「原点」失い。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

 かつての元祖第3極である、大石が所属した、「みんなの党」のようにならないように、「闘う改革」の継承者として・・・存在感を示していくしかないのですが。

神戸新聞「社説」より ↓

維新の党/「原点」なくし何を目指す

http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201505/0008041399.shtml

 「大阪都構想」が住民投票で否決された責任を取り、維新の党の江田憲司代表が辞任した。後任には松野頼久幹事長が選ばれた。

 頼みの綱の民意に看板政策を拒否され、党の「顔」だった橋下徹大阪市長も任期満了を迎える12月で政界引退を表明している。

 司令塔不在が長引けば求心力は低下し、離党者が相次ぐ恐れもある。ダメージを最小限に抑えるため大急ぎで新執行部を発足させた格好だ。

 しかし、党立て直しの道は険しい。「都構想は維新の原点中の原点。否決されたら居座る選択肢はない」と江田氏が語った辞任理由は、党の存続そのものにも当てはまる。

 原点を失った政党に存在意義はあるのか。住民投票の結果が突きつけた問いに明確な方向性を示さなければ、有権者の支持をつなぎとめることはできないだろう。

 国政政党としての分かりにくさは、党の発足当初からあった。

 橋下氏が率いる日本維新の会と江田氏らの結いの党が合流したのは昨年秋。直後の衆院選で第3党の勢力を得たが、安全保障などに違いを抱え、安倍政権に臨む姿勢でも、連携を探る橋下氏と批判的な江田氏の溝は埋まらなかった。

 安倍晋三首相は、考え方の近い橋下氏らと連携し、悲願とする新たな安保法制や、その先に見据える憲法改正の議論をスムーズに進めたいと思い描いていた節がある。

 都構想が挫折し、橋下、江田両氏がともに退場した後、維新の党が何を目指す政党になるのかは、この国の行方を左右しかねない。

 安保法制も改憲も、国民の反対意見が根強い。党所属議員一人一人が責任の重さを自覚し、真剣に考えて答えを出さなければならない。

 民主党出身の松野氏が新代表に就くことで、野党再編論議が再燃するとの見方もある。党勢回復が見通せない民主党内にも期待する声があるようだ。

 だが、理念や政策の一致を先送りして合流を急いでも、安倍政権の独走を懸念する国民の声を受け止めることはできない。

 まずは、今国会で安保法制に臨む姿勢をはっきりさせるべきだ。国民の疑問に応え、徹底審議を求める他の野党と共闘態勢を築けるか。曖昧なまま与野党の草刈り場となるのか。維新存続の正念場である。

以上








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