お芝居を観終わって、帰り道に娘と「難しかったね、
目の前で見るのは凄い迫力だけど、メッセージはなに?」いう話になり
歌にもお芝居にも必ずメッセージがあるはずという娘
二人ともどっぷりお芝居に入り込んでしまい、お茶もしないで
途中駅で別れた。

ほとんど感覚で生きている私、
それに比べて次女はしっかり人を観察するところがある。
慎重と言えば慎重だが、私と長女は単純明快ですぐに
人を信じてしまう。

 

原作を読んでいないし映画も観ていないので、
きちんとしたことは言えないのですが。

まずウォーリー医師がベッシーの採血をするところから
お芝居が始まります。

 

磯部万沙子さん(北村総一朗さんの奥様)が
演じられていたこの医師、原作は女性なのかな?
そして、妹のリーは二人の息子がいるが兄のハンクは
少年院にいる。「放火」をしたらしい。

弟のチャーリー、プロフィールによるとまだ中学生

かわいい感じがするが、お芝居に興味を持つことがたのもしい
母親のリーは二人を育てながら生活をする、とても
厳しい環境だと思う

 

長女のベッシーが白血病と分かり、長年会っていなかったリーが
二人の息子と一緒に、実家を訪れる。
ベッシーに心を開くハンク、最後まで顔が分からないマーヴィン、
ほっとする雰囲気のルース
マーヴィンは初めて出会う孫たちに歓喜の声
マーヴィンの工具箱を見つけて、欲しいというハンク、
それを嬉しそうに持って行っていいというベッシー。
何のこだわりもなく祖父と孫、叔母と甥、
血のつながりとは凄いものだ。

 

マーヴィンは最後まで声だけ、その役はどんなに難しいだろう。
はじめはぎくしゃくしていたベッシーとリーだったが、おしゃれな
ウイッグをプレゼントする。ただベッシーはリーからの援助は
きっぱり断る、姉としてもプライドがあるのだろうか。
それとも?これはやはり姉妹ならではの愛情と思いたい。


ベッシーに骨髄移植をするためにハンクとチャーリーは血液検査を
受けるが、残念ながら適合しない。
「人生とは必ずしもハッピーエンドにいかないもの」
これがメッセージなのだろうか。