最近、陽が長いので、また去年と同じく、夕方ベランダで一人夕涼み↓やってます。

 

 

やっぱり好きだわ、この時間・・。私は最高に好き。

夕方のちょっと涼しくなった時間の風が気持ち良すぎて・・。

夕焼けも綺麗だし。

 

で、そんな時に、ふと思い出した昔の話を今日はしようと思います。(なぜ思い出したのかは不明)

 

30代の頃、私には色々、夢がありました。

それは、この先の人生での「仕事」について。

 

20代の頃は、普通にOL(営業アシスタント)やって、でもその仕事は一生続ける気は毛頭なくて(そんな時代じゃなかったし、女性は結婚または出産で辞めるのが普通の時代)、子供ができたら退職して専業主婦になって、あとは子育て・・って思っていました。

女性だし、退職したら、もうフルタイムはしんどいし、家事や子育ての合間に片手間でできるような仕事・・何があるだろう??って考えた時に、思ったんです。

 

女性は、年齢を重ねれば重ねるほど、だんだん採用されづらくなる。(若さが一番日本では重宝される)

そして、職場の花でもなくなる。

だとすると、女性にとって一番居心地がいいのは、

 

・若い間は、男性の中で働き・・

・年齢を重ねたら、女性の中で働く・・

 

これが一番、人生を通して自分の居心地がいいのでは?と考えました。(安直ですね)

その時は、時代も時代だったし、40代、50代の女性は、会社では煙たがれる存在だっていう印象があって(もちろん今はそういう時代ではなくなっていますが、当時の話)、そんな存在になるのは嫌だ、40~50代になってもチヤホヤされたい(笑)、となると、40~50代は、男性がいない所(女性の中)で仕事するのが賢い、って本気で思っていたのですね。(←浅はかな考え)

 

じゃあ、年齢を重ねて、女性の中で、チヤホヤある程度敬われる仕事って、なんだろう?って考えた時、

 

習い事の先生

 

↑これだ!と思ったんです。

 

その頃、私はフルタイムの仕事をやめて、途端に時間に余裕ができたので、手あたり次第、色々な習い事をしていました。

 

色々やった中で、自分が「先生を目指そう」と思ったのが、以前こちらでもお話した、フラダンス、そしてもう一つは、フラワーアレンジメントでした。

 

以前も話したように、私の30代は、ほぼフラ一色と言っていいほど、フラに傾倒し、そこに割く時間が長かったのですが、始めて一年後くらいから、徐々に腰が悪くなっていたので、この先一生続けられるだろうか・・っていう不安もずっとあり、その保険的な意味で、フラワーアレンジメントも続けていたのでした。(フラワーアレンジメントは、フラより前からやっていた)

もし万が一、腰が悪くなっても、お花なら続けていけるだろうというのと、やっぱりお花が好きだったので。

 

結果、ご存知のように、フラダンスは、数年後、腰を痛めて断念・・。

しかし、フラワーアレンジメントは、一応、インストラクター資格は取りました。

今でも、別に教えたきゃ家で教えてもいいわけなんですが・・。

それはそれで、色々と問題もあり(この話はまた機会あれば)、結局は、どちらの先生にもなれていませんショボーン

 

結局は、自分の思い描いていた夢が、甘かったなと。

今、人生後半になって、あれだけ色々習い事をやっていたのに、何一つ、実を結んでないじゃないか、と、悲しくなります悲しい

 

正直、それにかけたお金も半端ではありませんでした。

フラダンスは、インストラクター用のレッスンもそうですが、舞台に出るためあちこち出かけたり、泊まりでみんなで観光バスで行ったこともあるし、ハワイ旅行も時々はしたし、ハワイから有名な歌手やダンサーさんが日本公演に来たら、良く見に行っていたし、他のハラウのホイケや合同パーティーにも参加したり、クリパもあったし、なんだかんだイベントがしょっちゅうで。

そのたびに、一着数万円の衣装も新調、ほかにも楽器やウクレレ、スカートや小物等の購入、お金は湯水のようにどんどん出て行きました。

 

一方、フラワーアレンジメントも、結構お金を使う習い事で、ただの習い事ならそんなにかからないのですが、資格を取るためには、資格試験代数万円、そして受かったら、お免状に数万円、それを維持する毎年の年会費、レッスン費、その他、試験に受かるために、毎週どころか、試験前は週2~3回レッスン受けたりして(レッスンを受ける回数は無制限なので)、こちらもどんどんお金が出て行きました。

試験も一度受けて終わりじゃなく、次の級、また次の級、と半年ごとにどんどん先がありエンドレス。

 

ただ、その当時は、経済的には(今と比べて)全然恵まれていたので笑、銀行の残高とかを気にしたこともなく、バンバン引き出して使っていました。(今なら絶対考えられませんがショック

当時、好きなだけやりたいことをやらせてくれた夫には、今思えば感謝ですね。(当時は当たり前と思ってました)

 

話それましたが、そう、お金もかけたのに結局、実を結ばず。

そして、お稽古の先々で友達もできて、当時はいっぱい友達がいたのに、気づけばいま、一人も残っていません・・。

習い事をやめるとともに、友達とも疎遠に・・。

 

こんなもんなんですかね。

なんかそう思うと、人生空しいな。

あの30代の充実した時代は、いったい何だったのだろう・・・(遠い目真顔

 

以前も書きましたが、一緒に習っていたフラシスターたちは、ほとんど独立して、今、フラダンスの先生。

ちゃんと夢を叶えているというのに。

 

もし、30代の夢の通り、今、私が、何かの「習い事の先生」になれていたとします。

そしたら、老後はかなり、安心だっただろうなぁと思うのです。

 

そう、今は、数年後の「夫が定年後」の貧乏生活に怯える毎日・・。

でも、私に手に職があれば、自分のお小遣いくらいは稼げただろうに。

そして、その職には定年がない(←ここが一番のポイント)

だから、自分が元気な限り、いつまででも続けられる。

こんなに心強いものってないですよね。

 

話は30代より前、20代に遡りますが、20代の時、華道を習っていました。(フラワーアレンジメントとは、また別の話です)

その時の華道の先生、私から見れば、かなり年上に見えました。当時50代くらいかな?

その先生のお名前を思い出し、ふと先日、ネット検索してみたのです。

そしたらなんと、いまだに現役で、華道を教えておられるではないですか。

 

当時、私は、大手のカルチャーセンターで習っていたのですが、今は、その先生は、カルチャーではなく、ご自宅のみでレッスンされているそうです。

しかも、週一回だけ。

おそらく、御年は80代くらいではないかと。

 

そう、手に職、があれば、80歳でも「自分のペースで」働けるんですよね。

おそらく毎日はしんどいから、週一にされているのでしょうが、自分で働くペースを選べるというのも、この職業の良いところ。

 

ああ、そう思うと、やっぱり「何かの先生」になっておくべきだったなぁ・・・と、今さらですが思うのです。

もう、遅いか💦

ホントこんなはずじゃなかったのに・・・。人生とは、うまく行かないものですね・・ショボーン