今週の放課後NPO、「ふくしまキッズ。」 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

 子ども達の笑顔と、社会的意義。 
 今回は、長編ですメラメラ

放課後NPOアフタースクールの平岩です。

2012年最初の配信となりました。
本年も皆様どうぞよろしくお願いいたします。

私どもの年末年始にかけての活動は
「ふくしまキッズ」でありました。

(ふくしまキッズHP)
http://fukushima-kids.org/

こちらは福島の子どもたちが外で思う存分遊べない現状を鑑み、
長期休みの期間中に県外で思う存分遊んで、福島ではできない体験をして、
心身ともに逞しくなって故郷に帰るプログラムです。

夏休みには北海道に、
そして第2回の冬休みは、
北海道に加えて、横浜、愛媛に子どもたちが旅立ちました。

私たちは横浜に来る子どもたちに
何を体験してもらうかの担当をしました。

親元を離れて福島から来た子どもたち、
横浜を中心に首都圏で様々な体験をして、
1人1人ペースは違えど、間違えなく確実に強くなりました。
帰る日はスタッフみんな涙涙でありました。。


私たちがお手伝いした代表的な
子どもたちの活動を2つご紹介いたします。

長くなり恐縮なのですが、
下記レポートどうぞご覧くださいませ。

「ふくしまキッズ」
ずっと続けていきたいと思っています。
どうぞ皆様、応援してください。



【被災地支援】ふくしまキッズmeets宇宙


アフタースクール1号の平岩です。

みなさま、
「ふくしまキッズ」の取り組みをご存じでしょうか?

これは震災で深刻な被害を被り、
中でも子どもたちの遊び場が失われるという事態が発生している
福島県の子どもたちを、
長期休みの期間中に県外の様々な場所に長期間連れ出し、
思う存分遊んでもらい、子どもらしく成長することを
願う取り組みです。

(HP)
http://fukushima-kids.org/

私たちNPOもこの取り組みを共同運営しており、
夏休みには温かいご支援のかいがあり、
35日間で518名の子どもを北海道に連れて行くことができました。

(動画をぜひご覧下さい・・・これを見るたびに私は「頑張るぞ!」と心に誓います)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=BDV3wbxcK2U

そしてこの冬休みは、
北海道に加えて横浜でも80名の子どもを
迎えることになりました。
私たちは子どもたちの活動をどのように展開するのかの
コーディネーターをお手伝いしています。

私は首都圏に来る子どもたちにどんな活動がいいのか、
と考え、
「一流の大人が頑張っている姿」
を見てもらいたいと考えました。

首都圏は楽しい遊び場も多く、
施し尽くすような過ごし方も可能ですが、
これからの復興を支えていく彼らには
「一流の人々がこんなに頑張っている」
という姿こそ見てもらうべき姿で、
それを見て、
「俺も私も頑張るぞ!」
と少し逞しくなって、故郷に帰してあげたいと思いました。


そこで福島の子どもたちの受入をお願いしたのが
JAXAさんです。


私と一緒に相模原のJAXAに子どもたちは行きました。
そうです、ご存じ「はやぶさ」の故郷です。

以下様子をレポートします。

福島から来た子どもたちです。
首に黄色いスカーフを巻いているのが目印です。
意気揚々とJAXAに向かいます!





JAXAに着き、いよいよ館内をご案内いただきます。
今回担当してくださる方は
並木道義さん、
「はやぶさ」回収チームに所属されていて、
なんとあの「はやぶさ」のカプセルを回収しに、
オーストラリアまで行った方なのです。

並木さんから早速実物大のはやぶさの解説をいただきます。




有名なイオンエンジンは
4基ついておりますが、
3つを稼働して動かすそうです。

3つのエンジンで動かす力はなんと2g、
僅か1円玉2個分だそうです。
宇宙ではこれくらいの力で十分動くのだそうです。



はやぶさの前からも解説いただきます。
あのカプセルが見えます。
あれが最後に地球に帰ってきた姿、
本当に感慨深いです。



並木さんは、
あのカプセルが出す電波を捉える係だったそうで、
捉えた電波から場所を割り出し回収に行ったそうです。
並木さんの推測した場所ぴったりにカプセルはあったそうです。
素晴らしい。



