ALTについて。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

 先日の神戸市会決算特別委員会、教育委員会の審査について、議事録が上がってきましたので、アップしますね。



1.ALT(外国人英語指導助手)の配置について

教育委員会は学校運営のみならず、美術館・博物館・スポーツ等多岐にわたって所管されている。私は他の委員と発言を調整して、テーマを絞って質問させていただく。まず、外国人指導助手、ALTの配置について、国際都市神戸としては、どんどん実践していくべきだと思っている。しかし、現在小学校34年で年間7時間、56年で年間12時間、中学生で年間35時間であり、配置人員は121人とのことで、個人的には少ないと思っている。全国的には高いレベルと聞いているが、国際都市神戸を標榜しており、義務教育の範囲内ではあるが、少し増員なりプログラムを増やされたらどうかと思う。今年度の予算でも増員されていないので、決算委員会ではあるが、今後どのようにしていくのかお考えをお聞きしたい。

また、外国語教育における地域人材、マリストや聖ミカエル、カナディアン、ドイツ学校等の外国人学校や外国語大学等との連携についても現状と今後の方針をうかがいたい。

<雪村教育長>
 ALTについては、ご指摘のとおり、神戸は指定都市の中でALTの配置人数が突出している。一番多いのが神戸市の121人、我々が調べた範囲では、続く大阪市が81人、さいたま市が72人、仙台市が69人、京都市が48人となっている。

今まで英語教育の推進と国際理解教育の充実に向けて外国人英語指導助手、ALTの増員に取り組んできた結果、こういった政令市の中で突出した配置になったのではないかと思う。これにより、中学校・高等学校における通年配置が可能になっている。加えて、小学校3年生以上にもALTを配置することができ、ALTを活用した授業が可能になっている。

 また、外国人学校、外国語大学との交流であるが、確かに国際都市神戸は、地域人材、外国人学校、外国語大学等、子どもたちの国際性を育む環境に恵まれていると考えている。

まず、神戸市外国語大学とは、平成20年に教員に対する英語に関する学習機会の提供や、児童・生徒・学生の国際交流に関する理解の推進等を意図して、連携協定を締結した。それにより、教員研修や中学校英語サマースクール等を実施しているところである。              

小学校教員対象の研修は、平成20年度から3年間の中核教員研修で、581名の中核教員を養成した。以前は小学校では英語の授業を教えることはなかったが、昨今の変遷により小学校でも英語を教えていくことになり、非常に効果のあった研修だったと考えている。その後、平成23年度からは、中核教員研修受講者以外の教員を対象に基本研修を実施し、774人が受講している。6年間で全小学校教員の約45%が受講しており、小学校外国語活動の授業力向上と授業に対する自信の醸成を進めてきている。

 また、中学校・高校の教員について、平成20年度からは、英語教員スキルアップ研修を実施している。講師は神戸市外大の教員が中心となり、授業力の向上とともに英語力の向上も図っている。

また、子どもたちに対しては「中学生英語サマースクール」を平成20年度より、これも神戸市外大との連携協定による事業の一つであるが、神戸市外大で実施しており、中学生がALTや神戸市外大生と英語を通して交流し、英語によるコミュニケーションの大切さ、楽しさ、難しさを体験する行事である。中学校英語教員、ALT約100人と神戸市外大生が協力して企画運営にあたっている。                      

 また、外国人学校生徒との交流については、平成25年1月26日に神戸市外大で開催した「第1回神戸イングリッシュ・フェスティバル」で、外国人学校4校の生徒も参加し、神戸に住む中学生たちが「わが町、神戸(KOBE,MY TOWN)」について英語で発表し合い、交流を図ったところである。              

第2回は、平成251116日に、神戸市外大で開催する予定である。


<再質問>
日本人の教員の方の英語のレベルアップは当然やっていくべきだと思うが、リアルな外国人と触れることで、発音もそうだし、外国文化に触れるいい機会である。私自身中学から私立だったのだが、アメリカ人の先生に英語を受け持っていただいて、英語にのめりこんだ。また、同時に洋楽にものめりこみ、歌詞カードを自分で訳して先生に教えてもらうという交流ができていた。当時英語ばかり伸びて、理数系は全く駄目だったが、今でも英語が得意である。

国際都市神戸として、英語教育日本一に向けて旗を振ってみてはどうか。今後ALTの導入により英語のレベルがどれだけ上がってきたか、という計るべき目標値を得るために、検定を行ってはどうか。

<雪村教育長>
確かに小学校34年生からALTが入っていることで、ALTを通じて外国の生活や文化に接することができ、英語にも積極的に親しむことができるようになっていると思う。国際都市神戸は外国人観光客も多く、先ほども、子どもたちの国際性を育む環境に恵まれているとは申し上げたものの、やはり、小学生がネイティブの外国人と触れ合うのには臆するところがあるのではないかと思うので、実際にALTと触れ合うことで、大きな効果があるのではないかと思う。

神戸市の場合、教育基本計画のアクティブプランにも明記しているのだが、小学校56年生における外国語活動では、「英語で挨拶や自己紹介のできる小学生」の育成を目指し、中学校では、「英語で神戸のまちを紹介できる中学生」の育成を目指すと明記している。

そういった目標もある中で、ALTの効果を我々としても把握したいということで、神戸市学力定着度調査を行っている。抽出調査ではあるが、中学2年生に対して、平成23年度、24年度に質問項目として、「英語の勉強が好き」、「英語の勉強は大切だ」、「英語を生かした仕事をしたい」の4項目を入れている。これはその前年の平成22年度に国立教育政策研究所が中学3年生に対してではあるが、全国調査を行ったので、同じ文言で神戸の中学生に聞いてみようということで実施したものである。その結果として、「英語の勉強は大切だ」という生徒は23年の83.3%から86.2%へ、また、「英語は役立つ」は79.5%から80.9%というふうに、非常に高い率を示している。全国は22年度の結果であるので時点は違い、対象者も中2と中3とで違うが、どの項目についても、神戸は全国の率を上回っている。これもALTの配置効果の一つではないかと思うが、これからもこういった検証は工夫をしながら続けていきたい。

<要望>

推進していただくことを要望する。また、ALTのレベルの均一化も図っていただきたい。


神戸は、きっともっとずっと素敵になる。

神戸は、きっともっとずっと素敵になるメラメラ
神戸、第三の開港へ。
http://www.krp-web.com/
神戸市会議員
みんなの党神戸市会議員団 相談役・前団長
大石よしのり(大石欣則)

http://www.minna-kobe.org/
大石よしのり応援プロジェクト ↓
http://www.oishikobe.com/
oishi@kashino.net
facebook公式ページ
http://www.facebook.com/oishikobe
大石よしのり広聴事務所
〒654-0025

神戸市須磨区寺田町2-1-14-308 
078-735-1337

ペタしてね