クーちゃんが天に旅立って、四十九日を迎えました。
お世話になったかかりつけの獣医さんに、ごあいさつに伺って、「先生のおかげで、足の手術をして、元気にお散歩ができました。ありがとう」と、クーちゃんがきっと先生に伝えたかっただろうなあと思うことを、メッセージカードに書いてお伝えして。
クーちゃんの不在が、こんなに寂しい。
いったいどこに行っちゃったんだろう。。。クーちゃんは、と毎日思う。
もう愛くるしい姿が見られないことも、
ふかふかの、ゴールドに輝く毛皮に包まれた、クーちゃんのぬくもりを感じることができないのも、本当に寂しい。
今日、ふと湧き上がってきた思いは、いまこうして元気に生きていることが奇跡だということ。
無限の食欲を誇るクーちゃんに、食いしん坊では負けるけど、おなかがすいて、元気に美味しくごはんが食べられることは、決して当たり前のことなんかじゃなくてなくて、
バターをたっぷり塗ったトーストをかじりながら、2011年の秋、ガタッと体調を崩して、大好きな大岡山のパン屋さんでお取り置きをしてもらってたレーズンブレッドを食べても、全然味がしなかったときのことを不意に思い出した。
いまこの命があることに心から感謝の思いが湧いてきて、そして心身がこんなに元気になったのは、クーちゃんと一緒に過ごして、たくさん一緒にお散歩したことが、私にとって何よりのリハビリだった。
「このまま東京にいたら良くならない」と直感して、実家に戻ったことは、本当にベストな選択だったと心から思えた。
クーちゃんと、一緒に過ごせたから。
それが私にとっては、人生の宝物の時間だったよ。
クーちゃんは、こんなふうにお空から見守ってくれているのかな。
だけどまだまだ、そばにいるような気がするんだよ。