[追記]古川夏好さんがカナダの空き家で亡くなった状態で発見されたと報道がありました。全く見ず知らずの方でしたが一留学生の方がこのようなことになり本当に残念に思います。古川さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

このことを受けて私にできることは何か考えました。


やはりブログを書く人間としてこれから海外留学される方や留学中の方に向けて、海外での防犯対策に関する記事を書くことだと思います。

過去記事では、主に盗難のことについて書きました。

Emily流、ロンドン防犯サバイバル術



今回はもう少し突っ込んだことも書いて行こうと思います。

ロンドンに住んで一年以上経ちますが、私個人の感想ではロンドンで平和ボケしつつありほとんど日本での生活と同じことをしている自覚があります。

夜中一人で歩くのも平気、
スマホを道路上でいじることもあり、
旅行中電車で爆睡したこともあります。

でもやはり、日本じゃないんですよね、ここは。

ご存知の方もいるかもわかりませんが、8月頭にUCLや大英博物館の近所であるRussell Squareでは、観光していた人が刺されて死亡する事件がありました。
また、ここはもともと携帯電話ひったくりの多発地域としても有名です。なぜかというとここは学生街であり、観光地のどまんなかだからです。


日本にも同じことが言えますが、完璧に安全な場所なんてロンドンにはないのです。

逆に私が日本ではやりがちだけど海外で絶対やらないこともお教えします。

口の完全に閉じないカバンに貴重品を入れる
レストランなどでカバンを置いて席取りをする
外食先で携帯電話を置いて席を立つ
地下鉄での爆睡
iPhoneであることが、周囲にバレバレなまま外を出歩く

こんな、スリやひったくりにつけ込まれる隙は絶対見せません。
だから、平和ボケしつつも最低限の気の張り方は自然にしているのだと思います。それが生きてヨーロッパでも楽しく旅行ができるわけです。

また、留学の際に物件を探している方は治安チェックのためにを以下のメトロポリタン警察が提供しているwebを、利用しましょう。

クライムレートマッピング
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赤いほど犯罪率が高いのですが…やはり中心部は真っ赤っかですね。

そして、もっと細かく自分の地域の治安をチェックしたい場合、郵便番号別で犯罪数の統計がわかります。現在のロンドン各地で起きた犯罪数を見ることができます。

先ほども言いましたが、ロンドンに完璧な安全地帯はありません!

だからロンドンに旅行なり留学なりで滞在する際は大なり小なり何かしらのトラブルに巻き込まれるリスクを避けられないことを知ってから渡英してくださいね。
その覚悟ができなかったら…ロンドン行きは止した方がいいかもしれません。
腹をくくった皆様は、先に述べたリスクヘッジをできるだけたくさんして、ロンドンを思い切り楽しみましょう!





そしてもう一つ私が気をつけていることは、現地での交友関係です。以下、実体験と友人からの聞き込みに基づく教訓。

1.スキンシップに、恋愛感情があるとは限らない
2.出会ってすぐに連絡先を聞いてくる人には注意せよ!

まず1について。留学すると色々な出会いが待っています。

友達をたくさん作る人もいれば、運命の人と出会う人も出てくるでしょう。知り合う現地の人はほとんどフレンドリーでいい人ばかりです。
私も、過去ブログで述べた友活を重ねに重ね、ネイティヴのお友達が何人もいます。


彼らとどこで知り合ったかと言うと、おもにミートアップと呼ばれる交流会です。

例えば日替わりで別々の交流会が開かれ、新しい友達を作ることができるのです。

でもここで注意!

イギリスに来て感じたのはみなさんスキンシップが日本人のそれに比べて激しい!

語学学校時代、日本では親子でおやすみのキスしないと授業で話したら、他国のクラスメイト全員から驚かれたくらい。彼らに言わせたら、逆に日本がクールかつシャイ過ぎるとのこと。
だから。

彼らがいくらあいさつの中でハグやほっぺにキスをしてきても、

それだけでは恋に発展しません。


彼らにとってはハグもキスも私達のするお辞儀くらいの感覚なのです。下手したらSEXもそうです(絶賛国際恋愛中の友人談)。このギャップを理解するかしないかは結構大きいです。
残念ながら私は国際恋愛をしたことないですが苦笑、彼らがあいさつの中でするホッペチューやハグからは今となっては何とも思いません。でも、当初はそれがドキドキが止まりませんでした。だって日本人はスキンシップに慣れていないので握手にもまず面食らいます。ましてやハグやほっぺにキスをいきなりされたらビックリすることでしょう。

でも相手が好みのタイプの人だったら?

