みんなの党、江田けんじ幹事長より
江田憲司です。
今週、12月20日火曜日、大阪W選に勝利した橋下徹大阪市長、松井一郎大阪
府知事の就任挨拶を受けました。
その際、「大阪都構想」実現のための「地方自治法等の改正案骨子」を、みんなの党から手交しました。
あらかじめ「大阪維新の会」とも十分すり合わせた上の案です。
党のホームぺージにもアップしていますので是非ご覧ください。
これに対し、橋下氏らからは「感謝に堪えない」「これが通れば国の構造が、ひっくり返る話。
革命のようなもの」「制度を我々が自由に設計できる。
大阪、公務員冥利に尽きる」「ただこれくらい通らないと地域主権を語る資格なし」「是非よろしくお願いしたい」との話があり、これからもお互い連携を図っていくことを改めて確認しました。
我々みんなの党としては、この法律案骨子をもって、早速、各党への協議を開始する予定です。そして、来年の通常国会に提出し成立を期す。
それにしても、橋下新市長の永田町行脚はすごかったですね。
報じられたとおり、先の「大阪秋の陣」で平松前市長を応援した政党までが、幹部オールキャストで橋下氏らを出迎えました。
こんな「橋下人気にあやかりたい」「次の衆院選で対抗馬を立てられたらたまらない」といった思惑で、手のひらを返したような対応をする国会議員の姿に、やはり政治家はどうしようもない、情けないと思った方も多いのではないでしょうか?
こういうと、それではみんなの党はどうなんだ!
「同じ穴のむじな」なんじゃないか!と言われそうですが、皆さんご存じのように、みんなの党はそうした党とは違い、渡辺代表が選挙期間中5回も応援に入るなど、「大阪維新の会」のアジェンダ(将来の関西州につながる「大阪都構想」と「公務員制度改革」)を支援してきました。
4月の統一地方選でも、みんなの党が推薦する維新の会候補が数名当選しています。
ただ、何よりも、我々と「大阪維新の会」は「同根」なのです。
つまり「根っこ」が同じということ。
民主や自民、公明等が「連携」だとか「協力」と言っている次元とは違うのです。
それでは「根っこ」とは何か。
それはお互いの政策を立案する時のブレーン、人脈が共通しているということです。
堺屋太一氏は双方の後見役ですし、こんど府市統合本部の顧問、参与になる上山信一慶応大教授、古賀茂明氏、原英史政策工房社長は、渡辺代表の行革大臣時代の補佐官、ブレーンだったり、私が代表を務める「脱藩官僚の会」の主要メンバーだったり。
大阪都構想を実現する法律案も大阪の公務員制度改革条例の立案も彼らがやっているのですから、必然的にみんなの党と維新の会の政策は似てくるわけです。
渡辺代表が「みんなと維新は一卵性双生児のようなもの」と言うのはこうした背景があるからなのです。
この大阪都構想に対し、他の政党はやれ「作業チームをつくる」だの「プロジェクトチームで検討する」などと、選挙までの時間稼ぎか、やっているふりだけなのか、悠長なことを言っています。
しかし、我々みんなの党は早速、この案をもって各党に働きかけ、その賛否(踏み絵)を迫りますので、その本気度は一発でわかるというものです。
そして、この「みんな・維新の合作法案」が主要政党の反対で仮に国会で通らなければ、これを一大争点のひとつとして総選挙を戦う。
いよいよ来年は面白くなってきました。
それでは、みんなの党にとっても、皆さんにとっても、その2012年という年が飛躍の良い年になりますように!
心から祈念して、今年最後の私のご挨拶とさせていただきます。
神戸は、きっともっとずっと素敵になる
神戸市議会議員 みんなの党所属
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