レカンとマキシム・ド・パリといえば、いわずと知れた銀座の超高級フレンチ。
まだ子供だったバブル期、大人になったらこういう場所で食事をするんだ!と
憧れていた場所。(マセガキ・・・w)
大人になった今、バブルは弾け散ってしまったけど、
レストランは変わらず存在します。
今回は、そのレストランではなく、1階上にあるバールームでランチです。
この階段の下がメインダイニングです。
ちなみに、メインダイニングでもランチをやっていて、
昼からしっかりとしたフレンチをいただけます。
ロートレックの模写、鏡。
クラシカルで落ち着いた雰囲気です。
バールームというとおり、ソファもテーブルも低く、
食事というよりは、ブランデーとシガーの似合う場所なんでしょう。
とてもすっきりと飲みやすいシャンパンでした。
パンは、ドミニクサブロンのものだそうです。
小麦の味がふわりと広がる、美味しいパンでした。
クセのないパテ・ド・カンパーニュ。
脂の旨みが凝縮されて濃厚です。
臭みが全くなく、逆に言えば、個性のない食べやすさですが、日本人の口に合うと思う。
上に乗せられたコンソメジュレ、マリネされた野菜と食べれば、
一口ごとに味の変化を楽しめます。
柔らかく煮込まれた鶏は、しっかりとブイヨンの効いたトマトソースと、
オリーブ、ベーコンなどがとてもよく調和したお料理でした。
家庭的でお高くとまらないような味でした。
ジューシーなイチゴに、まったりとしたクリーム、さくさくのパイ生地、
どれも美味しかったです。
現在のゴージャス感とは少し違った、重厚なアールヌーボー調の雰囲気は、
昭和にタイムスリップしたような感覚です。
平成生まれの方々からすれば、古臭い、という印象なのかもしれません。
客側も、ご年配の方が多いですが、
服装はバブル期のようなこれみよがしの全身ブランドなんて人はいません。
古き良き銀座の一ページですね。
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おまけ。
マリーアントワネットの部屋のような、可愛い素敵さ!
シャンデリアといい、ガラス細工といい、イスといい、生花といい。
トイレだけど、食べ物ブログだけど、写真を乗せたくなるような、
こちらもやはり今はなかなかみないゴージャスさ。