やっぱりといいますか、中学受験で英語を取り入れる学校は増えているようですね。
これもグローバル企業のいいように教育界が動かされているだけなんでしょうが。。
あとは親御さんが英語が重要だというイメージが先行しすぎており牽引しているからでしょうか。
私は何も英語は全く大事じゃないと言っているわけではありません。
https://www.syutoken-mosi.co.jp/blog/entry/entry000417.php
ますます増加する「英語(選択)入試」導入校!
首都圏の中学入試では、2014年から2016年にかけての3年間に、一般入試で(帰国生入試以外で)「英語(選択)入試」を実施した私立・国立中学校は、15校→33校→64校(うち私立中学校は63校)に増えてきました。
そして今春2017年の首都圏中学入試で行われる「英語(選択)入試」の実施校数を首都圏模試センターが調べたところ、前年の64校から31校増えて、計95校(うち私立中学校は94校)に上ることが判明しました。入試の実施回数は「のべ186回」となります。
まずは過去記事より 2016-11-25
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守るべきは「言葉と誇りある歴史」
よく、日本の何を守るのかといった意見を耳にします。
私なりにその答えを述べるならば、「言葉と誇りある歴史」だと申し上げます。
これらを失わなければ、決して日本は滅びないと考えます。
「縄文のコトダマ」 林 英臣
大学や高校でのオールイングリッシュ方式
小学校からの英語正式教科化…
このままでは中学入試に英語が必修化されるのも時間の問題です。
上(政府)からの英語の強制ですよね。
日本が英語を公用語化すると
アメリカやイギリスのようになれると思っているのでしょうか?
フィリピン化、インド化、マレーシア化するという考えはないのでしょうか。
だいぶ前に紹介したこの動画。
これをもとにして以下の通り書きます
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言語さえしっかりしていれば少々不景気が続こうとも根本的には大丈夫である。
実際、明治のころ、近代国家を作ろうと思えば短期間で作れたし、戦後の復興もなしえた。
ところが、言葉を奪われたらどうなるのか
母語を奪われると創造性も奪われる。
英語によって多くの日本人が排除されるだろう。
英語族の日本人と日本語族の日本人とで分裂が生まれる
それは既に、インドでもフィリピンでも起こっていること。
小学校の英語の正式教科化が分水点となる
正式教科化されたら中学校入試に英語が導入されることはそう遠い将来ではない。
現在のご時世で考えれば、入試はコミュニケーション重視となる英語の試験となる。
裕福な家庭では小学校からアメリカ・イギリスに留学させる家庭も増える。
英会話さえできれば、そこそこの日本社会でのポストを得られる社会になりつつある。
英語だけのコースを大学につくるよう文科省からの指示がすでにあるので
東大でも京大でも、そういう大学に入学しやすくなる
日本語が少し頼りなく、日本の常識に少し欠けているが、英語はペラペラ。
かといって英語で深い思考ができない学生達が日本の将来のエリートとなる可能性がある。
そういうエリートがさらに一般の国民との格差を生む政策を展開する。
国民の連帯意識が壊れ、国力が地に落ちる。
日本的なものを敵視するようになる。
日本的なものは外国人にとっての参入障壁だと排除される。
実は英語化を推進する人ほど英語ができない。
言語の達人ほど英語化に警鐘をならす。
推進派は自分達自身の英語コンプレックスの裏返し。
例えば、「自分が留学したときにできなかった。」
「私が英語ができないのは小学校のときから英語をしてくれなかったからだ」
「学校で英会話を教えてくれなかったからだ」などと…
これは、無茶苦茶な話で
学校の授業だけで英語がペラペラになれるわけがない。
体育の授業だけで甲子園に出ようというのは虫がよすぎるということと同じ。
人は一世代だけで言語を作ったわけではない。
人間の理性が言語を作ったのではなくて
人間の理性や知性が言語によって作られている。
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以上
つまり、英語で深い思考をするためには母国語で深い思考をする能力がないとできないのです。
日本語があって初めて英語が出来るようになる。
ウエンツ瑛士も言っています
以下、転載
英語早期教育はゆとり教育に替わる日本人愚民化政策!小学生には国語や算数を!ウエンツ瑛士も苦言
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父親がアメリカ人で、家族全員が英会話ができ、小学生のときに外国人から英語教育を受けていたが、小学生の頃から今日に至るまで英語で話すことができないウエンツ瑛士は、日本の小学校での英語教育について、「何かが奪われるリスクも考慮すべき」と苦言を呈する。
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経済界による英語学習への圧力もあるそうです。
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経団連の三宅龍哉は「ビジネスにおいては必然性は高い」と主張するが、それは一部のビジネスマンにとって必要なだけだから今までどおりに必要な企業が語学教育をすれば良い。
義務教育において、全ての日本人児童に対して英語早期教育を受けさせる必要性とは全く関係のない
主張だ。必要な企業が必要な人材に対してのみ、ビジネスの実戦で使える英語教育をすれば
良いだけの話だ!
経団連の主張は、一部の社員に必要な英語教育の費用を自分たち大企業が負担せずに、国民に負担させようとする利己主義に他ならない。
>元大学入試センター教授の小野博・福岡大客員教授(コミュニケーション科学)は……「社会情勢の変化により日本企業のアジア進出がさらに拡大したり、逆に移民を受け入れるなど、今後日本社会は変化を余儀なくされる可能性が高い。英語は必ず必要になる」と断言する。
おいおい、冗談じゃない!
この小野博という馬鹿は、「日本が移民を受け入れるために、日本人は小学校から英語を学習しろ」
と言っている!
