こんにちは、エンパワLabo、氣功師の有岐です。

 

前回は「本当の自分の感情を感じるとは?」その実践方法でしたよね。

 

 

 

もみじもみじもみじもみじもみじもみじもみじ

 

 

自分が【そう思ったのは、そう感じたのはなぜか?】自分に問う事。

そして、ノートに書き出して文字化してみる事が効果的という所まででした。

 

皆さんの中には実際に書いてみた方、また今まで書いてきた方もいらっしゃるかと思います。

 

そこで、実際に書いてみると、いかがでしたか?

 

 

あの人がこうだから、

周りがこうだから、

男性は、または女性はこうだから、

 

または

私は人にこう扱われる、いつも自分はこうなる・・・

 

 

他者から見た自分の目線で出てきませんでしたか?

私達は他者との関わりの中でしか生きられません。

だからある人の言動や行動によって、全身が感覚器官の私達は肉体に受ける刺激によって、心に感情が嫌でも湧きおこるようになっています。

 

感情、特にネガティブな感情のパワーは大きく、一気にその渦に巻き込まれてしまいます。

 

 

他責の念が強くなり、「あの人がこう言ったから自分は怒っている」と他者を責め続けてしまう状況は、私たちがよく経験することですよね。

 

こうした状況では、他人に対する責めの感情が渦巻いてしまい、自分の内側の感情に向き合うことが難しくなります

まず、他責の念が止まらない時、その感情がどこから来ているのかに目を向けることが重要なのです。

 

 他責の感情の正体を見極める

 

 

他責の感情は、実は「自分が傷つけられた」という思いから来ていることが多いのです。

 

例えば、他人の言葉で傷ついた時、私たちは「自分はこのように扱われたくない」という痛みを感じます。

しかし、その痛みを直接感じるのが怖いため、無意識にその原因を外側に探し、相手を責めることで自分の感情から目を背けようとするのです。

 

つまり、私達は無意識に自分の内側で起きている感情から目を背けて、相手にその原因を押し付けようとしています。

 

 

ここで一度、立ち止まり「本当に自分は何を感じているのか?」と問いかけてみましょう。

 

 

 

自分の内側にある「本当の感情」に気づく

怒りが湧いた時、その怒りの奥にある感情を探ってみることが大切です。

 

「私は本当に何が嫌だったのか?」

「何を期待していたのか?」

と自分に問いかけてみてください。

 

 

 

例えば、「あの人の言葉で、私の存在が否定されたと感じた」と気づくかもしれません。つまり、相手に何か言われて傷ついたとき、その奥に「自分が否定された」と感じていることがあるかもしれないのです。

 

 

誰かに叱られた時に感じる怒りの奥には、「自分の価値が低いと見られた」と感じる悲しみや不安が潜んでいることがよくあります。

まずは、その隠れた感情に気づき、認めてあげることが他責から抜け出す第一歩です。

 

そのように、他人への怒りの背後にある「自分の痛み」や「失望」に気づくことができれば、他責の感情も少しずつ和らいでいきます。

 

 

 

 

自己共感を育てる

他責の念が強くなる時、それは、自分自身が十分に理解されていないと感じているからなのです。

他人を責め続けてしまうときは、自分自身が傷ついていることを理解し、共感してあげることが大切です。

 

「自分は傷ついているんだ」「今、こんなに辛いんだ」と自分の気持ちをしっかり感じ、共感してあげると、他者への責めが少しずつ和らぎます。

 

 

 

その時に大切なのが「自分を観る視点」です。

自分の殻の中にいるままでは、

「悪者は他者で、自分はかわいそうな存在だ」と思いがちです。

 

 

 

その時こそ、【自分が試されている時だ】と自覚するのです。

自分という存在は、肉体と精神の塊だと思っていませんか?

実は違うのです。

自分とはそれ以外の「意識」なのです。

 

辛い事があって、泣いて泣いて泣きつくした後、泣きたくてももう涙も出来てこなくなり、悲しみも枯れてこれ以上出てこなくなった時、「あれ?」と他人のように自分を観察している時がないでしょうか?

