九月場所の千秋楽を迎えました。
まずは今場所の成績を。

白虎     3-4
華王錦   0-7
美登桜   6-1
大天馬   4-3
高見劉   3-4
富士寿   4-3 
札野     6-1
青乃潮   2-5
松岡     3-4
駿河富士   休場

9名中4名の勝ち越しとなりましたが、美登桜と札野が6番勝ったことは大きなことで、親方も喜んでいました。2人とも来場所最高位で今場所と同じような相撲を取れるよう頑張ってもらいたいと思います。

白虎は、最後の1番良い相撲を取りながらも負けてしまい、本人も悔しいようでした。親方にはツメの甘さを指摘されていましたが、幕下で取れる実力はあると思うので、また気持ち切り替えて稽古してくれたらと思います。

大天馬は、今まで5勝でトントンと上がってきていましたが、今場所初めて3-3となり、勝ち越しをかけた1番に臨みました。番付上がるにつれて、今のままでは勝てないと親方に厳しく言われていたことがよく分かった場所だったかなと思います。少し心が鍛えられたかな、良かったです。

富士寿は、場所前から足を痛めており、稽古もあまりできていなかったので心配していましたが、よく勝ち越したとおもいます。最後の1番、受けたらケガすると思って攻めたら勝てたと言っていました。これも親方によく言われていることです。エライ!

負け越しの華王錦は今場所全敗。ご心配いただきましたが、ケガや体調不良は無く元気です。41歳になりましたから波もあるかな…と思います。また来場所は勝ってくれるでしょう。
高見劉は、前半連敗でどうかなと思いましたが、なんとか3番まで持ってきました。負け越しても大きく負け越さないところは経験でしょうか。
この2人は、とにかく大きなケガをせず自分の納得するまで取ってほしいなと思っています。

青乃潮、松岡は、勝ったり負けたりで番付が上がっていかないのが悩みどころのようです。親方も、いつもこの2人がどうすれば強くなるかをよく考えています。2人とも若く真面目で、まだまだ先があるので、基礎体力を付けてケガしないように地道に努力して頑張ってほしいです。

簡単ですが私なりの感想です。
私は相撲の技術については分かりません。親方が彼らに言っていることを聞き、なるほどそういう事か、といまだに思います。相撲は奥深いです。

無事に千秋楽を迎えられ、今場所も東関部屋を応援してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

恒例の千秋楽祝賀会も無事開催することができました。



今週いっぱいは稽古もお休みです。
そんな中、大天馬が初めて髷を結うことができました。
恒例のお祝いコンパチを私からも。

場所前に結いたくてたまらなかった大天馬ですが、やっとです。とても喜んでいます。新弟子と思われるのが嫌だったそうです、笑
おめでとう!これからも入門した時の気持ちを忘れずに立派な力士になりますように。


そして。
最後になりましたが、井筒親方のご冥福を心よりお祈りいたします。
生前、審判部でもよく声をかけていただいたと親方が言っていました。
部屋の力士、関係者の皆さまを思うと、胸が痛く悲しいです。