イタリアに触れ、アートに触れ...日本の子供も、きっともっとずっと素敵になる
----------------------------------------
放課後NPOアフタースクールの平岩です。
本年最後の報告レポートをお送りいたします。
本年も120回以上の放課後プログラムを開催いたしました。
約4000人の子どもが参加してくれました。
新たに開催してくださる学校も増えました。
振り返ってみて、
お世話になった市民先生、学校関係者、スタッフのみんなに感謝を申し上げます。
今年もありがとうございました。
今年最後のレポートでは
エッセリーニジャパンさん
http://www.esserini.jp/
と秋に開催したプログラムをご紹介します。
「エッセリーニ」というイタリアの現代アート作品の作者の
シモーネ先生が来日することを機に
開催させていただいたプログラムです。
イタリア大使館もご後援くださいました。
「エッセリーニ」とは、イタリア語で「小さな存在」といった意味。
親子でお守りを作る大変心温まるプログラムで、
このレポートを読んでくださる皆様にぜひお伝えしたい
素晴らしい2日間でありました。
今年の締めに、またクリスマスに、ふさわしい内容です。
どうぞお楽しみください。
レポートをお読みくださった皆様、
ご感想を送っていただいた皆様、
本当にありがとうございました。
私たちの活動も5年が経ちました。
来年もますます頑張ることをお約束いたします。
どうぞよろしくお願いいたします!
☆【文化】もう恐くなんてない-hold fears in your hand-☆
本日は、
エッセリー二ジャパンと放課後NPOアフタースクールの
共同開催プログラムをレポートいたします。
今回は、
イタリア人女性アーティストが、
世界的に有名なイタリア児童教育研究機関
レッジョ・チルドレンと考案したワークショップを
日本の幼稚園児に向けて開催してくださいました!
子どもの頃、
誰もが抱いていた”恐怖”の2文字。
ある子にとってそれは暗闇であったり、
おばけであったり、
はたまた先生であったり。
誰もが持っていた、また現在も持っている感情。
今回は人形を作ることで、
その恐怖を克服してしまおうというプログラム。
先生は、
ヨーロッパの現代アート作品『エッセリー二』の作者、
Simona Constanzo(シモーナ・コスタンツォ)氏。
内容は、
「もう恐くなんてない-hold fears in your hand-」
というタイトルのもと、
2回構成になっております。
第1回で
各自”恐いもの”の絵を描いてもらい、
第2回で
お母さんと一緒にその”恐い”を
ぬいぐるみにしてしまいます。
まずはシモーナ先生が、
自分の”恐い”を表現した数々の人形が登場!
エッセリー二ジャパンの吉田さんに
シモーナさんのイタリア語を通訳していただきます!
こちらは、
おばけがこわかったので作ったぬいぐるみ。
こちらは、
犬がこわかったので作ったぬいぐるみ。
子どもたちもいろんな種類のぬいぐるみに、
にこっとした笑顔を浮かべます♪
「うわー!」「かわいいー♪」と
みんなぬいぐるみに触りたい放題。
ぬいぐるみというのは、
子ども時代に大半の子が触れる最もポピュラーなもの。
子どもたちを惹き付けるぬいぐるみの魅力♪
その他、幼稚園の先生が恐かったから作ったぬいぐるみ。
お留守番の時が恐かったから作ったものなど様々。
こちらはお友だちと話すことがこわかったので
作ったぬいぐるみだそう。
「犬」とか「人」など、
実際にあるものに限らず、何でもよいそうです。
では早速先生のを参考に
恐いものの絵を描いてみましょう♪
といっても子どもたちはなんだかよく分からない様子・・・
そこでシモーナ先生が
「どんなものが恐い?おばけ?」と
優しく子どもたちに問いかけます。
んーと何を描こうか悩み中。。。
先生は自分で絵を描いてみせて、
「それじゃあ恐いものでもなんでもいいので
自由に描いてみて」と提案。
するとみんな、
次々に絵を描き始めます。
こちらはお友達が何を描くのか気になっている様子♪
子どもたちは描き始めたらとまりません。
ノンストップで描いた作品はこちら。
ずらりと並ぶ様々なキャラクター。
恐いものを描いた子から、好きなものを描いた子まで様々。
?。
さかな。
恐いものを描くのが基本ですが、
好きなものでもなんでもよし。
「子どもたちが描くものには意味がある」と先生は言います。
最後は覚えたてのイタリア語「チャオ!」で終了。
終了後、
次の日のために一生懸命、
子どもたちの絵の型紙を先生方が作ってくださってます。
シモーナ先生のお友達であるジョバンナさんも
一生懸命手伝ってくださいました!
