赤点をとると先生から電話がかかってくる。それにより、家でどんな虐待が繰り広げられるかなど先生はしるよしもないだろう。
親が子供のことを「うちの子頭おかしくて、へんこなんです。まともじゃないんです」等と嘆きながら担任に言い、担任は親の言うことを真に受けて、子供に同じようなことを言う。
いまの時代、テレビやネットでほんの少しでも人格否定や侮蔑的な言葉を使うと騒がれるのに、姪の高校では、人格否定の言葉が平気で使われる。
姪の1年の時の担任は、成績が悪いと人間扱いしなかったらしい。
小さな規模の私立高校では先生が法律なのだろう。家でも学校でもつらい思いをしていた姪の左腕はリストカットの痕がたくさんある。なので姪は半袖着るのをいやがり、プライベートはもちろん、制服も体操服も長袖だ。
腕のことをしらない姉は、暑い日に長袖きている子供に向かって、「どたまおかしいんか、アホみたいに長袖きて寒いなら暖房つけたるわ。奇形児が」等、大きい声で切れまくる。
どうして長袖きてるかなんてまるで考えたこともないのだろう。