辛苦の時には辛苦が重なる。
恨みたくなるような辛苦もある。
自分自身の不幸を悔やむ時もあるだろう。
多かれ少なかれ誰しも辛苦は来る。
辛苦の時ほど自分自身が観える。
それも自分の眼と他人の眼である。
他人の眼は自分の言動を以って観る。
言葉使いや愚痴や不満など。
他人の眼は冷静に観る為に、
忠言助言や箴言も大事。
ただ、辛苦の時ほど聞きたくないものである。
この時こそ人間性が分かれる。
学問という自分自身を磨く試練が必要なのは、
この時、好機として自己修養に努めるか否かである。