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大石欣則

 昨年12月に神戸市が公表した王子公園(同市灘区)の再整備基本方針の素案を巡り、市はパブリックコメント(意見公募)に1456通、5632件が寄せられたと明らかにした。反対意見も多く、市は精査した上で素案を見直すという。

 素案では、大学を公園に誘致し、スタジアムを公園北側に移転。中央部に立体駐車場を設ける一方、遊園地やテニスコート、スタジアムの陸上トラックなどを廃止するとした。

 意見公募は昨年12月10日~今年1月17日に実施し、市が結果の概要を公表した。施設別では、大学誘致に対する意見が1102件と最多で、「少子化時代に疑問」「目的効果が不明」「動物園との連携を図れる大学が望ましい」などが寄せられた。

 動物園の意見は729件で「動物福祉に配慮したものにすべき」「料金が上がることに反対」など。立体駐車場は450件で「駅前にある公園には不要」「景観に影響が出る」などの声が聞かれた。

 遊園地や補助競技場など廃止対象とされた施設には「残してほしい」との要望が上がった。また素案自体に「市民の声を聞いていない」「周知方法が不十分」とする意見もあった。

 久元喜造市長は16日の会見で「さまざまな要望をいただいており、公園全体の土地利用の中で、かなえられるものがあるか考えなければいけない」と話した。

 市は2月末に予定していた方針策定を延期し、あらためて考え方を示す。意見公募の概要は、市会ホームページ「新着情報」の委員会資料(総務財政・経済港湾・建設防災)から閲覧できる。

 

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