そしてここからは少しロケット・衛星の歴史の話をいただきました。

これは日本で初めての「ペンシルロケット」です。




これがまず試験として使われた最も初期のロケットだそうです。
本物が展示してあり、子どもたちも釘付けです。
熱心に撮影している子もいます。



そしてこちらは、日本初の人工衛星「おおすみ」です。
丁寧に並木さんが解説をしてくださいます。





館の外にはロケットがありました。
これももちろん本物で、燃料を入れれば飛ぶそうです。
本物はやはり迫力が違います。




そしていよいよここからがクライマックス。
立ち入り禁止区域を特別にご案内いただきます。
写真撮影は絶対厳禁!なので、
皆で目に焼き付けました。



私たちが入ったのは
館内でもセキュリティレベルトップの施設、
そこでは次の衛星の制作とテストの施設がありました。

衛星の制作はクリーンルームという部屋で行います。
チリ1つない状態で制作する必要があるからです。

そして温度、湿度も施設内は1年中一定、
停電もできないので、
先の停電の際は、本当に大変だったそうです。

2014年に打ち上げ予定の衛星の制作の現場を拝見させてもらいました。
ここで組み立てられた衛星はフランス領ギアナから飛ばすそうです。

制作現場はまさに真剣勝負の場、
そして衛星は驚くほど手作りで制作されておりました。

これこそ私が子どもたちに見せたかった
「一流の大人が頑張っている姿」です。

こんな風に
大人の叡智を結集して作った衛星が宇宙を飛び、
新たな知見を地球にもたらすことに、
本当に大いなるロマンを感じました。

子どもたちも
「どうやったら宇宙に?」「どのぐらいいられるの?」「何を勉強したらいいの?」
と先生に質問を熱心にしておりました。

そして宇宙を目指すには、
学力・体力・チーム力
全てが必要なことも教わりました。


これにて
「ふくしまキッズmeets宇宙」
ミッション完了です。








みんな故郷に戻ったら、
今日の日のことをぜひ両親や友人に話してあげてくださいね。

そして立派な大人を目指してください。

ご協力をいただいた
JAXAの皆様、並木さん、
本当にありがとうございました!!



【被災地支援】ふくしまキッズmeetsハマの番長&姫


ふくしまキッズの活動最終日。

アフタースクール1号平岩、
子どもたちにスペシャルな出会いを用意しました!

「ふくしまキッズ」
http://fukushima-kids.org/

今回の企画も趣旨はJAXAさんを訪ねた時と同様です。
「一流の大人が頑張っている姿」
を子どもたちに見てもらいたいのです。

それを見て、
「俺も私も頑張るぞ!」
と少し逞しくなって、彼らを故郷に帰してあげたいと思いました。


この趣旨に共感してくれたのが
ご存横浜DeNAベイスターズの三浦大輔投手。
そし日本初の女性プロ野球選手の吉田えり投手。

お2人をふくしまキッズのもとにお招きして、
子ども頑張る強さ、道を切り拓く逞しさお伝えすることにいたしました。


さぁ、始まりました。
子どもたちの興奮冷めやらぬ中、
さっそくハマの番長とナックル姫とのキャッチボールです。

1対1のキャッチボール、羨ましいです!





小さい子にはそっと返球。
優しい番長です~




女の子の憧れのえりさんへ、エイッ。




キャッチボールは
「相手のことを考えて、捕りやすいところへ投げようぜ」
と番長。



キャッチボールの後は、
子どもたちとまさに膝つきあわせてのトーク。

みんなで番長と姫を囲みます!




そして今日はたくさんのTV、新聞の取材の皆さまが来ています。
さすがのお2人です。





子どもたちから、質問が矢継ぎ早に出ます。

「どうしてプロ野球の選手になったのですか?」
「何回優勝しましたか?」
「今まで一番速い球は何kmでしたか?」
「やめたいと思ったことはなかったのですか?」
「今までで一番スカッとした瞬間は何でしたか?」
「今年の目標は何ですか?」
「もっとも手強い相手は誰ですか?」

