昨日の記事はこちらから
http://ameblo.jp/lovelifelabo/entry-12240785352.html
＜声そのもの＞のおはなしです。
「美しい声よりも魅力的な声になりましょう～」とお伝えしました。
「あなたの感情やイメージをちゃんと表してくれる声」
魅力ってね、
そもそもあるものでもありますが、
どんどん後天的に身につけていくこともできるもの。
魅力は引き出すことのできるもの、
磨くことのできるものかなぁ。
そんな風に思っています。
さてさて、
影響し合っているので、
私は声を変えることで、
こころを変えていくこともできると思っています。
今回は＜こころ＞は省いて、
もっともっとテクニック的なこと
一体なにを変えたら
怖い声になるのかな？
「あなたの感情やイメージをちゃんと表してくれる声」になるのか。
さあ、
５つの要素をお話ししますね。
（これは、演出家の鴻上尚史さんの本を参考にさせていただいています。）
文字にしちゃうと
なんだーって感じですが
でも、これを意識して話してる人がどれだけいるでしょうか？
それでは行ってみましょう。
魅力的な声を作るときに欠かせない５つの要素
声の高さ
声の大きさ
声の音色
声の速度
声の間
この５つです。
どう感じますか？
これらを意識して変えていくとね、
感情を表現できる声を作り出せるのですね。
これは、実際のレッスンで、
これらの要素を変えて
話していただいたりします。
簡単なのは
「ありがとう」「ごめんなさい」「こんにちは」などの短い挨拶を
をこの要素を変えて極端にいってみるといいですね。
このバリエーションは無限大ですが、
かなり、バリエーションが少ないと思いますよ。
自分の気持ちを伝えるために
この要素を意識していますか？
大きさや高さなんかは
多少なりとも意識すると思いますが、
その大きさのバリエーション、
高さのバリエーションは2,3種類かもしれませんね。
そして、
きっと、美しい声になろうとか、
良い声にしようという意味合いで使っているかもしれませんね。
でも、これを
＜自分の気持ちを伝えるために変えてみる＞
という意識を持ってみてください。
もっともっとバリエーションを増やしましょう。
＜もっと相手のことを考えて声を出しなさい。大人の女性のたしなみよ＞
とても魅力的な憧れの女性にそんなことを言われて、？？？だった昔の私。
声に表情があるのは知っていたけれど、
声に表情を持たせるなんて考えたこともなかった頃がありました。
情熱があって、何にも考えず外に出していた私。
相手がその声で、聞きやすいか、
わかりやすいかよりも、大事なのは自分でした。
いつも思うんです。
いろんな方とお話ししていくと、
熱いパッションを持った方がいたり、
本当に素晴らしいアイディアをお持ちだったり
すてきな「思い」を持った方はたくさんいます。
たぶん、これは
人にお話すると＜魅力的なお話＞なんだと思います。
でもさらに、
こんな魅力的なはなしを、魅力的な声で話したら
うんと素敵なのになぁなどと思うのですね。
抑揚がなく淡々としている（あきちゃう）
早口は相手の理解の速度も考えていません。
そんな方を沢山お見かけします。
本当は嬉しいと思っているのだろうなぁとかね。
本当は熱い気持ちでいるんだろうなぁとか。
先ほども書きましたが、
いろーーんな人と話すと、
それはもうみなさんいろんな素敵な思いをお持ちです。
でも、やっぱり、
それに対して、それを伝える時の声まで
意識してる人は本当に少ないなあと感じてしまうのです。
話し方や言葉の選び方は気にするかもしれませんね。
極端に言えば、多くの人は
話す内容さえ魅力的であれば、
声はどうでもいいと思われてきたのではないかなぁって。
かくいう私はかつて（２０代の頃）、
「技術なんていいの、、ハートがあれば歌は伝わるの！」とか・・・
そんなこと言って技術井垣を怠っておりました・・・・（汗）
それと似ていますよね。
今はもちろん、そうは思わないのです。
伝えたいと思ったら、伝わるように工夫したり、
伝わるように技術を磨いたりするのは、
相手への誠意だなと思っています。
表情のある魅力的な声を意識することで、
伝わる能力も上がっていきます。
魅力的な声を考えるのは、
伝える相手へのためでもあるなあと思うのですね。
相手の気持ちがわかるのって安心しますよね。
この人どう思ってるのだろうと、
言葉以外でも伝えることができるのが声です。
今はどうやって伝えるかを考え抜くことが、
ハートって意味だと思うのですが、
かつて
私が言ってたハートって、
ただの感情だったのだなぁ、、、、と。
自分の感情をそのままぶつけるってことだったと、、、、。
相手の事を考えるというスタンスではなかったなぁって。
若いときならまだしも
独りよがりになってはいけないのですね。
＜大人の女性の声磨き＞ですからね
自分の思いを表現するためにも、
テクニックも必要だということ。
テクニックだけあれば伝わるというのも
もちろん間違いですよ～
けれど、
このテクニックを使う際の気持ちが
＜伝えるために誠意をつくす＞ため
であれば、それはとっても効果的ですよね。
お互いに気持ち良く過ごすためにも必要だと思っています。
自分が切ない気持ちになって
歌うだけでは切なさは伝わらないのだなと。
切なさを表現するための声の出しかたが必要なのだと。
長年の経験からそう思っています。
喜びを感じる声、
悲しみを感じる声、
愛を伝える声、
怒りを表す声。
みなさんの気持ちを
この5つの要素を意識して
声に乗せてみてください。
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