◆ 老後をenjoy イギリス人 #1
からの続き
エジプト社会における
アルコールの飲酒は
暗黙の了解のもとで
公に認められているような
そうでないような
微妙な立場にあります。
Partyでも
アルコールを飲みたい人は
持参するのが一般的。
イギリス人女性は
栓抜きまで持参して
最初から
瓶ビールを飲んでおり、
楽団の演奏が
始まるころには
かなりのアルコールが
入っている様子でした。
ゼロ時をまわるだいぶん前に
もう一つの
サプライズPartyが
合流しました。
あるサニーハウス住人の
結婚式のPartyを
便乗させてくれという
申し入れを前もって相談されており、
OKしていたからです。
新郎新婦が
大きなクラクションを鳴らした
クラシックカーで到着すると、 ←屋上から見物
SUNNY HOUSE前で
花火を打ち上げて会場入り。
LOVE ソファーに
二人して落ち着いたのはいいけれど、
飲んだくれたイギリス人が
新郎新婦が座る
LOVE ソファーの端っこに
陣取って動く様子なし ★
「はいからさん、
あのおばさんどかして !」という
依頼に対して
「みんなをダンスさせて !
おばさんをダンスの輪に誘うから」と
みんなでダンス作戦を提案。
そんなときに限って
みんなの重い腰も上がらず、
「新婦のおかあさんだと
思えばいいよ」なんて
冗談で済ませようとするヤツまで。
しばらくして
私がダンスの誘いに行ったら、
その少し前に
そこは新郎新婦の席だから
ご遠慮願いたいという旨を
伝えたかったエジプト人は
言い方が抗議的であったようで
すでにヘソを曲げていたイギリス人。
放っておくと
いつの間にか自室に戻ったと聞いたので
拗ねたのかと思っていたら、
真っ赤なドレスから
黒いドレスに着替えて再登場。
それからは機嫌よく
独特のダンスを披露しておりました。
再び同じ席(LOVE ソファー)に戻らぬために
ダンスを続けるように仕向けたりと
工夫を凝らしてやり過ごして
時間稼ぎ。
最終的に落ち着いた席は
全く別の場所の椅子席でした。
ホッ ♪
人が大方帰って
10数人ほどしか残っていないとき、
喉ガラガラで
エネルギーが切れかかっていた
はいからさんは
このLOVE ソファーの
ど真ん中に座って
Partyの回想に浸って
余韻を満喫したのでした ☆