吉村大阪府知事の元側近の斎藤・兵庫県知事と”冷戦”が続いている。
斎藤知事に直訴しようと考え、携帯電話をかけた。
しかし、電話はつながらず…。
泉市長は1月27日に斎藤知事に直談判するため、兵庫県庁に足を運んだが、面談はかなわなかった。
泉市長によれば、斎藤知事の前任者である井戸敏三前知事の時は頻繁に連絡をとり、拒まれたことはなかったという。
なぜ、斎藤知事は泉市長を避けるのだろうか。
泉市長はAERAdot.の取材に心当たりをこう語る。
「斎藤知事が就任して間もない、昨年9月17日です。
兵庫県下の市長や町長と意見交換をする市町懇話会が設定された。
当日は市長や町長は万全を期してやってきます。私もそうでした。
それが当日朝9時43分に担当課長に突然、メールが届き、キャンセルしますという。理由は台風でした。
窓の外を確認すると、雨も降っていないし、台風の影響は感じられない。
私は斎藤知事の携帯電話に連絡しました。
斎藤知事に『課長へのメールだけでキャンセルはないでしょう。この日のために市長、町長は準備をしてやってくる。やむを得ない事情があるなら、知事名で書面を出すべき』と苦言を呈したのです。
すると1時間ほどして、書面が斎藤知事の名前で届きました。
それ以降、斎藤知事の携帯電話にかけても通じなくなった」。