祝・青木宣親 後にも4人が続く「2000安打」バブル
[2017年6月22日(木) 5時58分配信]
出ないときはなかなか出ないが、
出るときはドバッと出る・・・
ケチャップの話ではない。
プロ野球の“2000安打”
のことである。
大リーグ・アストロズの
青木宣親(35)が6月11日、
日米通算で2000安打を達成した。
約1週間前の3日には日本の
プロ野球でも中日の荒木雅博(39)
が2000安打を達成したばかりだ。
「今季はそれだけでは
ありません。最大で6人達成の
“バブル”になるかもしれません」
21日現在、巨人の阿部慎之助(38)
があと31本、ソフトバンク
内川聖一(34)が40本、ロッテ
福浦和也(41)が55本、更に阪神の
鳥谷敬(35)が65本に迫っている。
「出場機会が少ない福浦は
やや厳しいけど、残る3人は
ケガさえなければ今季中に
達成するでしょう」
1956年の川上哲治以来、青木が
53人目だから、平均すると
1シーズン1人出るか
出ないかなのだが、
「ここ10年で16人と増加傾向に
あります。原因は、以前より
年間試合数が十数試合増えたこと。
大リーグに行くともっと試合数が
増えます。ただ、鳥谷の次は
巨人・村田修一(36)でまだ1700台
なので“バブル崩壊”も間近です」
これまで1シーズンで最も多く
達成者が出たのは83年の4人で、
阪神・藤田平、広島・衣笠祥雄、
阪急・福本豊、西武・山崎裕之
という顔ぶれ。それと比べると
今季は小粒……と言っては失礼か。
「選手寿命が長くなったのも
一因でしょうね。荒木や鳥谷は
打撃タイトルを一度も獲ったこと
がなく、守備の人というイメージ。
はっきり言って、長くやってたから
達成できただけです」
もちろん、それでも偉業には
違いないのだが……。