先日、ボクが書いたブログ で動いたのかは判りませんが・・・「ラジオ(ボクは、ラヂオ)塔」の記事が
戦前、ラジオの普及を目的に街頭に設置され、放送を流していた「ラジオ塔」が、神戸市中央区の諏訪山公園内に現存していることが分かった。元国立民族学博物館客員教授でメディア史を研究している吉井正彦さん(66)=西宮市=が確認した。兵庫県内では明石市内に1基あるが、神戸市内での確認は初めて。1940(昭和15)年に設置されたとみられ、メディア普及の経緯を物語る歴史遺産として注目を集めそうだ。(仲井雅史)
ラジオ塔は灯ろうのような形状で、ラジオを内蔵。上部に設置されたスピーカーから、ラジオ体操や野球中継、戦況などラジオ放送を流していた。当時発行された「ラヂオ年鑑」の記録によると、県内には17カ所あったとされるが、これまで現存が確認されていたのは、37(昭和12)年設置の明石市役所北側、中崎遊園地内にある1基のみだった。
ところが、今月上旬、研究者仲間から「諏訪山公園にラジオ塔らしきものがある」との連絡を受けた吉井さんが、現地を訪れて調査。その結果、同公園内の金星台西端にある高さ約3メートルのコンクリート製建造物をラジオ塔と判断した。
塔は約80センチ四方の角柱のような形で上部4面にスピーカー用の窓があり、雨よけの天井が付いている。電気の引き込み跡もあり、外部は茶色の細かい石を吹きつけて仕上げていた。大阪中央放送局(現・NHK大阪放送局)から電波を受信し、流していたようだ。
ラヂオ年鑑に「設置(昭和)15年、再度山公園」との記述があるが、年鑑には設置場所の誤記が多いことなどから、吉井さんは、記述が諏訪山公園のラジオ塔を指すとみている。
吉井さんは「堺市では復元され観光にも活用されている。防災無線機能などを取り入れるなどして保存を図れないか」と話している。
ラジオ塔 1925(大正14)年のラジオ放送開始から間もない30(昭和5)年に聴取契約数を増やす目的で、NHKが大阪・天王寺公園に初めて設置、全国に広がった。吉井さんの調査では、終戦までに全国約460カ所に設置されたが、現存が確認されたのは神戸を含め21基という。今年4月に堺市・大浜公園で復元されるなど、再評価の動きも出ている。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004577653.shtml
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