独り言
独り言をつぶやいてしまうときはありますか。それは、どんな状況のときですか。このなかで、いくつか近い状況があれば、その番号を、頻度が高い順番にメモしてください。
独り言の種類
- (困ったとき)スマホどこに置いたっけ/ どうしよう/ 道は右だったっけ。
- (決めるとき)8時までに終わろう/ トマトは2つでいいか/ 傘持っていこう。
- (自分が体やものを動かすとき)よいしょ/ そーれ/ 頑張れ。
- (人の状況や物を見て)赤ちゃん、泣きやめ/ あのおじいちゃん、大丈夫かな/ この店、高い。
- (悪いことが起きた直後)最悪/ マジ/ 終了/ 信じられん。
- (いいことがあった直後)よかった/ 助かった/ よし。
- (習慣的に考えている否定的な独り言)嫌なことばっかり/ なんでよ/ くそ。
- (習慣的に考えている肯定的な独り言)幸せ/ 最高/ 大丈夫。
- (現在の状況と合致している独り言)おなかすいた/ 痛い/ 疲れた。
- (現在の思考と合致していない独り言)あの人に会いたい/ 死にたい/ 助けて。
深層心理
人間は、複数の性格が混ざり合っているので、常に一つのタイプではありません。しかし、頻繁に出る独り言の種類によって、より強い傾向を知ることができます。
自分の傾向
過去をどうとらえるか
口頭での無料相談
まずできることは、自分をわかってくれる人に相談することです。一番いいのは、親しい家族や友人、パートナーでしょう。ここで重要なのが、なにを、どのレベルまで話すのかは、あなたが決めることです。聞かれたからと言って全てを答える必要はありません。相手のアドバイスをうのみにする必要もありません。しかし、正しい内容のアドバイスをもらえても、間柄が近いために、叱責口調だったり、押しつけがましかったりして、気持ちを分かってもらえないこともあります。また、相談した相手は専門家ではないので、間違ったアドバイスをする人や、口が軽い人がいることも考慮しておかなければなりません。
次に、関係する部署に相談することが望ましいです。その悩みが学校や職場に関係するのなら、そのなかで信頼できる先生や上司が最適です。特に、嫌がらせなどは、権力がある先生や上司が仲裁してくれると効果があります。しかし、先生や上司は、自分の仕事に忙しかったり、事なかれ主義だったりして、問題解決のために動いてくれない人もいます。
悩みが犯罪に関係することなら、警察に相談、あるいは法テラスで弁護士無料相談をすることが重要です。ハードルが高く感じるでしょうが、泣き寝入りせず、闘った方がふんぎりがつくでしょう。弁護士相談は一人一回までだと思うので、何を話すか短時間にまとめる必要があります。
もし匿名で誰かに相談したいなら、無料電話相談を検索するとよいでしょう。相談員は登録しているボランティアで、一般個人の場合もあれば、看護士や公的カウンセラーなど、有資格者の場合もあります。しかし、無料相談窓口は、なかなかつながらないこともあります。
無料アドバイスの見聞
周りに適切な相手がいない場合は、ネットでの情報収集ができます。
幸せになるには、ポジティブシンキングが必要だとか、引き寄せの法則を使って幸運を信じないといけないとか、過去を忘れないといけないとか、どんなことにも感謝しないといけないとか、運動と食事と早寝早起きとか、いろんなインフルエンサーが言っています。
このなかで、自分が感動したものを選び、やってみることです。特に、症状が深刻でない人は、自分に合う方法を探して回復することがあります。一番の利点は、無料で、自分の都合に合わせて、様々な方法を試せることです。
でも、インフルエンサーやカウンセラーと名乗っている人たちが、公的な資格を持っているとは限りません。ただ、善意でおすすめしている方法に過ぎないことが多いと思います。一般公開されるコメント欄に、自分の詳しい症状を書くことも憚られるでしょうし、ブロガーやユーチューバーから親身な返事がくるとも限りません。ネットで手に入る無料情報は個別対応ではないため、自分が常に考え、自分を律し、状況に合わせて変えていかなければなりません。
有料の専門家による個別対応
次に、一対一の対応ならば、医療に頼ることです。
心理学者や脳科学者たちは、トラウマに対して、目を動かすEMDRという療法が効果があるとか、耐性をつけるために過去のできごとを再体験する暴露療法がいいとか、似たような体験者たちが自分のことばで語るグループセラピーがいいとか、傾聴してくれるカウンセリングが有効だとか、薬と併用して実践できる方法をきちんと提案してくれます。これらは実証された方法なので、最も有効性が高いでしょう。
しかし、それらを試すためには、自分に合う医者やカウンセラーを近隣の病院から探し、治療費や参加費を払わなければなりません。また、外出することさえ困難な人もいれば、仕事の休みが取れない人もいるでしょう。