どうして日本が移民を受け入れるために、全ての日本人小学生が国語(日本語)や算数や体育などの授業を減らしてまで、英語の授業を受ける義務を負わせられなければならないのか?!
そんなことなら移民を受け入れなければ良いだけの話であって、日本が支那や朝鮮やフィリピンや
ブラジルなどから来る移民のために、小学校で日本人が国語や算数の授業を減らしてまで英語を
学習する必要なんて、これっぽっちもない!
現実的には、高校生とか大学生になってから、あるいは就職した後に英語を本気で勉強し始めても、
十分に高度な英語を使う職業に就くことは可能だ。
例えば、タレントのウエンツ瑛士だ。
ウエンツ瑛士は、父親がアメリカ人で、母親が日本人であり、日本育ちの日本国籍だ。
ウエンツ瑛士以外の家族は、全員が英語で会話をしていた。
さらに、ウエンツ瑛士は、小学生のときに外国人から英語教育を受けていた。
しかしながら、ウエンツ瑛士は、外国人から英語教育を受けていた小学生の頃から、今日に至るまで英語を話すことができるようになった例(ためし)がないという。
はっきり言って、小学校の英語教育なんて無駄なのだ。
無駄だけならまだ諦めも付くが、小学校の授業に英語を導入することによって、
国語や算数や体育などの授業時間を減らされることによる損失は計り知れないほど大きい!
やはり、小学校の英語教育は、日本人の子供の国語や算数や体育の授業を減らして、
日本人を愚民化させるための政策となる。
小学校の英語教育など、日本の子供たちや日本にとっては、むしろ弊害の方が大きいと考えるべきだ。
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転載おわり
さらに、行き過ぎた英語教育によって
子供達が日本語や日本的なものが知的じゃない格好悪いものと思い
英語や英語文化がカッコイイと思うようになる。
英語を推進するあまり、新たな自虐史観を生む。
英語が達者になれば人格が立派になるのか?
そうではないですね。
専門職として英語の出来る人が存在してくれればいいのです。
また、英語化推進政策により英語のままで受ける授業が増える。
英語のまま本を読むようになる。
そうすると翻訳の文化が廃れる
専門的な研究が日本語で出来なくなり、専門分野の力がおろそかになる。
これらの問題も切実ながら
日本語は古代から続く世界で唯一の言語だということも考慮すると
今の政府の誘導は非常に危険です。
企業が負担すべき英語教育を国に負担させている。
グローバル企業にとって都合の良い政策をとっているに過ぎないのです。
この英語化の流れは経済界の政治への要請。
英語がおしゃれですか?日本語や日本的なものはダサいですか?
自虐的な日本人が増えます。
日本語を捨ててはいけません。
再び転載
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■「すぐ話せるようになる」という世間の誤解
水野:今回のこの対談のポイントのひとつは、小学校のうちから英語をやることがなぜいいのか、
ということに対する世間の誤解を解くことでもあると思うのです。小学校のうちからやっておけば
「話せるようになるからいいんだ」と思っている人は、きっと多いと思いますよ。
安河内:それは違いますね。小学校でやったからすぐに話せるようになるわけではありませんね。
水野:それは違うんだと、もっとはっきり言ったときに、はたして世論が今の文科省の方針にYESと
言うかどうかは、わからないですよね。
自分が思っている、それぞれが思っている英語教育をやってくれると、きっと世間はおのおのが思い
描いているのだと思います
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英語をマスターすれば国際人になれる、という驚くべき誤解が国民の間に根強いようだ。
言うまでもなく国際社会では、一芸に秀でた人はともかく、一般には伝達手段の巧拙でなく
伝達内容の質で人間は評価される。
質の向上には自国の文化や歴史などの教養とそれに基づく見識が必要である。
米英で四年余り教えたが、この意味での国際人は私の見るところ、両国でも高々数パーセントである。
逆にぎこちない英語ながら、国際人として尊敬されている日本人を何人も知っている。
(略)
ある統計によると、仕事の上で英語を必要としている人は一八パーセントに過ぎない。
基本的に英語は、中学校で全員が学んだ後、必要に迫られている人や、そんな仕事につきたい人が
猛勉強して身につければよいものである。
この場合でも教養や見識は英語より上にくる。海外駐在商社マンも日本の文化や歴史を知らないと、
しかるべき人間とみなされず商談の進まないことがある。
国をあげての英語フィーバーは、滑稽を通り越して醜態である。
為政者は、国際化だ、ボーダーレス化だ、などと軽薄な時流に乗って国民を煽(あお)るより、真に誇るべき日本の文化や情緒を子供達にしっかり学ばせ、祖国への自信と誇りを持たせることが肝要と思う。
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転載おわり
英語を勉強されていると分かると思うのですが、ちょっとやそっと勉強しただけではそうそう身につくものではありません。「すごく達者だな」と思う人は影で相当の勉強をされてきたハズです。
英語に時間をついやして国語の時間を削る。
英語も日本語も両方ともガッカリなセミリンガルを量産したいのでしょうか
実際、今度導入される小学5年生からの英語教科化に向けて朝学習
(現在では音読や読書時間など様々に活用されている)を削るしかないような状況です。
英語教育についてとりあえず詰め込みたいだけ詰め込んでしまい長文になってしまいました。
今度はもっと要領よくまとめてみたいと思います。
おつきあい有り難うございました。
(主に動画を参照に青文字でコメントを書きました)
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過去記事おわり
長いのにさらに長くなってしまい申し訳ないのですが、
いつもお世話になっている凜として愛さんのブログよりこんな記事がありましたので追記。
中高生の読解力ピンチ 文法分からず中学生43%が誤答 国立情報学研究所調査
英語より優先すべきものがあると思いませんか?