「何でもかんでも、切り捨て」、「身を切る改革」で、大阪を変貌させた維新。
兵庫県内の首長選挙で、その脅威と勢力を阻止するべく、自民公明のみならず、立憲民主党、共産党の左派までが、連合体を組んで、維新を拒否するのは、少し違う。
元維新政治塾一期生であったが・・・今年の参議院選挙では、維新に変わる改革保守として、参政党を支持。
が、地方選挙の首長選挙に出せる勢いと、「タマ」はまだまだ。
かつて、在籍した「神戸志民党」も地方議会では、左派会派となり、改革保守を謳った「みんなの党」精神の大石とは、程遠い存在となった。
とはいえ、無所属で、首長選挙を戦うには、単なる「討ち死に」で終わる。
選挙は、当選しないと意味が無い。
この矛盾と葛藤もある。
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日本維新の会が大阪府外初の首長誕生を目指し、新人を擁立した20日の兵庫県尼崎市長選は、与野党が実質相乗りで支援した新人が制した。維新は公認候補を立てた兵庫県内の市長選で5連敗。党内では「尼崎で勝てなければ(他の首長選は)かなり厳しい」との声も上がり、来春の統一地方選に向けて、看板政策「身を切る改革」の限界も露呈した。
「自民から共産までが一致団結した相手を超えるには、地道な活動が足りなかった」。維新共同代表の吉村洋文大阪府知事は21日、府庁で完敗を認めた。自身も2度現地入りして支持を訴えたが、約2万7千票もの差がついた。