http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201402/0006676666.shtml
甲南女子大（神戸市東灘区森北町６）の学生が卒業製作した映画「よんぶんのいち 、」が２日、魚崎中町４の東灘区民センター小ホールで上映される。学生たちが自らを投影した等身大の「女の子」が、恋愛や進路、友人関係に悩み、それでも前に進む姿が生き生きと描かれている。（小西隆久）
文学部メディア表現学科の映画映像表現研究ゼミ生１２人が２年がかりで製作した。全員が体験などを語り合いながら脚本を書き、２０１３年１月にクランクイン。監督やカメラマン、ロケ地選びから芸能人の出演交渉まで、すべて学生が担当した。
「美容師見習いのまどか」「女優を目指す愛美」ら幼なじみ４人は、それぞれ夢や悩みを抱えている。４人はある日、地元の祭りでだんじりを引くことになり、思いをぶつけ合う‐という物語。
タイトルは、人生の約四分の一という２１歳を表し、４人それぞれのドラマという意味も込めた。最後の読点には、まだまだ先に続く人生を表現したという。
主演の１人で監督を務めた藤田まどかさん（２２）は「２１歳だった自分たちの体験や見聞きしたことを盛り込んだ。役にそれぞれの思いが反映されている」と話す。
指導したのは、「能登の花ヨメ」（２００８年）などで知られる芦屋市出身の映画監督白羽弥仁講師（４９）。「女の子らしい見えっ張りや恋愛をめぐるいさかいなどリアルな日常が描かれており、作品としても合格点」と評価する。
上映は午後２時、同３時４０分の２回で、約５０分。それぞれ冒頭に学生らによる舞台あいさつもある。無料。
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