教頭、副校長に。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

 深刻な問題です。
 教頭も、副校長もなり手がなく、なっても降格志望を出して、元の教員に戻りたいとは。
 我々議員(大石は、6月10日で任期満了)の訪問対応も、教頭先生が殆どです。

 PTAとの板挟み問題、様々な課題解決に精神的にも相当ストレスがかかっているようです。

 民間人校長の登用だけでは、解決できない部分もありますが・・・。


 朝日新聞より ↓

求む、教頭・副校長 テコ入れ、
自薦改め校長が推薦も 激務で敬遠「辞めたい」
http://www.asahi.com/articles/DA3S11771038.html?ref=nmail

 学校の先生で最も多忙とされる副校長や教頭が不人気だ。昇任試験の志願者が少なく、各地の教育委員会が対策に乗り出している。大阪市 教委は、各校長に部下の中から教頭候補者を推薦させ、受験させる異例の策にでた。


 「いまが教員人生で一番しんどい時期。ふんばりどきだと思っています」。神奈川県 内の市立中学校の副校長は話す。

 毎朝5時すぎに家を出て、6時20分には学校の門を開ける。担任が入院すれば、かわりの常勤講師をさがし、窓ガラスが割れれば業者に電話する。教員の勤務評価、報告書作成。帰宅は午前0時すぎ。休みは新学期になって1日だけ。

 「あんた、ババ抜きのババ、ひいたようなもんや」

 大阪市 立小学校の教頭は昇任した数年前、同僚の教諭からそう言って笑われたことを覚えている。

 苦情をいう保護者に校長が「教頭によく言って聞かせます」と応対するのを聞き、「心が折れた」。PTA役員 から「おい、教頭」と言われ、会費の引き落としを頼まれ、銀行に走ったこともある。呼び出される時に都合を聞かれたことはない。「まるで奴隷です」

 大阪市 では橋下徹 市長の意向で民間人校長 が増えて昇進の機会が減り「夢を持ちづらくなった」。教員仲間が集まると「もう辞めたい」と愚痴を言い合う。

 文部科学省 が2006年度に約5万人の公立小中学校の教員らを対象にした「勤務実態調査」によると、教頭・副校長の平均残業時間は月約63時間で、教諭より21時間多かった。12年度の別の調査では、副校長・教頭の4割近くが午前7時までに出勤、午後9時以降に退勤するなど、長時間勤務が常態化していた。

 降格を望む副校長や教頭も増えている。高校などを含む公立校の副校長や教頭から教員への希望降任は13年度、全国で107人と初めて100人を超えた。最多は大阪の21人、次いで東京の15人。都教委の担当者は「副校長に集中する業務自体を改善しないと、なり手は確保できない」と話す。

 昨年度の教頭昇任試験の受験者が、01年度の10分の1に減った大阪市 。市教委は今年度から、本人の出願制を改め、各校長に候補者を推薦させ、受験させる。東京都 は12年度から、副校長の業務をサポートする事務職員らでつくる「経営支援部」の設置を進めるなどして負担軽減策を打ち出し、受験者の確保に取り組んでいる。


 ◆キーワード

 <教頭と副校長> 教頭は校長の補佐に加えて、必要に応じて児童・生徒の教育もする。これに対し、副校長は人事管理など運営面でより校長を助け、校務の一部を自身の権限で処理できる立場だ。副校長は2007年の学校教育法 の改正でできた職で、指示系統をはっきりさせ、学校運営を効率化させる狙いで置かれた。14年4月時点で、全国の公立小、中学校、高校などの教頭は3万3846人、副校長は3646人。

以上


 教頭の休暇教員の代理実務(授業)は、民間の塾の講師や経験のある人材を登用起用したり、副校長も民間企業での経営企画に携わった方や人事担当者の起用も大いにありだと思います。


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