お茶編です。
まずは中国茶を頼もうと思ったら、お茶だけでなんと25種類。
ホテルのスタッフにお勧めはどれか聞ききました。

雲南不知年普洱
Yunnan age unknown pu er
プーアル茶は、自然に発酵させた生茶と、カビ菌で発酵させる熟茶があって、生茶で数十年を越えるヴィンテージものはかなり希少価値があるらしい。
でもこれは、何年ものかわからないプーアル茶です。
素晴らしい紫砂茶器に入れられたプーアル茶は、サーブされた時点ですでにお茶が開いてありました。
お茶の色は真っ黒!コーヒー以上です。
しっかりと発酵した香りと味があるんだけど、日本で飲むやたらと土臭い、カビ臭いプーアル茶とは全く別物(輸入物は熟茶が多いらしい)。
これだけ濃い色のお茶なのに、味は上品で、でも薄くない。
これだけで、なんだか来たかいがあったような気分になりました。

茉莉銀針
Jasmine silver needle
だんなさんは、ジャスミンティー。
銀針とは、白い産毛で覆われた針のように細い芽の茶葉のことだそう。
茶器は、なんと蓋付きのお茶碗。茶葉とお湯を入れて、蓋をずらして茶葉が出ないようにして、カップに一気に注ぐ。
上手な人と下手な人がいて、上手な人はほとんどこぼさずにカップへお茶を入れるけど、下手な人はこぼしまくってテーブルクロスが水浸し。そこもまた面白かった。
このジャスミンティーも、とても上品な香り付けで、いくら飲んでも嫌にならない、美しい花の香りのお茶でした。

胡桃菓子
(名称不明。メニューから注文するのではなくて、お通しのようにサービスされてます)
香ばしく胡桃をローストして、飴がけしたもの。
洋風なキャラメル味はよくあるけど、こちらはどこまでも中華風で、ゴマ風味。
とっても美味しくて、パクパク食べてしまったけど、料理が食べられなくなると夫に止められました。
帰り際に、中国の習慣を思い出して、持って帰れるか聞いたところ、もちろん!と快く承諾してくれたので、日本まで持って帰ってきました。
帰国後もちまちま食べて、とても満足。
ちなみに、東京のペニンシュラの広東料理「ヘイフンテラス」でも出てくるし、ブティックでも販売されてるので、また買いたいです~


テーブルセット。
お茶と胡桃だけでも十分なほど楽しんでましたが、この辺で、注文がやっと決まって、頼みました。
ちゃんと中国式に箸を縦に置くんだ~(当たり前)と思ったり。
ちなみに、香港のペニンシュラは、日本人には慇懃無礼で好きじゃない、という意見を、知り合いからも、ネット上でも、見聞きしていたのですが、私は全く感じませんでした。
少なくとも、スプリングムーンのスタッフは、役職の上下に関わりなく、どの人も親切で、よく気が付き、かといって馴れ馴れしくなく、適切な距離感があり、非常に好感が持てました。
日本語は通じませんが、英語で(流暢ではなくても)大丈夫です!
次回、ようやく食事編へ続く~
【香港旅行】
ペニンシュラホテル スプリングムーン エントランス編
ペニンシュラホテル スプリングムーン 食事編
地元の点心専門店 洗杯編
地元の点心専門店 点心編