 

自分を客観的に観る「意識」の存在が本来の私という存在です。

その客観的に自己を観る視点から、冷静に自分は傷付いている事を観察するのです。

 

 

深呼吸をして、今感じている怒りや悲しみがどこにあるのか、体の感覚に意識を向けてみましょう。

胸の締め付けや喉の詰まりなど、感情が体にどう現れているか感じるのです。

 

次に、その感情に対して「自分はこれを感じる権利がある」と、自己共感を示します。

これは「他人のせい」ではなく、今この瞬間の「自分の感情」にフォーカスするための大切なステップなのです。

 

 
 
他責とは反対に、全てを自分のせいにしてしまう「自責の念」にとらわれることもあります。
例えば、ミスをしたときに「自分が悪い」と過度に自分を責め、「自分は何をやってもダメだ」という思いにとらわれてしまうことがあります。
このような自己批判が強まると、心の苦しみはますます深くなってしまうものです。
 
 
 
 

 自責の念にとらわれた時の対処方
 

 

 

 完璧を求めないこと

自責の念に苦しむ時、私たちは無意識に自分に対して完璧を求めすぎていることが多いです。

 

 

「失敗してはいけない」

「いつも正しくなければいけない」

 

という無意識のプレッシャーが、自責の念を強化してしまうのです。

 

 

私達は競争社会の中で、常に他者と比べて、その優位性で自分の評価をつけられてきました。

まあ、そもそも人間は他人と比べる事で生存率を上げるという遺伝子があるので、現代社会はそれをうまく利用しているとも言えます。

 

「作られた正しさを守る」、「失敗しないで社会の高速道路から落ちない」、

もしそこから外れたら「生きる為に「お金」に困る事になる」と脅されてきたのかもしれません。

 

 

 

 いい人じゃなく、いっそ感じ悪い人でいい

「いい人をやめる」というのは、自分の本心を抑えて周囲に合わせるのではなく、

 

自分の気持ちや価値観を大切にし、自分自身のための選択や行動を取ることです。

 

 

他人に気を遣いすぎたり、嫌われることを恐れて「いい人」を演じ続けると、心の中でストレスがたまり、自分の本音がわからなくなってしまうことがあります。

その結果、自分自身の幸せを見失ってしまうことがあるのです。

 

「いい人をやめる」ことは、自分を大切にし、正直に生きるための一歩ですが、それには勇気が必要なのです。

 

 

 自分の気持ちを自覚する

まず、自分が「いい人」を演じている場面や、他人の期待に応えようとして無理をしていると感じる瞬間を意識することが大切です。
例えば、頼まれごとを断れないときや、自分が本当は嫌だと思っているのに笑顔で引き受けてしまう場面などです。
 
 
あなたばかり仕事を押し付けられていませんか?
あなたの周りは、あなたを利用する「ずるい人」に囲まれていませんか?
 
 
誰かに理不尽な事を押し付けられた時、その時こそ、一旦自分の気持ちに意識を向けて、「本当はどう感じているのか?」と自分に問いかける習慣を持ちましょう。
 
 
他者の期待を汲んで行動しようとしたとき、ちょっと呼吸をして「他者に忖度する必要はない」と自分に言い聞かせてから行動に移ってみて下さい。
 
 

 

 「ノー」と言う練習をする!

「いい人」をやめるためには、自分の限界を知り、それを他人に伝えることが重要です。時には「ノー」と言う勇気が必要です。

 

無理な要求や、自分にとって不利になるような頼みごとに対しては、無理せずに断る練習をしてみて下さい。

最初は小さなことでいいのです。心地よくないと感じたことに対して、自分の意見を伝えることを始めてみてください。

 

例えば、誰かに一緒に出かけようと誘われたとき、自分が本当に疲れていて休みたいと思っているなら、「今日は少し疲れているので、また今度にするね」と断る練習を実際に実行してみて下さい。

 

 

 自分の価値観を明確にする

他人の期待に応えるよりも、自分が本当に大切にしたいことは何かを見つけること、それが重要なのです。

 

自分がどんな価値観を持っているのか、何が自分にとって幸せなのかを見つけて、それを軸にして行動することで、自分自身に誠実な生き方ができるようになります。

 