真剣に、そして時にはユーモアを混ぜながら
答えてくれる番長&姫。






今年から
横浜DeNAベイスターズ、
そして監督は中畑清監督であることも子どもたちに伝えました。



トークの締めに、お2人から子どもたちにメッセージをもらいました。

吉田えり選手は

「みんなと遊べて本当に楽しかった、また会おうね!」

そうです。姫は本当に子どもたちの接し方が優しく、
とっても子どもになつかれていました。


三浦大輔選手は

「俺も野球やめたいことあったけど、そんな時友達が支えてくれた。
みんなも周囲の友達大事にしような。」

「なりたい目標を持とうな。それがあれば強く生きていけるよ。」

そうです。番長は優しく強く子どもに接してくれました。
素晴らしいメッセージをくれました。


最後に子どもたちに1人1人に握手をしてくれて
本日のイベントは締めくくり。




最後に子どもたちと記念写真を撮ってくれました。
こういう時も本当に子どもたちとの距離が近いお2人です。




福島のみんな本当によかったね。


夢のような時間が過ぎました。


そして番長は、いわゆる囲み取材に応じます。

「ともかく子どもたちを元気づけたくて参加しました」

と各社様に話していらっしゃいました。




子どもたちからも
番長&姫にメッセージをもらいました。




子どもたちから

「私も頑張る!」
「頑張ってください!」

というキーワードがたくさん出ています。
また男の子は番長を、女の子は姫を、
「かっこよかった!」
と言ってくれています。

嬉しいことです。


そして終了後、なんとお2人は子どもたち1人1人の
ボールにサインをしてくださいました。
とても時間をかけていただき、1つ1つ丁寧に。
お2人の子どもを思う気持ちに私は本当に感動しました。





豪華お2人のサインボールは子どもたちに届けられます。



ちなみにこのボールは
日本プロ野球選手会様にご協力いただいた
ゆうボールです。
http://www.naigai-rubber.co.jp/yuuball.html

プロ野球選手会様の
「キャッチボールプロジェクト」でも使われています。
http://jpbpa.net/catch/

日本プロ野球選手会様、内外ゴム様、本当にありがとうございました。


今回のふくしまキッズスペシャルイベントを通じて、
私は番長&姫のお2人に出会えました。

私が感じたのことは、

・三浦選手は本当のスター
・吉田選手は素晴らしいチャレンジャー

ということでした。

番長は、時に真摯に、時に目線を合わせて、
子どもたちに接してくださいました。
スター性に溢れていらっしゃいました。


姫は、時に優しく、時に一生懸命な姿で、
子どもたちに接してくださいました。
いつも新しい道を切り拓いている方ならではの
謙虚さもある素晴らしい女性でした。

こういうかっこいい大人を子どもたちのもとに届けるのが、
まさに私たちNPOの活動なのです。
http://www.npoafterschool.org/

子どもたちが
「大人はかっこいいな」
「大人に早くなりたいな」
と思ってくれたらしめたものです。



最後に私ともパチリ、ありがとうございました。




番長、今日の様子を早速ブログにあげてくださいました。
ヨ・ロ・シ・ク!!
http://ameblo.jp/daisuke18/entry-11129193368.html



ふくしまキッズ、
これからも頑張ります。

福島県の子どもたちは、明日には故郷に帰ります。
みんな逞しくなったかな?

でも、明日はお父さんお母さんに甘えていいですよ。
ずっと我慢して頑張っていたもんね。


新年も新学期も始まります。
復興みんなでこれからも頑張ろうぜ。

皆さま、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

(ご支援いただける方は、ぜひご連絡をくださいませ)
http://www.npoafterschool.org/contact.php

番長&姫、そして福島の子どもたちを、みんなで応援いたしましょう!


これからも頑張ります。
ありがとうございました!!


*全プログラム、今までのプログラムの様子などは下記ブログにて掲載しております。
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog /

放課後NPOアフタースクール】
http://www.npoafterschool.org/



神戸は、きっともっとずっと素敵になるメラメラ
神戸市議会議員

大石よしのり応援プロジェクト ↓
http://www.oishikobe.com/
oishi@kashino.net
FACEBOOK公式ページ
http://www.facebook.com/oishikobe

大石よしのり事務所
〒654-0025

神戸市須磨区寺田町2-1-14-308
TEL/FAX 078-735-1337(イザミンナ)


「神戸は、きっともっとずっと素敵になる。」

ペタしてね