言わんこっちゃない~
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「都市部以外への浸透は鈍かったが、斎藤氏の存在が維新のいいイメージを県内に広げている」と期待する。
こうした動向に、自民県連幹部は神経をとがらせる。
「維新が議席を伸ばせば、県政に口出しする機会が多くなる。
大阪からの要求が増えるのも確実だろう」。
斎藤県政の足元が揺れ始めている。
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「兵庫と大阪の港を経営統合し『関西港』をつくる。それぐらいしないと、釜山や上海と張り合うのは難しい。どうですか?」
昨年12月26日、関西の成長戦略を話し合うため、兵庫と大阪両府県のトップが初めて開いた連携会議。吉村洋文府知事(46)は、事前の打ち合わせにはない提案を突然、持ち出した。
大阪港と神戸港などを一体化し、浮揚させるアイデアに斎藤氏は「大事な視点。合理的な港湾の経営について議論は必要」と同調。管理者の神戸市の協力も必要だとする吉村氏に押され、次回以降、久元喜造市長を会合に招く約束をした。