ほ、ほ、惚れてまうやろ〜!!!



となるかもしれませんが、落ち着いてください。そこで舞い上がっちゃダメですよー。

そこはあくまでコミュニケーションのやり方が違うのだと留意しましょう。日本人と彼らではハグとキス観がそもそも違うのですから。
私の場合、親友のイタリア人Frederica(既婚女性)に語学学校時代めちゃくちゃ懐かれて散々ほっぺにチューだのハグだのイタリア式挨拶をされまくってようやく慣れました笑

いきなりほっぺにブッチューとされてさすがにパニックになったこともあります。
おかげさまで今はちょっとやそっとじゃ驚きませんが。

更に彼らは、とにかく褒め上手!

例えば、見ず知らずの相手にたいしてすれ違いざまに可愛いだの綺麗だの言う人がいるのはこちらでは普通です。

君の笑顔が好きだとかファッションが素敵とか日本じゃ恋人にしか言わないことをバンバン言います。5
秒あれば10は褒め言葉が出るんじゃないかというくらい凄まじいです。
でも、そこに恋愛感情があるかは別なのです。その価値観のズレを知らないと、自分は特別なんだと思い込み、独りで暴走してしまう可能性があります。
きをつけてください!!!
まとめ
欧米式コミュニケーションの裏に価値観の違いあり!

次に2について。
これはどう言うことかと言うと、ミートアップなど不特定多数が集まる場所には、少数派ながら所謂アジア人大好きな人も出没します(男性であることが圧倒的です)。彼らの中には日本人(または、東アジア人)と付き合いたいもしくは身体の関係になりたいと思っている人もいます。

恋愛感情を経て順序よく付き合うのは別にいいと思うんです。

しかし、恋の過程をすっ飛ばして誰とでもいいからさっさと身体の関係に持ち込みたい人も現実問題いるのが厄介なのです。
そして、そう言う人はろくに会話をせず人となりがわかっていないのに連絡先をすぐに交換したがることが多いです。

信用できなさそうな人とのSNSやメッセンジャーの交換は断ってください(アカウントがないと嘘ついてもいいです)。
具体的な居住地や学校名を言わないでください。
あまりにしつこく交換を迫られたら、捨てアドレスを代わりに教えてください。

なぜなら、連絡先を交換したら最後、物すごい数のメッセージが来てこちらの意思と関係なく見境なく猛アタックして来ることもあるからです。その時やっと断っても全然聞いてくれません。強引に押し切ろうとします。これ、本当に面倒くさいです。
勘違いしたらいけないのは、この状況はけしてあなたがモテているわけではなくて向こうはただ体の関係を迫っているのです。セックスフレンド募集中な人以外は全然嬉しくありませんよね。
最悪、下手にストーカー化されたら住まいや学校にまで押しかけられ、警察沙汰もあり得ます。
想像してください。夜道を誰かに付きまとわれているのではとビクビクしながらあるくのを。強姦される恐怖と隣り合わせでロンドンに住みたいですか?

だいたいこの手の人はミートアップやイベントに初めて来るような若い日本人の女の子を狙います。
私個人の考えではやはり、日本の女の子は他の国の人に比べて愛想笑いが得意で、断り方がやんわりした方が多いのも原因の一つな気がします。日本流の処世術が、海外では仇になるのです。気を遣った回りくどい言い方をしても通じません。ノーとはっきり言い、あきらめさせましょう。
ぜひ、事前にこのことを留意した上でロンドンで友達作りに励んでほしいと思います。

まとめ
不特定多数の人がいる場ではちゃんと会話して信用できる人を見極めよ!

要は

自分の身は自分で守りましょう!

ということです。
もしロンドンで犯罪に巻き込まれたら、

999←命にかかわる事件に遭遇した時。
101←盗難に遭った時。

に電話してください。英語に自信がなかったら、ちゃんと通訳さんもつけてくれます。
もしくは制服姿の警察官の方に助けを求めてください。
http://content.met.police.uk/Article/Emergency-c
詳しい情報はメトロポリタン警察のサイトを見てください。


と言うわけで。当時の何も知らなかった時のことを思い出して恥ずかしくなりつつ、この記事を書きました。
私の、個人的な体験から編み出した教訓やメソッドなので全ての方に当てはまるとは、限りませんが少しでも有益でありますように!!!



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