神戸大学海事博物館 企画展
「船の推力発展史 -人力・風力から未来へ-」】
阪神電車の深江駅から徒歩約10分。神戸大学深江キャンパスにある「神戸大学大学院海事科学研究科海事博物館(神戸大学海事博物館)」は、年末年始とお盆前後および企画展準備のための休館を除き、毎週月曜・水曜・金曜の13時30分から16時の間、誰もが気軽に立ち寄って観覧できる入館無料のミュージアム。
船や航海技術の歴史に興味がある方にとっては、この上なく魅惑的なスポットです。今年も「海の日」を記念して、標記の企画展が7月13日(金曜)から10月27日(土曜)まで開催されます。
陸や空の移動・輸送手段に比べて、圧倒的に歴史が長い、海・船と人との関わり。手漕ぎに始まり、帆を使い、やがて蒸気機関に続く高出力エンジンの登場により人類の世界観が大きく変貌し、人々はより遠くの目的地へ、より速く到達できるようになりました。この企画展では、常設展示に加えて、船の推力発展史を8つのコーナーに分けて紹介します。例えば、「人力」では伝馬船や丸木舟を。「風力」では和船模型や各種帆船など。そして「蒸気機関」「ディーゼル機関」「ガスタービン」と続き、最後は近未来の船を紹介。貴重な収蔵品から最新技術まで一挙に公開されます。
また、海事博物館にはボランティアスタッフが常駐し、展示内容をわかりやすく解説してくださるのも大きな魅力です。全員が神戸商船大学卒業の皆さんで、いずれも“海事のエキスパート”たち。興味深い逸話から専門的な事柄まで、案内を通じてさまざまなお話を聞くことができます。
神戸大学海事科学部教授の矢野吉治館長は、「船の歴史を知ることは、人間の苦労や、知恵と技術の発展を知ることにもつながります。現代人の生活がラクになったぶん、先人が築き上げた歴史や往時の苦労を知って学んで、心を豊かにしてほしい」と話します。海事博物館では毎年、企画展との共催で、学内外の講師陣による無料の市民セミナー(公開講座)も実施しています。今年は10月から11月にかけての土曜に、全5回で開講を予定。定員は各回100名。事前申込が必要で先着順です。詳しくは下記ホームページをご覧ください。
【龍馬ブームも支えていた!神戸大学海事博物館の収蔵品】
「海事」とは、船、物流、海洋、港湾など、海に関するあらゆる活動をさします。「神戸大学海事博物館」では、海事に関する国内外の資料を収集し、教育・研究に活用することはもちろん、子どもから大人まで幅広い世代に「海のこと」に興味を持っていただくきっかけにしてもらおうと、「海と船の“過去、今、夢ある未来”が詰まった博物館」をめざして一般に公開しています。
神戸大学大学院海事科学研究科・海事科学部の歴史は古く、その始まりは、1917(大正6)年に現在の場所に設立された「川崎商船学校」にあります。1920(大正9)年に「神戸高等商船学校」へ。1952(昭和27)年には「神戸商船大学」となり、2003(平成15)年10月に神戸大学と大学統合して現在に至ります。また、博物館自体も、まず1958(昭和33)年に「海事参考館」として設立され、新しい展示室が1967(昭和42)年に完成したのを機に「海事資料館」へと名称を変更。さらに大学統合をきっかけに、2004(平成16)年に現在の「海事博物館」に名称を改めました。
そんな歴史ある海事博物館の収蔵品は、近代以前の歴史的史料や戦禍などによる散逸を免れたもの、収集家から寄贈されたものなど、たいへん貴重なものばかりです。和船や西洋型帆船の模型をはじめ、和船の部分品、船大工の板図や道具類、航路図、航海用器具、社寺に奉納された船絵馬や額など、その数は6,000点を超えます。
その貴重さゆえに「展示することもできない」という史料もあり、順次、データベース化してホームページ上に公開しています。すでにデジタル化された収蔵品の画像・解説データは、誰でも検索・閲覧することができ、国内外で多くの人が利用しています。特に全国的に“龍馬ブーム”が起きた2年前は、関連する企画展を開催した各地の博物館から、検索・閲覧機能を活用して明治維新前後の資料の借用依頼が多数あったそうです。皆さんもぜひ現地で見る企画展と合わせて、“ネットミュージアム”もお楽しみください♪
「海事博物館」ホームページ
⇒
http://www.museum.maritime.kobe-u.ac.jp/
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知らなんだ・・・
埋蔵金ならぬ、埋蔵情報・・・もっと情報発信が欲しいですね
矢田たつお、神戸市長のブログ、2010年10月(選挙の直前)で、止まってるし
7月28日(土)10:00~11:45AM, 北須磨文化センター
において、「大石よしのり市政報告会」を開催させていただきます。
http://www.kobe-kitasumabunkacenter.com/
お申し込み等々については、以下の通りとなっておりますので、ご参加・お手伝い・・・何卒宜しくお願い申し上げます。
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