数寄屋橋通りとコリドーの間の
小道にあるお店だ。
この日のお目当ては他のお店だったのだが
なんとなくいつもと違う道を通りたくなった。
そして道中に銀座っぽくないこのお店を発見。
今日のおすすめは鰹のタタキ定食。
税込1000円！良いんじゃない？と
予定変更でなんとなく入店。
2階に通されるとそこは
古民家を彷彿させるレトロな空間。
こういう空間落ち着くなー。
照明もレトロで可愛い。
電球の薄暗い灯りが心地いい。
元夫と暮らした家はいつも暗かった。
元夫が明るい照明が嫌いだったからだ。
両親が遊びに来た時には
キャンプみたいね！
と言われたっけ。
高級ホテルだって暗いでしょ。
暗い方が落ち着いた気持ちになれるんだから。
と反論したが、
暗いと貧しい
気持ちになるから嫌だ
と言う。
そういうものかしら？
夫はなぜ、明るい場所が嫌だったのだろうか。
そういえば聞いた事がなかったが
きっと大した理由はないだろう。
というのも、
夫は好き嫌いが激しかった。
食べ物も、人も、テレビ番組も。
好きなものは大好きで嫌いなものは大嫌い。
どこが好きなの？と聞いても
なんとなく
だそうで、そこに明確な理由はなかった。
だから私のことを嫌いになって
離婚を申し出た事だって
大した理由はない
のかもしれない。
なんとなく嫌になって
嫌い🟰大嫌い
になった夫は私との生活が
耐えられなくなったのかもしれない。
こっちにしてみたら、えらい迷惑だけど。
そうこうしているうちに、
料理が運ばれてきた。
思ったよりカツオが分厚い。
2cmはあるんじゃないかな？？
おかずが他にないのが残念だけど
美味しゅうございました。
なんとなく離婚された私は
なんとなく予定と違う道を通って
なんとなく新しいお店に入って
なんとなくカツオのたたきを食べた。
世の中はたくさんのなんとなくで出来ている。
そして、なんとなくも
そう悪いもんじゃないな。
これからの私、
なんとなく幸せになれる気がする。
なんとなくだけどね。
ハンディファンが手放せません！
首かけしてる人もポツポツいるねー。
なんだこのお洒落なやつは！
