明石出身、東洋経済新聞から市長になった、和光市長の解りやすい呼び掛け
安倍晋三首相、久元きぞう神戸市長~見習いよ~
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小学生、中学生、高校生の皆さん。
今、学校がお休みなのはご存じのように新型コロナウイルスの拡大を避けるためです。
一方で今、テレビやネットなどでは、この政策への批判がたくさん出てきます。
しかし、だからといって何をやってもいいと言うのではありません。
皆さんは今回、このような政府からの要請が政府から出ていることの趣旨をしっかりと受け止め、今まさに皆さんが犠牲になっているこの政策の効果が少しでも大きくなるよう、協力すべき立場です。なぜなら、皆さんが一番の犠牲者なのだから。
万一、皆さんが原宿や渋谷、池袋などの人々が濃厚接触してしまうような場所で遊ぶことにより大きな病人の集団を作ってしまうと、下手をすると皆さんの犠牲の効果、成果はゼロとなります。
大人もたくさんの犠牲を払っています。たくさんの日本人が可能な限り最大限の努力をしています。つぶれた会社があり、損をする人がたくさんいます。ウイルスによる日本社会への破滅的な被害を避けるための今の政策には、残念ながら大きな副作用があるのです。
そして、タピオカも、カラオケも、買い物もこのウイルスの猛威が去ってからでも楽しめます。
繰り返します。一番犠牲になっているのは皆さんのかけがえのない学校生活です。友達との時間であり、青春であり、部活動の時間です。
ですから、皆さんが先頭に立って「私たちのかけがえのない時間が犠牲になったのだから、大人はもっと工夫して頑張ってほしい」と叫んでも良いぐらいなのです。
もちろん、大人も努力しています。
こう考える人もいると思います。「もしかしたら、政府にはもっとうまいやり方があったかもしれない」と。
しかし、「乗り掛かった舟」という言葉があります。始めた以上、別の方法を試すためのハードルは果てしなく高いので、これから後に考えられる案は今の決定の延長線上にある改善案、と考えた方が良いでしょう。もちろん、たくさんの大人がよりうまくいくように日夜議論しています。
そして皆さん、せっかくやるのだから、中途半端はやめましょう。
濃厚接触のリスクを自ら招かない。そして、やるべきことをこなしながら、じっくりと待つ。
そして、何より大切なのは今の経験を絶対に忘れないことです。皆さんが世の中を動かす時代になったら、今度はもっとうまくやってください。
もちろん私達、今の時代の大人も、今できる最善を尽くします。それぞれの持ち場で、ね。