ワンマン。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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大石欣則

先日の決算特別委員会での総括質疑の速記録が上がってきた続き「市営地下鉄西神山手線のワンマン運行について」です。


大石:

河井局長になってから、社会実験を行うなど、様々な取り組みをされており、実際に海岸線の乗車率が上がるなど努力を感じるが、収支的には海岸線が黒字の西神山手線の足を引っ張る状況であり、非常に残念である。
 さておき、平成26723日に行われた外郭団体に関する特別委員会の神戸交通振興株式会社に関する私の質問の中で、西神山手線がワンマン運行できるにもかかわらず、開業当初から今まで車掌を付けて2人で運行してきたことを市民の方からの情報で明らかにした。この点に関して、交通局長からはワンマン運行はできると答弁があった。
 答弁の詳細は、新神戸駅で運転士が北神急行の社員と乗り替わる際に車掌が降りて、谷上まで1人で運行しているが、地下鉄では自動運転システムであるATOを採用しているためワンマン運行は可能である、しかし、開業時点から車掌を付けて運行しており、その方々の定年が来ていないので7,8年待ってほしい、という内容であった。
 さらに、ワンマン化と同時期に全駅にホームドアを設置する計画があり、今年度中にその計画を策定し、お出しする、ということも聞いた。

現在のホームドアの設置計画と、ワンマン運行にし、現状の車掌55名の配置転換すれば、外郭団体に委託している180名の駅務の業務が代替できるのでは、という点について、お伺いしたい。


河井交通局長

西神山手線は昭和52年3月の開業当初からツーマン運行、つまり運転士と車掌の2名体制で運行しており、ワンマン運行を実施するためには、現在の制度ではホームドアの設置が義務付けられている。ホームドア無しではワンマン運行は実施できず、まずこれに取り組む必要がある。

外郭団体に関する特別委員会でも申し上げたが、ホームドアの設置および車両更新については、当面の経営収支の見通しと合わせて検討を進めており、今年度中に何とか目途を立てたい。

その目途を立てた段階で、当然のことながらワンマン化も本格的に検討したいと考えている。


大石

先日と同じ答弁であるが、市長は西神山手線でワンマン運行ができることをご存知であったか。


河井交通局長

一部誤解されているので、私から申し上げる。
 北神急行は昭和62年に開業したが、当
時の国の指導は、混雑率が150%以下であればワンマン運行可能というものであった。直近の平成23年のOD調査で最混雑率を比べると、北神急行は63.9%、市営地下鉄は173.8%である。よって、当時は国の指導もあり、ワンマン運行はできなかった。

今の基準では、ワンマン運行にはホームドア設置が義務付けられている。そのため、ホームドアの設置について何とか今年度中に目途を立て、ホームドア設置時にはワンマン運行ができるよう本格的な検討を進めたい。


大石

ホームドアの導入にあたって、ホームドアの設置、車両の改造、カメラの設置など、どの程度の投資を見込んでいるのか。


河井交通局長

 投資額は、車両をすべて購入すると260億円、ホームドアの設置に50億円、ランニングコストが年間1億円かかる。さらに減価償却費、支払利息として年間平均13億円程度の経費がかかる。

こういったことの見通しを立てるために様々な試算をしている。


大石

新しい指針として、市長が各局の予算枠のシーリングの撤廃を掲げているが、これを受けて来年度、再来年度に計画することはないのか。


(市長答えず)河井交通局長

基本的に、交通局の予算は私が調整するので、来年度に向けて局内からの要求を見極めたうえで決定していく。ただし、投資に関しては、一般会計からの補助を貰うため、一般会計の査定の場で私から市長に説明し、お願いしていきたい。


市長。


(やっと開口)久元市長

基本的な方針は、交通局長の答弁にあったとおりであり、予算要求時に内容を聞き、判断していきたい。




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