ありがとうございます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2日目
本日は前回子どもたちが描いた作品を、
お母さんが古着を縫ってそれをぬいぐるみにしてしまいます。
2時間縫う時間をとってありますが、
結構時間がかかるため、
来たご家庭からどんどん始めてしまいます。
各ご家庭から持参した古着を、
前回先生が作ってくださった型紙を使って、
一生懸命縫うお母様方。
横でお手伝いする子どもたち。
お手伝いに飽きた子たちは、
部屋の隅っこで電車にテントに元気にはしゃいでおります♪
一言で”縫う”といっても、
そう簡単に完成するわけではありません。
シモーナ先生もサポートに加わります。
できたらこちらの綿を詰めて・・・笑
あと少し!!
最後は各自拾って来た石(ハート)を入れて、
そしてぬいぐるみが完成します!!!
こちらの作品は、
たぶん暗闇を
「夜寝るときの暗い部屋」を
克服するためにできたぬいぐるみ。
お絵かきをしたときから、
無意識にですが明るい色を選んでます。
暗い部屋を明るく照らしてくれる「お友だち」を作ったんだと思うと
シモーナ先生は分析しておりました。
こっちはさかな♪
その他ずらりと並ぶぬいぐるみの数々。
それぞれ非常に個性的なものが並びました♪
完成したらぬいぐるみと記念撮影♪
みんな嬉しそうな表情を浮かべます♪
最後は全員で記念撮影。
元気に走り回る子どもたちと、
子どものために一生懸命ぬいぐるみを縫うお母様。
素敵な愛のカタチがそこにはありました。
「大切なことは”恐い”というイメージを、
ぬいぐるみというカタチあるものに表し、
それを実際に持ち続けること。
そのことに意味がある」とシモーナ先生はおっしゃっておりました。
また、
「たとえ”恐い”ものをぬいぐるみにするのでなくても、
子どもたちが描いた絵には何かしらの意味がある。
それをぬいぐるみというカタチあるものにして
持ち続けることが大切」だと教えてくれました。
カタチにならない”恐い”という感情を、
誰もが大好きなぬいぐるみというカタチにし、
それを反対に愛してしまうことで
”恐い”という感情を克服してしまう。
完成したぬいぐるみを抱え、
満面の笑みで帰っていく子どもたちを見て、
それは幼児教育に熱心なイタリアだからこそ生まれた、
本当にmolto bene(モルトベーネ=素晴らしい)発想だと
改めて感じました。
また、
親が子どものために一生懸命何かをすること。
そのこと自体にも、
親子間の愛情を深める仕掛けが含まれているそうです。
日本のおまんじゅうが大好きなシモーナ先生!
そしてエッセリー二ジャパンの吉田さん!
シモーナ先生のお友達のジョバンナさん!
素敵な機会を本当にありがとうございました!
*全プログラム、今までのプログラムの様子などは下記ブログにて掲載しております。
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog
/
【放課後NPOアフタースクール】
http://www.npoafterschool.org/
神戸は、きっともっとずっと素敵になる
「神戸から日本を変える。
神戸を日本の政治の1/100モデルに!」
みんなの党 神戸市会第8支部(須磨区)
支部長 大石よしのり
大石よしのり後援会事務所
〒654-0024 神戸市須磨区大田町2-3-11 山善ハイツ1階
TEL078-735-1337(イザミンナ)
FAX078-735-1336
大石よしのり応援プロジェクト ↓
http://www.oishikobe.com/
oishi@kashino.net