無気力なとき

 

やらなければならない勉強や仕事があるのに、無気力で、現実逃避をしていませんか。下の三つのうち、どれがあなたに近い状態ですか。

  • 学校や職場にはちゃんと行っているけれど、課題や試験、提出に関する大事なものに手を付けられず、なぜか優先順位が低いことばかり(メールの返事/ 最低限の家事/ 急がない雑用)しているが、一応生活はできている。

 

  • 家に帰ると、ネット/ ゲームや漫画/ 過食などで、時間をつぶしている。その一瞬だけ楽しい思いをしても、しばらくすると後悔し、明日こそは、と思っても、だんだん部屋が汚くなってきて、優先順位が低いことさえできなくなって、学校や仕事を休んだり、人との約束をキャンセルすることがある。

 

  • 普通の暮らしができない自分に嫌になり動けなくなり、学校も仕事も家事もやめ、日中は外に出ず、今日が何日かわからず、ごみに囲まれて引きこもっている。ほとんど人と接触がない

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今日の宿題 Day1

 

あなたが上記のどれかに近かったとしても、それはあなたのだらしなさのせいではなく、心が、ネガティブな想念でいっぱいになり、これ以上何も受け入れることができなくて、現実を拒否しているのです。心の回復に必要なプロセスが無気力で、心が納得して過去の思いを手放せたら、この無気力を乗り越え、以前より強くなれます。無気力から脱するのには時間がかかりますが、必ず脱せます。しかし、長くとどまり続けるほど、脱出に努力が必要になります。

 

だから、今日、次の2つのステップをやってみましょう。無気力の人シリーズの記事は、短い記事をなるべく頻繁にあげることにします。

 

1)最初の一歩は、無気力の状況から自分は抜け出たいんだ、と気づくことです。生まれてから今日まで、体感的に幸せだったときを思い出してください。たとえば

  • おなかいっぱいになったとき
  • 干してある布団の、太陽の匂いに包まれて眠ったこと
  • 汗だくだくのとき、クーラーが効いた店に入った瞬間
  • 桜が舞い散るのを見ながら、外を歩いたこと

 

2)自分の体は、自分がコントロールできるとを思い出してください。あなたの体はあなたの意思で動くとともに、生かされています

  • 手を胸において、心臓が動いているのを確認し、手首をさわって血流を感じてください。息を10秒止めても20秒止めても、心臓や血流が動いていることを感じてください。あなたは生かされているのです。
  • 約20秒かけて口から息をゆっくり吐き、おなかに力を入れて、全ての息を吐ききってください。そして、苦しくなったら鼻から息を吸ってください。体のどこかに障害があっても、動かせる部分はあるはずです。嫌な思い出があなたから離れなくても、あなたは体をコントロールできるのです。

 

明日に続きます。全ての人が、いつか必ず、幸せになりますように。