まだまだ行きますよ~。KindleUnlimitedさん。
もう、「ありがとう~」の気持ちでいっぱいです。
私が好きな『私のベッドは騎士団長 疲れたOLに筋肉の癒しを』のこのはなさくやさんの作品です。
あらすじ:
フォーサイス公爵家の令嬢フェリシアは婚礼の前夜に階段から落ちてしまう。目覚めると婚約者のレオンハルト・カトラス伯爵(近衛騎士団の師団長)のお屋敷だったが、見知らぬ人に囲まれていた。記憶を失ってしまったのだ。目覚めても、家族も婚約者も誰も会いに来てくれない。そして学園の同級生だった婚約者の弟リヒハルトマによると、フェリシアは悪役令嬢と呼ばれ学園を追われていたらしい。だから婚約者も家族も会いに来てくれないのかと落ち込むフェリシアの前に現れたのは婚約者からの使いだと言うオイラー卿だった…。
よくある(?)記憶喪失で悪役令嬢が前世のことを思い出して…。
と言う話だと思うと、良い意味で期待を裏切られますよ~。
目覚めたら周りは知らない人ばかり。
なにも思い出せないヒロイン。
階段から落ちて何日も意識不明で、最初の3日間くらいは家族(父と兄です)も婚約者もついていてくれたらしいのですが、それ以降、目覚めたときでさえも誰も会いに来ない~。
使用人たちの中にも、ヒロインをあまり良く思っていない人たちも居ます。
そんな中で婚約者の弟が何かと気にかけてくれて話し相手になってくれます。
記憶を失う前のことをいろいろ教えてくれます。
学園で悪役令嬢と言う噂があったとか、王太子殿下の不況を飼っていたとか、婚約者ともうまくいってなかったみたいだとか…。
中でも一番気になるのは、「兄のことを怖がっていた」と言う言葉でした。
婚約者は来ないのですが、婚約者の使いの騎士、オイラー卿が一週間に一度くらい会いに来てくれています。
婚約者との間の手紙をの橋渡しをしてくれたり、街に付き添ってくれたり。
そんな暮らしをしていて、記憶が戻らないヒロインは次第に追い詰められていきます。
自分はみんなにとてもわがままな女で、そのせいで学園を追い出されて、親からも見捨てられて、婚約者にも疎まれているとおもってしまいます。
そりゃそうだぁ。誰も来ないし、事情も分からないし~。
いっぽうで婚約者のほうも、実はヒロインが結婚を嫌がって身を投げたのかと思ってしまっていたり。
そんな中でオイラー卿といるときに、媚薬を盛られてしまうヒロイン。そしてオイラー卿と…。
このままだと、全部ネタバレしちゃいそうなので、思わせぶりなところでストップしておきます(笑)。
オイラー卿とはどうなってしまうのか?
婚約者との仲はどうなってしまうのか?
ヒロインの事故は事故だったのか?
それとも誰かにやられたのか?
ヒロインは本当に悪役令嬢なのか?
ちょっとミステリーを絡めて、楽しみながら読めます。
「あ~。そうだよね。それがしっくりくる。」と言う謎解きを楽しんでください。
星は8つ
★★★★★★★★☆☆