読書2020-46。 | おだやかな構図~くまのきもち~

おだやかな構図~くまのきもち~

おっさんゲイカップルの、淡々とした日常の記録です。

当方、生粋のGayにつき、MEN’S ONLY(G)でお願いしております。
また、宣伝目的のアプローチに関しては全て黙殺させていただきますので、あらかじめご承知おき下さい。

え~、エロBL小説。
基本仕様が「玉石混交・石多め」なんで、
再読に耐えない作品もまぁございましてね(好みのモンダイも大アリクイ)。
 
ワタクシ的「取っとく基準」に満たない作品、
フザケンナこらカネはいいから時間を返せ…とか思う作品、
自分の選球眼のなさを棚に上げ購入を後悔する作品、
 
処分棚に積んだブツを、
折を見てブッ○オフに送り返すんですけども。
 
片付けたい時に限って「買い取り額UPクーポン」がない。
それ以前に「適当なサイズの段ボール箱」がない。
「片づける気」が起きない。
 
あるある?
だーよーねー(っつー曲を最近の若いヒトは知らないだろうなぁ)
 
 
305 芦沢央さん「汚れた手をそこで拭かない」。
 
いやぁ、読みつつ思う、
ナニこの秀逸きわまりないタイトルヾ( ̄▽ ̄)ノ
ベリー面白うございましたよ。
 
初手はスイスラ読んでたんですけどね~。
ジワジワとボディブローのように効いて来る「イヤミス指数」に
ニヤリが止まらないっつー仕込みイイわ~。
 
たまにはいいやね、こーゆーのも。
 
306 吉村達也さん「鬼死骸村の殺人」。
 
図書館の開架から達っちゃんの作品がなくなる前に
蔵書分だけでも攫っておきましょうか企画(←やっつけのテーマです)。
 
当時、ノベルスの初版を発売日に買っていた本作。
うっすら「突拍子もない人体炎上トリック」がキモだったことを覚えていますが~
 
微塵も内容を覚えていませんで(・ω<) テヘ
新鮮な2時間ドラマの原作と言ったら怒られるでしょうか。
それなりに面白かったですよん。
 
307 吉村達也さん「青荷温泉殺人事件」。

あぁコッチも初版で買いましたっけね。
志垣警部の温泉シリーズ、
和久井君のお見合い、うっすら覚えてますが。
 
細かいところはすっかり忘れてて、
水増しテイストの観光ガイドに苦笑いしつつ読了。
 
B級でも好きなモノは好きなのね~。
 
 
308(191)花川戸菖蒲さん「老舗にもいろいろありまして」。
 
老舗和菓子店の嫡男(攻)×老舗染元の長男(受)
惹句には「老舗版ロミジュリ」とか書かれてましたが
 
や~、久々に読んでて不愉快になる展開よ。
攻氏が微塵も萌えなかったのはさて置き、
オハナシとしてモヤる、
宿便のごとき(←表現!)スッキリしなさ具合はいかがなものか。
 
老舗同士の恩讐の原因は微塵も解決されず。
零細企業を陥れる「政治的圧力」も、
エロとはした金でチャラっつーチカラ技www。
現実ではアリかも知れんが、オハナシとしては禁じ手ではなかろうか。
 
すんげぇ不愉快なんだよ攻氏の態度っ!
 
ってなワケで途中で読むのを止め(終わりの方を流し読みしました)、
とはいえゴミ箱にダンクするほどでもないんで
静かに処分棚に放り込みました。
 
この方の作品は、二度と読まないだろうなぁ(ブラックリスト殿堂入り)。
ま、お好きな方には堪んないんでしょうが。
 
 
309(192)雨月夜道さん「恋愛小説は書けない」。
 
やー、コレも酷かった。 
本作を読むまでは雨月さん、
ワリと好きな作家さんだったんだけどなー。
イッキに嫌いになるというね。
 
コワモテ編集者×変人天才作家
 
帯の文字だけ見れば面白そうなのに、 
睡眠薬でホニャララ……のくだりでドン引くワタクシ。
花丸だから?
 
ソッコー処分棚にGO!
でございました。
 
310(193)成瀬かのさん「獣の理」。
 
異世界からトリップしてきた狼族(攻)×リーマン小僧(受)
 
やぁ、「逆トリップもの」って新鮮だわ~。
「ファンタジー」と「もふもふ」と「シリアス」と、
絶妙な塩梅(←表現が昭和のオッサンですまん)でこれがまた。
 
なかなか読みごたえがある上に、
そこそこ萌えられて評価高しっ!
 
読了後、続編があることを知りまして~。
併せて押さえておかなかったことを軽く後悔しております。
(次の発注の時は品切れで、後悔の上塗りでチクソウ)