広瀬隆氏は、かつてこう述べていました。

「原発事故の場合は、日本中が地元であり、すべての人が一般市民になりますが、私たち一般市民は、事故の進展と対策をどのように正確に知り、どのように行動すべきでしょうか。
たとえば原発銀座といわれる福井などでは、大事故のときには直ちに電力会社の社宅を監視しろ、といわれている。事故の真相は、相当な時間がたってから知らされる可能性が高いですね。しかしそれでは手遅れになるので、事実を早く知って、一刻も早く自分たちの肉体的な被害を減らさなければいけない。事実を知る最良の方法は、信頼できる電力会社の社員とコンタクトすることになるでしょう。電力会社は事故の規模を知って、社員に指令を出す。つまり、電力会社の社宅を監視していれば、自分たちがどのように行動するのが賢明であるかがわかる。事故の気配を感じた多くの人が、電力会社の社宅を取り囲むことになるでしょう」
(「原発がとまった日」1989 )

電力会社の社員の行動が気になります。大事故の可能性が否定できないからです。そうでないことを祈るのみです。

とにかく、パニックには陥らないように。冷静に。と自分に言いきかせています。