 

嘘や偽り、他者向けではなく、「自分の心の自然さ」=自分が本当に心地いいと思える事を、それが他者への「NO」であったり、自分の行動や言動をそれに沿って生きる事を許すのです。

 

山のように高く思える、「不安の柵」は実は驚くほど低いのです。

どうにかなる、自分が他者からどう見られたい、思われたいという「期待」をすてると、生きるのは「どうにかなる」と自分を信じてみて下さい。

 

 

 

最悪を受け入れるという道もある事

どうにもならなくても、必ず目の前に道はあるという事

 

 

 

例えば、「人に親切であることが好きだけれど、自分が無理をしない範囲でやりたい」といったように、自分の価値観を明確にしましょう。

価値観がはっきりすると、どんなときに「NO」と言うべきか、どんな行動が自分にとって正直なのかが分かりやすくなると思います。

 

 

 自己肯定感を高める

「いい人」を演じてしまう理由の一つに、他人からの評価が自己価値の判断基準になっていることがあります。

 

他人の期待に応えたり、喜ばせたりすることで自分の価値を見出しています。

 

そこで、自分自身の価値は他人に決められるものではなく、自分で認めるべきものだということに気づくことが大切です。

 

例えば、「今日は自分のためにちゃんと休んだ」「勇気を出して自分の意見を言えた」というように、自分を褒めることで、自分の価値を自分で少しずつ認められるようになってきます。

 

 

あなたの体、今の体調はどうですか?

腰や胃の痛み、お腹はどうですか?

 

 

小さい時に教わった、「人に喜ばれることはいい事だ」これは間違いです。

 

「自分を自己犠牲をしてでも」そんな枕詞、間違いだと気づいていいのです。

 

自分を大切にしながら、自分の本心がそうしたいと思う事で他者の喜びになった時、それが結果的に人に喜ばれる事になった、ただそれだけなんです。

そこには「恩を売る」という概念はないのです。

 

 

 

なぜ、あの人は幸せそうにしていながら、いい事が沢山起こっているのだろう?

そう思う事はないですか?

 

それは本当のエネルギーの法則を知って実践している人なのです。

「恩を売る」エネルギーには「嫌だけどやってあげた」という心のエネルギーです。

自分が出したエネルギーだけが自分に返ってくるので、自分が困った時もそのエネルギーでしか使えない事になります。

 

 

 

 罪悪感を手放す

「いい人をやめる」過程では、他人の期待に応えられなかったり、頼まれごとを断ったりすることで罪悪感を感じることがあります。

 

しかし、その罪悪感は、「自分が今まで抱えていた習慣や思い込みから来ている」ことが多いのです。

 

他人の期待に応えることだけが正解ではないと理解し、

自分の選択が自分にとって正直であり、誠実であるならば、

その罪悪感は手放していいものだ

 

そう認識すると受け入れる事が出来るようになります。

 

「いい人をやめる」ということは、自分にとって正直で、

誠実な生き方を選ぶということです。

 

それには勇気が必要ですが、少しずつでも自分自身に優しくなり、自分の気持ちを大切にすることで、心が軽くなり、より自分らしい人生が歩めるようになります。

他人の期待ではなく、自分自身の幸せを基準にして行動する、これが1歩になります。

 

 

 

 

 自己対話を行う

自責の念を感じたとき、その思いに巻き込まれずに「なぜ自分はこんなに自分を責めているのか?」と一度立ち止まって自分に問いかけることがとても役立ちます。

 

 

「今回のミスは本当に全て自分の責任なのか?」

「周囲の状況や他の要因は関係していないか?」

 

と自分に対話を投げかけてみて下さい。

 

 

わざとそれをしたわけではないはず。

防ぎようのない状況や、人間は完璧ではないので間違いも当然ある。

冷静な視点を取り戻し、自分を過度に責めることに気づいてください。

 
 
ではレッスンでまたお会いしましょう!
氣功師の有岐でした💖

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レッスンは氣功だけでなく、苦しみから脱却する心の話も一緒にしながら進みます