前回は学力をあげるには読書がいいよという話でした。
今回のテーマは、子どもにどのようにして読書の習慣をつけていけばいいのかです。
それは『読み聞かせ』です。
読み聞かせとは耳から情報をいれることです。
そう、学校の授業を思い出してください。
先生が説明することが分かるというのが読み聞かせの効果です。
では、小学校に入っても読み聞かせは必要でしょうか?
それは、子どもの読書量にもよりますが、今まであまり本を読む習慣がついていないのであれば、答えは「はい」。
また、習慣がついていても、子どもが読んでもらいたがれば、答えは「はい」。
小学校に入ると読める字も増えてきて、だんだんと簡単な本くらいは自分で読むことができるようになってきます。
だけど、言葉にある感情や実感を意識して読むことはまだまだ難しいものです。
特に初めて読む本などはそうです。
だから感情を込めて読み聞かせてあげることで、物語の登場人物になった気持ちになったり、その場面にいるような気分にさせて、感情を育てていくことができるのです。
それが子どもにとったら本を読んでもらう醍醐味でしょう。
いつもいつも本を読んであげていると、だんだんと自分で読もうとし始めます。
そうするとしめたものです。
だけど、いつまでたっても自分から読もうとしないお子さんもきっといるでしょう。
そんな場合には、まずは「1ページだけ自分で読んでみて。」「続きは読んであげるね。」と少しずつハードルを上げていってみてください。
読む力は慣れることによってついていくものです。
力がついてくるとだんだんと読書が好きになってくるものです。
まだ読む力がついていなければ、きっとつっかえたり、読み間違えることもあると思いますが、そこはぐっとがまんして、読もうとしたという事実を認めてあげてください。
自転車と同じで初めはできないものなんです。
できないから練習して上手になればいいやと思って見守ってあげるとおぉがんばったね~。思えてきます。
だから、読み間違えやたどたどしさを指摘せずに、「上手に読めたね!」とほめてあげてください。
自分で読めたという自信がついて、次もやってみようと思えるはずです。
おかあさんせんには5歳になる子がいます。この子が小さいときから読み聞かせをしていました。毎日、同じ本を何度も何度も読んでほしいとせがむのです。
毎日、よく飽きないな~と思いながらよんでいると、ある日もう覚えてしまったのでしょう。
感情の入れ方も真似て、一字一句お母さんせんせの声色に合わせて読みだしたのです。
その時の得意満面などや顔、今でも思い出して笑ってしまいます。
また、5歳になる前くらいに初めてはらぺこあおむしを自分で読みました。
その時は本人が照れるくらいにほめまくり、保育園の先生とのお便り帳にも「かいておくよ~」と言いました。それ以降、知っている本は自分で読み、新しい本も自分で読んでみようとし始めました。
さすがに、はじめての本は一文字一文字読んでいるという感じだったので、読み終わった後、「読んであげようか?」というと「うん!」と言い、読み聞かせてあげますが。
作文教室「言葉の森」代表の中根克明さんによると、本が好きな子は同じ本を何度も読み、細部の描写まで読み込んでいるそうです。それは、読書の広さだけでなく、深さも伴った読み方をしているということです。
そうすると、本の内容だけでなく子どもの物の見方や考え方も形成されることにつながっていき読書の効果はテキメンですね。
今日のポイントのおさらいです。
読書の習慣をつけるには読む力をつけることです。
そうすれば、読むことが好きなり、習慣となっていくのです。
決して好きだから力がつくのではないですよ!力があるから好きなんです。
