え~、エロBL小説。
基本仕様が「玉石混交・石多め」なんで、
再読に耐えない作品もまぁございましてね(好みのモンダイも大アリクイ)。
ワタクシ的「取っとく基準」に満たない作品、
フザケンナこらカネはいいから時間を返せ…とか思う作品、
自分の選球眼のなさを棚に上げ購入を後悔する作品、
処分棚に積んだブツを、
折を見てブッ○オフに送り返すんですけども。
片付けたい時に限って「買い取り額UPクーポン」がない。
それ以前に「適当なサイズの段ボール箱」がない。
「片づける気」が起きない。
あるある?
だーよーねー(っつー曲を最近の若いヒトは知らないだろうなぁ)
305 芦沢央さん「汚れた手をそこで拭かない」。
いやぁ、読みつつ思う、
ナニこの秀逸きわまりないタイトルヾ( ̄▽ ̄)ノ
ベリー面白うございましたよ。
初手はスイスラ読んでたんですけどね~。
ジワジワとボディブローのように効いて来る「イヤミス指数」に
ニヤリが止まらないっつー仕込みイイわ~。
たまにはいいやね、こーゆーのも。
306 吉村達也さん「鬼死骸村の殺人」。
図書館の開架から達っちゃんの作品がなくなる前に
蔵書分だけでも攫っておきましょうか企画(←やっつけのテーマです)。
当時、ノベルスの初版を発売日に買っていた本作。
うっすら「突拍子もない人体炎上トリック」がキモだったことを覚えていますが~
微塵も内容を覚えていませんで(・ω<) テヘ
新鮮な2時間ドラマの原作と言ったら怒られるでしょうか。
それなりに面白かったですよん。
307 吉村達也さん「青荷温泉殺人事件」。
あぁコッチも初版で買いましたっけね。
志垣警部の温泉シリーズ、
和久井君のお見合い、うっすら覚えてますが。
細かいところはすっかり忘れてて、
水増しテイストの観光ガイドに苦笑いしつつ読了。
B級でも好きなモノは好きなのね~。
308(191)花川戸菖蒲さん「老舗にもいろいろありまして」。
老舗和菓子店の嫡男(攻)×老舗染元の長男(受)
惹句には「老舗版ロミジュリ」とか書かれてましたが
や~、久々に読んでて不愉快になる展開よ。
攻氏が微塵も萌えなかったのはさて置き、
オハナシとしてモヤる、
宿便のごとき(←表現!)スッキリしなさ具合はいかがなものか。
老舗同士の恩讐の原因は微塵も解決されず。
零細企業を陥れる「政治的圧力」も、
エロとはした金でチャラっつーチカラ技www。
現実ではアリかも知れんが、オハナシとしては禁じ手ではなかろうか。
すんげぇ不愉快なんだよ攻氏の態度っ!
ってなワケで途中で読むのを止め(終わりの方を流し読みしました)、
とはいえゴミ箱にダンクするほどでもないんで
静かに処分棚に放り込みました。
この方の作品は、二度と読まないだろうなぁ(ブラックリスト殿堂入り)。
ま、お好きな方には堪んないんでしょうが。
309(192)雨月夜道さん「恋愛小説は書けない」。
やー、コレも酷かった。
本作を読むまでは雨月さん、
ワリと好きな作家さんだったんだけどなー。
イッキに嫌いになるというね。
コワモテ編集者×変人天才作家
帯の文字だけ見れば面白そうなのに、
睡眠薬でホニャララ……のくだりでドン引くワタクシ。
花丸だから?
ソッコー処分棚にGO!
でございました。
310(193)成瀬かのさん「獣の理」。異世界からトリップしてきた狼族(攻)×リーマン小僧(受)
やぁ、「逆トリップもの」って新鮮だわ~。
「ファンタジー」と「もふもふ」と「シリアス」と、
絶妙な塩梅(←表現が昭和のオッサンですまん)でこれがまた。
なかなか読みごたえがある上に、
そこそこ萌えられて評価高しっ!
読了後、続編があることを知りまして~。
併せて押さえておかなかったことを軽く後悔しております。
(次の発注の時は品切れで、後悔の上塗りでチクソウ)