先日、そろばんの上級試験があり結果発表がありました。
おかあさんせんせのそろばん塾では日本珠算連盟検定を受けさせています。
日本珠算連盟検定の合格基準は制限時間30分で300点満点の240点(80%)以上です。
子どもたちは八尾商工会議所の大会議室で大勢の見知らぬ人たちに混じり、はりつめた空気の中で「合格」を目指します。
多くのお子さんは高校受験で初めて体験するような雰囲気です。
それを小さいときから体験し、大きな会場で普段の実力を発揮することの難しさを実感することは、人として経験値が増すという意味でも意義のある体験と思っています。
おかあさんせんせも実際、小さいときに受けました。
そりゃ~もう緊張しましたよ!
よーい始め!の合図がなると、し~んとした会場から一斉にパチパチパチとそろばんをはじく音が会場に響きだすんです。
初めての挑戦では完全にのまれました!苦笑
だから、この合格が素晴らしいのです。
そうです。ここで合格をだせたらそれは万々歳です。
だけど、もちろん、合格できない子もいるんですね。
もし、お子さんが不合格だったらどうしますか?
もし、2回連続で不合格だったらどうしますか?
合格できるまで頑張れと励ましますか?
それとも、もう辞めさせますか?
おかあさんせんせのそろばん塾にもいました。
彼は小学3年生で3級を受験しました。
1年そこそこで順調に3級まで進級したとても優秀な子でした。
しかし、3級で初めての試練が待ち受けていたのです。
今まで快調に進んでいたので彼にとって初めての挫折です。
本来なら、意思を強く持って、立ち向かうチャンスだったんです。
だけど、2回目の不合格が分かると、彼の親御さんは辞めさせてしまったのです。
その子にとって初めて乗り越えるべき壁ができたのに、とっととはしごを外してしまったのです。
これはそろばんの先生にとっても、とても悲しいことでした。
だけど、実は、能力の高い子どもの親ほどやりがちなことなのです。なぜなら、子どもの挫折を目の当たりにする数が少ないからです。
よく失敗するお子さんをお持ちなら、挫折の事実を受け入れ、次は頑張れ~と背中を押して見守ってあげることに慣れています。
だけど、この親子は、子どもも親もどちらにも失敗に対する経験値が少ないので免疫がなかったんですね。
竹でたとえると、不合格とは生きる節目ができたということです。
節目があるからしなやかさがあるのです。
そして、節から、するするっと高く伸びていくのです。
柔軟性のある人間になるためには、不合格を一つずつやりきることを学べるチャンスだ!と捉えるといいんですよ。
だから不合格でも、決して意気消沈して挫折することなく次の合格を目指して欲しいです!
諦めずにやり続けることこそが級合格以上の精神力、忍耐力などの生きていく底力を養える絶好の機会となるでしょう。
