては非常に扱いが悪かったと思います。
イスラム国の要求している金額ですが、人道支援、難民支援に限るという前提で、赤新月社(国際赤十字)を通じてトルコの仲介役となってもらって資金提供を行うのがいいかと思います。身代金を払うということではなく、トルコの仲介で赤新月社を通して、イスラム国の支配下にある地域の人々に人道援助を行うということです」》
中田さんは、元同志社大教授。イスラム思想の分野では国内屈指の研究者で、昨年3月以降、調査などで5回、「イスラム国」の支配地域に入り、現地の様子を発表している。
朝日新聞デジタルによると、中田さんはイスラム国に北海道大の男子学生が戦闘員として加わろうとしたとされる事件に関係しており、10月7日に「イスラム国の知り合いの司令官と連絡を取り、学生のシリア渡航計画を伝えた」と話していた。
(ハフィントンポスト 2015.1.22)
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なぜテロ事件は頻発するのか?フリージャーナリストの西谷文和さんはTwitterで次のように語っています。
《安倍首相もオバマも「テロには屈しない」というが、肝心なのは「なぜテロ事件が頻発するか?」である。原因が分からなければ治療もできない。原因は「あんたら自身にある!」のだ。イスラム国を空爆し、市民を巻き添えにすれば、新たな怒りを生む。日本はそこに金を出す。「十字軍に加わった」のだ。》
《「テロとの戦い」を演出している人々=軍産複合体にとっては、アフガン・イラク戦争で大儲けをしてきた。オバマも安倍首相も「飾り」なので、テレビで「テロには屈しない」と叫ばせて、イスラム国には残忍な行為を続けさせて、「空爆を続行すること」が大事なのだろう。武器が売れて儲かるから。》
《安倍政権だからこそこの事件は起こった、と思う。米国の空爆を支持して、集団的自衛権行使容認の政府。イスラム国の幹部はそんなニュースを知っている。日本はNATOと違って軍を派遣していないし、誰も殺していない。「先進国の中で、うちだけが平和主義ですよ」というスタンスを崩すべきではない》
《当面できることは、72時間の猶予時間を引き延ばすこと。交渉の時間を作ることだ。イスラム聖職者や自由シリア軍の責任者、スンニ派の部族長など、誰でもいい。「日本は誰も殺していないので、お前たちも殺してはいけない。米仏とは違う」というメッセージを伝えることだ。残された時間はわずか》
残された時間はわずかだというのに、安倍首相のしていることと言ったら…
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【これは酷い】安倍首相、イスラム国騒動の最中に企業団体の新年会に出席!残り時間が僅か24時間なのに呑気な挨拶!
2015/01/22 Thu. 19:00:33
真実を探すブログ
イスラム国に誘拐された日本人が殺害されるまでの期限が残り24時間以下となりましたが、安倍首相はこのような時期に企業の新年会で挨拶をしていました。報道記事によると、1月22日午後に安倍首相は新経済連盟(三木谷浩史代表理事)が開いた新年会に出席して挨拶をしたとのことです。
挨拶で安倍首相は法人税減税などについて語り、「今後もさらなる(減税幅の)上乗せを目指していく」との考えを示しました。
この報道を見た時の感想は「はぁ!?」ですよ!こんな重大な時期に企業の新年会で呑気な挨拶をしているなんて、私には信じられません。安倍首相もこの前の会見で「時間との戦いだ」とか言っていたのに、こんな場所で時間を浪費するとか普通はしないです。
イスラーム学者の中田考氏らが「イスラム国と交渉できる」と表明しましたが、このような方達を動員して何が何でも助けようという姿勢が日本政府からは感じられません。
最初に捕まった湯川氏は自民党議員とも関係のある民間軍事会社として現地に入っていましたが、本当はイスラム国に口封じをして欲しいのではないでしょうか?どうにも、自民党が本気で湯川氏らを助けようとしているようには見えないです。
(真実を探すブログより)
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AT教団兵さんはTwitterでこう述べています。
《中田先生がISISと連絡をとれていること、湯川さんと現地で接触できるかもしれないことは当時外務省にもちゃんと伝えてあったし、協力の要請もしていたけど、外務省から断ってきたという事実があるわけで。去年の時点でとっくに日本政府は湯川さんを放置して見殺しにすることを選択していたわけです。》
国民の生命を必死になって守ろうとしない国家は、国家の名に値しません。
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