夫は拡張型心筋症のためペースメーカーをつけている
今回は二度目の交換
本来ならば心臓移植が必要だったらしいが
発生した時には60歳を超えていたので心臓移植は不可能ということになり
暫定的にペースメーカーとなったらしい
あとで分かったことだが 夫はその年の二例目だったらしい
要するに試験的に使われたと思うが
それでも命が繋がり、同じ病気で苦しむ人のためになるのなら
どんどん試してくださいと思う
今回はペースメーカーのバッテリー残量が8パーセント
(こんなことがわかるなんてびっくり)
だいたい7年ごとに取り換えらしいが
夫の場合は一回目が5年で交換
そして、今年は10年目で二回目の交換になった
約一週間の入院期間で退院となった
たぶん、これで5年間命が繋がったことになる
現在の医学の発展は本当に凄いと思うし有難い
何事もなかったように夫は普通の生活に戻った
禁止事項は車の運転、激しい運動、重いものを持つこと
最初の時に「余命5年」と言われたらしいが
受け入れたくなかったのか単に聞いていなかったのか
私には全く記憶がない
その肝心な入院期間に私は風邪をひき
入院から退院まで、一度もお見舞いに行けなかった
二人の娘が交代で病院と我が家を行き来してくれた
忘れられない一週間だった
また、5年後にその時が訪れるのだろうか
命が繋がったことに感謝するとともに
考えさせられる一週間だった