読書2020-39。 | おだやかな構図~くまのきもち~

おだやかな構図~くまのきもち~

おっさんゲイカップルの、淡々とした日常の記録です。

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また、宣伝目的のアプローチに関しては全て黙殺させていただきますので、あらかじめご承知おき下さい。

週に何度か図書館のサイトを開き、

新着資料のページを精査して、

予約を入れようとするんですが。

 

が。

 

なんでしょうかねぇ、

「あ、好きな作家の新刊が入っとる~♪」と喜んで、

紹介されている粗筋に目を通して、

 

まぁアレよ「粗筋」とか「抄録」なんざ出版社の編集の方が「売るため」に苦心惨憺してでっち上げている捻り出している「分かりやすいアゲゾコ文章」なんですけどね

 

それ読んでも今イチ盛り上がらないっつーね。

ことに長編とか重厚テーマだと、

途端に萎える昨今だったりするワケで。

 

活字中毒が薄まったのはいいものの、

読書欲自体も薄まりつつあるような……。

(ーー;)

 

まぁ読まないワケではないんだけれど、

昔のように「貪り読み」はしなくなりましたね、ハッキリと。

 

ん~、ローガン恐るべし(←それだけじゃないけどもw)

 
 
261 有栖川有栖さん「怪しい店」(再読)。
 
昔は氏の「分厚いの」とか、
喜んで拝読してたもんですけどね新本格。
久しぶり目にして思う(再読なのに殆ど内容を覚えてないっつーね)、
 
あぁこーいう「屁理屈捏ねるような文章」がメンドクサイのねー。
 
面白いと思えないまま、
感情移入も何もできないまま、
淡々とページを繰って終了。
 
直球の感想は「ふーん」、ってなもんで。
 
ファンの方は堪んないんだろうなぁ。
かつて貪るように読んでたのが信じられん。
(単行本で揃えてたわ新本格www)
 
262 長岡弘樹さん「白衣の嘘」。
 
本作も再読だったんでしょうか?
読んでて若干の既視感を覚えつつ、
まぁ新鮮に読めたんで初読扱いでもいいかな、と。
 
さすがは短編の名手、
ってかここまでくると神の手と言っても過言ではないよなぁ。
 
心の裡で「上手ぇよぅ、上手ぇよぅ」と呟きつつ
大満足での読了でございました。
 
262 宮部みゆきさん「淋しい狩人」(鬼再読)。

いやもう天才。
ありがたく拝読しましてね。
 
こないだ某・チンピラ作家が賞を取りやがった際のコメントの映像を見て、
あまりの加齢具合にショーゲキ受けたんですが。
 
お元気で創作を続けていただきたいなぁと、
心よりお祈り申し上げました次第。
 
 
263(168) 久我有加さん「海より深い愛はどっちだ」。
 
完全作家買い。
CP的にはホントに微塵もキョーミのない、
萌える要素もない小僧同士のホニャララなんですが。
 
いやぁ、好きな作家さんでもハズすのね。 
バカップル・コメディ仕様、
攻・受のポジション決めだけで1冊に仕上げるっちゃあ……。
 
久我さん史上で初、
読むのが苦痛で流した一冊になりました。
どっちでもいいわい。
 
264(169) 水月真兎さん「闇の翼に囚われて」。
 
封印されていた神さま(攻)×それを解放しちゃった陰陽師の子孫の小僧(受)。
分かりやすい「生まれ変わり」のホニャララ。
 
ワタクシ的に「萌えポ」が全くなくて、
淡々とページを繰ってるうちに終わっちゃったっつー
なんとも残念仕様でコレがまた。
 
世間の「腐の方」は、
このおハナシのどこいらで萌えるのかすら?
素直に疑問なんだが。
 
ってか、よく吟味して買えやっつーハナシですわな。
いやぁすまんすまん。
 
265(170) 四ノ宮慶さん「狐の嫁取り雨」。

宮司(攻)×大学生(受)。
当たりハズレはあるものの、ワリと好みの作家さんで。
好みの和風ファンタジー仕様なんで購入しまして。
 
ん~、可もなく不可もなく~(萌えないのは仕様か?)。
 
とりあえず「小僧の成長物語」としては面白かったですけども、
まずは神罰下れよ、とか思っちゃいましたねぇ。
 
さほどファンタジー色も強くなく、
もふもふ感も薄く、
手に汗な盛り上がりにも欠け、
全体的に物足りないと言ったらばファンの方に殺されるでしょうか。
 
む~。
 
 
ってなワケで今週もBL的には食い足りなかったんで、
「デンパ男」とか「メス花」とか摘み読んで溜飲を下げました。
 
ヾ( ̄▽ ̄)ノ