修行が足りぬ | 魔王のお城 さやか@ふとちらのブログ

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魔王GACKTの志を胸に噛み噛み下僕が日々の思考の欠片を書いています。
基本的にペタやイイネ!はお返ししませんが、こっそりあちこち伺っております。


昨晩のことです。

「明日のご予定は」とカツヒコに聞くと、特にないの後に「明日は明日の風が吹く」などと付け足しました。

毎回こんな調子なので、いつも通りめんどくせぇ男だなくらいの感想です←

朝になると「出かけちゃうぞ。いいのか?よっ!」とウロウロウロウロしまくるってわけ。

マジ面倒くさい顔洗ったり塗装したりと支度があるってのに、すぐ!速攻!今!なう!なオーラが出まくっている(トオイメ)

だから予定があるなら先に行ってくれると助かるんだけど?と一応前日に聞いては見るものの(振出しに戻る)

予定がないなら勝手に出かけよう←

「姿見不動見に行ってくるからねー」

よし。これでいいだろう。

トイレに行って…ダウンコート着ていかないと寒いな、手袋もいるな、マフラーは暑いかな。

支度をして外に出てみれば 車に乗り込んで置いてくぞオーラを出してにやけているカツヒコが約一名 目に入りました。

「行くのかw行きたかったのかwしょうがないなー。連れてってあげるよ!」

成層圏の高さ目線で優しさを発揮し一緒に行ってきました。

結局 山 道 探 検 隊 から逃れられません(トオイメ)

不動と名の付く滝は全国津々浦々どこにでもありますが、今回の姿見不動は南信州は阿智村清内路の滝。

もとは修行僧が使っていたという滝は、冬になれば凍り付き、氷瀑が荘厳な景色を見せてくれるのです。


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これは…行けるんだろうか。と躊躇しながら一歩を踏み出せば、意外と固い雪道が。

みんなw写真を取りに行ってるんだろな。な踏み固められた道が続いておりました。

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綺麗な山水なのでしょう。雪の下には青い氷が見て取れます。

何十年、いいえ、何百年…いいえ、もっともっと長い年月。

雨は降り、川は流れ段差があれば滝となり、寒ければ凍る。

繰り返されてきた自然の営みがそこにはありました。

世間では戦争だ侵略だ、いや侵攻だ、違う独立だと血なまぐさい話が転がっています。

何十年、いいえ、何百年…いいえ、もっともっと長い年月。

繰り返してきた人間の営みではありませんかね。

人とはそういうものなのだと、認めたくないからいつまでたっても振出しに戻ってどうするどうすると大騒ぎ。

戦火の中でも、紛争の中でも、どう生き抜くか。そこが大切なのだろうに。

なぜか厳しい自然界を目の当たりにすると、いつも応仁の乱が脳裏に浮かびます。パブロフの犬的な応仁の乱←

長い長い争いごとの間も人は生まれ、死んで、また生まれ、今に続いています。

山深いこの地に湧く清水をタンクに汲みながら、家に帰ってお茶を一杯…美味しい!そんな想像で満たされました。

人間はいつまで経ってもふりだしに戻るので、修行が続いているのでしょうね。


「なあ、今日は快気内祝いを配りに行くって言っとらなんだか?」


あ。ああっ!←

すっかり忘れてのんきに滝を眺めてたわ。

デイサービスから菩薩の義母が戻ってくる時間が迫り…快気祝い配りは来週になったのでした。

まだまだ修行が足りません。



そんなある日の記憶の欠片。