平仮名表記。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

 「障害」の「害」を平仮名表記することで、「心のバリアフリー」をと、大石は2011年から活動してきましたが、千葉市長の熊谷氏の姿勢も理解できます。

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 以下、Yahooニュースより。

千葉市長が「障害者」にこだわる理由 「障がい」「障碍」論争に一石

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150525-00000002-withnews-soci

 「障害者」という言葉を「障がい者」と置き換えることには反対――。熊谷俊人・千葉市長のツイートが反響を呼んでいます。熊谷市長はどんな思いを込めたのでしょうか。

「障碍」は、なぜ「障害」になったのか? 表記をめぐる経緯

「障がい者」派の自治体も

 近年、「障がい者」と漢字かなの交ぜ書きにする動きが増えています。自治体でも、施設案内や行政文書などで「障がい者」とするケースが相次いでいます。
 2009年に表記を改めた岩手県滝沢村(現滝沢市)の担当課長は当時、朝日新聞の取材に「害の字は、妨げや災いといった否定的な意味を含む。村内の障害者団体からも意見があり、人権に配慮して変更した」と説明しています。

「社会との関わりの中で障害に直面」

 この問題について熊谷市長は20日、自らのツイッターで次のように語りました。
 「『障害者』とは『社会の障害』でも『身体に障害を持つ者』でも無く、『社会との関わりの中で障害に直面している者』という意味であり、私たちはその障害を一つひとつ解消していくことが求められている、と理解しています」
 「その考えから、私は『障害』を『障がい』と置き換えることには反対です。『障害』という言葉が引っかかるからこそ、それを社会的に解消しなければならないわけで、表現をソフトにすることは決してバリアフリー社会の実現に資するものではありません」

「障碍」「障害」過去には混在

 戦前は「障碍(がい)」と表現されることも多くありました。しばらくは「障害」も混在しており、1946年の帝国議会の議事録では両方が使われている記録もあります。
 しかし戦後、「碍」は当用漢字にも常用漢字にもなりませんでした。そのため49年の身体障害者福祉法の制定以降、「障害」が定着しました。

 ただ、障害の「害」には「災害」「害悪」など否定的なイメージがあるため、表記の見直しを求める声は当事者らから根強くありました。一方で、表記だけを改めても「差別が残る実情から目をそらすことになる」といった反対意見もあります。

熊谷市長には賛否両論

 鳩山由紀夫内閣が設けた「障がい者制度改革推進本部」は、差別解消のために表記を「障がい者」とすることも議論しましたが、有識者らからは「『障害』が広く普及している」「『チャレンジド』が望ましい」などの意見も出され、合意には至りませんでした。2011年に提出された障害者基本法改正案には盛り込まれませんでした。

 熊谷市長のつぶやきへの反応の中には、「そもそもその人を指して障害などと考えることが大きな誤解、差別です」といった賛成意見のほか、「障碍と表記することから問題解決につながると思える」といった反対の声も見られます。

 (以下、追記します 5月25日14:25分)

 熊谷市長は25日、自身のツイッターで「表記を変えるべきとよく言われて、それに対応する時間を本来の障害者行政に割きたいので、表現を変えても意味が無いと申し上げただけです」とコメントしました。

 以上

 神戸市も決められたルールはありませんし、そもそも法律や条例が漢字表記になっているので、そのまま使用される例が多いのも事実。

 関連の委員会でも与党会派の議員も、「平仮名表記にするよう」陳情を受けた議員が賛成したり、同じ会派でも、「反対」する議員もいました。
 
 過去の委員会での陳情に対する、当局の答弁は・・・
 障害者に対する心のバリアフリーを進めるために,障害という言葉における漢字表記「害」について,平仮名表記「がい」への変更など,障害の表記について検討を求めるものでございます。陳情書にありますとおり,平成19年2月に策定した神戸市障害者保健福祉計画2010後期計画では,
障害の害を平仮名

で表記しております。これは,害の漢字を当てることで,障害者や市民の中に不快感を感じる方がおられることに配慮し,当面,本計画に限定して試行的に平仮名表記「がい」を用いたものです。計画策定時の議論におきましても,賛成,反対,あるいは障害者という表記そのものを別の表記に見直すべきなど,専門家の間でも意見が分かれたところです。また,計画では法令や固有名詞は漢字表記のままとしたため,多数漢字表記「害」が混在することになり読みにくいという声もあります。一方,国の法律などでは障害者基本法をはじめ漢字表記で統一されており,障害当事者や保護者の会などでも漢字表記「害」を使う例が多い状況にあります。本計画においても心のバリアフリーは重要な課題であるとしています。障害の害を漢字で表記することで不快に感じる市民の方がおられることは理解しており,今後いろいろな場で意見をお聞きしながら議論してまいりたいと考えています。


 そして、「神戸市障がい者保健福祉計画2015」では・・・左下矢印
http://www.city.kobe.lg.jp/life/community/handicap/seido/img/keikaku2015.pdf

4 「障害」のひらがな表記
 「障害」のひらがな表記については、障がいのある人の中でも意見が分かれています。そのため、国の障がい者制度改革推進会議の第一次意見では、国民各層における議論の動向を見守りながら、引き続き審議を行うこととしています。

 同様に、「子供」の平仮名表記も「子ども」や「こども」とされているケースが増えています。
 神戸市も「こども家庭局」が存在しています。
 漢字の「供」を使用するのは差別表現だとかの理由で、平仮名表記にされているというよりは、「見た目の柔らかさ」で判断しても良いと思います。
 いずれにしても、人に優しい社会づくりを目指して、まだまだ活動を続けていきたいと思っています。

 子供の漢字表記について考察されているブログ ↓
 http://kan-chan.stbbs.net/word/pc/kodomo.html



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